カテゴリー: 組織学/発生学
組織学
改訂20版
北海道大学 名誉教授 阿部和厚 著
新潟大学 教授 牛木辰男 著
定価
12,100円(本体 11,000円 +税10%)
- 四六倍判 510頁
- 2019年2月 発行
- ISBN 978-4-525-11080-2
驚くほどに精密な人体組織学の神秘な世界を存分に楽しめる!
驚くほどに精密な人体組織学の世界を存分に楽しめ,総論から各論までを網羅した教科書.20版では前版を大々的にリニューアルし,模式図・顕微鏡写真(700枚以上)を収載,また,電子顕微鏡写真には着色加工を施し理解しやすく工夫した.理解を助けるために肉眼解剖のイラストも随所に掲載.定評のある機能の解説は,より充実に努めた.
- 序文
- 目次
序文
改訂20 版の序
本書の初版は1954 年に名古屋大学の戸苅近太郎により出版された.その後,改訂を重ねながら,北海道大学の伊藤 隆に受け継がれ,ついで阿部和厚が改訂を引き継ぎ,さらに,この度,牛木辰男が参加して改訂20 版の出版に至った.このように,本書は,わが国で最も長い65 年の歴史をもつ組織学の教科書ということになる.さきの改訂19 版は,初版から約50 年目の出版となったが,初版からの形を維持した改訂にとどめて,伊藤の遺志を継いだ阿部が単独で執筆した.しかし,この改訂20版では,その後の学問の進歩と時代の要請に応え,とくにこれを手にする現代の学生を意識して内容も構成も刷新することとし,阿部と牛木の共著としての大改訂を行った.
初版でも述べているように,組織学は解剖学の根幹をなし,病理学などの基礎医学,さらに臨床医学の根底を支える学問である.そして時代とともに,その知見はさらに大きく膨らみ広がっている.しかし,本書は,医学生を中心として,歯学生,獣医学生,その他の医学関連の学生をも対象にするため,その内容は教科書の範囲でまとめるようにし,できるだけ読みやすい簡明な文章を心がけた.構成は,初版以来,組織学総論として「細胞」,「組織」,各論として「各器官系」に分けて扱ってきたが,総論の内容が膨大になってきたため,新たに「組織」を4 大組織に分けるなど,項目を整理した.
また,今回の改訂では,組織像の写生図,模式図,電子顕微鏡写真などの図を多く採用し,ページをめくりながら,図を見ていくだけで,組織の各部の構造や全体像が浮かび上がるように工夫してある.
初版では,名古屋大学の戸苅教室に所属していた専属の画家,木戸史郎によって忠実に描写された光学顕微鏡の組織像が数多く採用されていた.当時の外国の組織学や病理学の教科書も顕微鏡画像を写生図で示していたが,簡単に顕微鏡写真が撮影できるようになった今日,そのような図は姿を消してきている.しかし,複雑な組織像を正しくとらえる訓練には,顕微鏡を観察しながらのスケッチは欠かせない.すなわち組織像の写生図は,一度,「理解」というフィルターを通しているだけに,わかりやすく,おおいに学習の参考になるのである.そこで本書では,墨による木戸原図を彩色し,水彩画の多くも色補正して,歴史的に価値のある組織図を新しい形で継続することにした.また,阿部による写生図も増補した.こうして本書では,光学顕微鏡による組織像は,あえて写生図を中心としてある.なお,その大部分はヒトの標本による.
さらに,模式図や電子顕微鏡写真などの新しい画像も数多く追加した.著者だけでは不足な写真については,信頼する研究者からご提供いただいた.これらの図についても多くはわかりやすさを考えて彩色をほどこした.
以上の図と写真の彩色はすべて阿部が手作業で行ったが,枚数が多いために数年を要した.
本書では,体系的ではないものの,肉眼解剖学・分子生物学・発生学・生理学・病理学との関連にも触れている.組織学の解剖学的位置づけ,分子や遺伝子との関連,機能や病気とも関連して広い視点のもとに理解できるようにするための配慮である.
組織学は肉眼では直接見えない世界を対象とするため,さまざまな手法で実体を見えるようにする努力をする.これにより眼下に広がる世界は,自然そのものであり,自然が造った美,芸術でもある.そして,その形は無限の情報を含んでいる.観察者はここから最適な情報を拾い上げ,その意味を考える.形には意味があり,さらに時間の変化から機能が見えてくる.そして,病気もまた,正常の反応の延長で理解できるだろう.
最後にこの改訂のために写真を提供くださった方々や貴重な助言をいただいた方々に,この場を借りて深謝する.また,本書の出版にあたっては,南山堂編集部の齋藤代助氏,高柳ユミ氏はじめ制作に携わった方々の大きな協力があった.心からお礼を申し上げる.
2019 年1 月
阿部和厚
牛木辰男
初版から現在までの足跡
以下,長い歴史をもつ本書の初版からの経緯をまとめておく.
この「組織学」の初版は,名古屋大学医学部の戸苅近太郎によって1954 年に出版され,戦後で日本最初の本格的な組織学の教科書となった.戸苅の長年の医学部での学生教育,組織学の研究指導を踏まえて,戦後,大学が新制となる機会に,学生に新しい組織学の学び方を提供したいというものであった.その序文には,「組織学は基礎医学の基礎をなす解剖学の根幹をなすものであり,組織学を理解せずに解剖学,病理学などの基礎医学はもちろん臨床医学の真理にも触れることはできない」と述べている.これは,まさに今日でも変わらぬ真実である.
その後,戸苅に学び,北海道大学の医学部の教授となった伊藤 隆が,1971 年に共著者に加わり改訂14 版として引き継がれ,1977 年に戸苅が逝去した後の改訂18 版からは伊藤の単著となって改訂をつづけた.伊藤もまた,本書が学生の自主的学習に役立つという思いがあった.
今回の改訂20 版の著者のひとりである阿部和厚は,伊藤が北海道大学に移ってからの最初の学生であり,学生のときから伊藤教室に出入りし,電子顕微鏡の技術などは当時の助教授の星野 洸(後の名古屋大学教授)から手ほどきを受けた.こうして,伊藤教室の大学院を終えて間もなくの改訂14 版には90 点ほどの電子顕微鏡写真と模式図を提供したが,1986 年の改訂18 版にはその数も200 点ほどとなった.同時に,阿部は1985 年に伊藤のあとを継いで北海道大学の教授となり次の改訂を託されたが,1988 年に伊藤が他界した後に,おりしも押し寄せた大学教育改革という大きな変革に深く関わることになり改訂が遅れた.その結果,改訂19 版の発刊は阿部が2002 年に北海道医療大学の教授に移動した後の2005 年となった.ただし,そこでは全文を見直し,時代を反映した加筆もしたが,初版からの体裁は継続し,伊藤と阿部の共著とした.なお,この改訂では,牛木辰男の写真提供などによる協力が加わった.牛木は,新潟大学の大学院生の頃に研究が近いことから阿部と出会い,その後,阿部教室の助教授,新潟大学の教授となった.
今回は,それから10 年以上のときが過ぎ,組織学の観察方法や研究法の進化,その後の研究の進展により,知見がさらに拡大したことを反映した改訂となった.一方で,現代において医学教育全体で扱うべき内容が膨大となってきたことで,組織学の講義や実習時間が縮小され,学生は組織学全般を効率よく自主的に学習する必要性がさらに高まってきている.また,印刷技術の進歩や学究の国際化が進み,カラーの図の多い海外の教科書の翻訳本も増えてきている.このような時代背景を踏まえながら,日本で生まれ,長く親しまれてきたこの組織学の教科書をより一層愛される書とするために,著者に牛木が参加して,すべてを刷新する全面的な大改訂を行うことになった.
本書の初版は1954 年に名古屋大学の戸苅近太郎により出版された.その後,改訂を重ねながら,北海道大学の伊藤 隆に受け継がれ,ついで阿部和厚が改訂を引き継ぎ,さらに,この度,牛木辰男が参加して改訂20 版の出版に至った.このように,本書は,わが国で最も長い65 年の歴史をもつ組織学の教科書ということになる.さきの改訂19 版は,初版から約50 年目の出版となったが,初版からの形を維持した改訂にとどめて,伊藤の遺志を継いだ阿部が単独で執筆した.しかし,この改訂20版では,その後の学問の進歩と時代の要請に応え,とくにこれを手にする現代の学生を意識して内容も構成も刷新することとし,阿部と牛木の共著としての大改訂を行った.
初版でも述べているように,組織学は解剖学の根幹をなし,病理学などの基礎医学,さらに臨床医学の根底を支える学問である.そして時代とともに,その知見はさらに大きく膨らみ広がっている.しかし,本書は,医学生を中心として,歯学生,獣医学生,その他の医学関連の学生をも対象にするため,その内容は教科書の範囲でまとめるようにし,できるだけ読みやすい簡明な文章を心がけた.構成は,初版以来,組織学総論として「細胞」,「組織」,各論として「各器官系」に分けて扱ってきたが,総論の内容が膨大になってきたため,新たに「組織」を4 大組織に分けるなど,項目を整理した.
また,今回の改訂では,組織像の写生図,模式図,電子顕微鏡写真などの図を多く採用し,ページをめくりながら,図を見ていくだけで,組織の各部の構造や全体像が浮かび上がるように工夫してある.
初版では,名古屋大学の戸苅教室に所属していた専属の画家,木戸史郎によって忠実に描写された光学顕微鏡の組織像が数多く採用されていた.当時の外国の組織学や病理学の教科書も顕微鏡画像を写生図で示していたが,簡単に顕微鏡写真が撮影できるようになった今日,そのような図は姿を消してきている.しかし,複雑な組織像を正しくとらえる訓練には,顕微鏡を観察しながらのスケッチは欠かせない.すなわち組織像の写生図は,一度,「理解」というフィルターを通しているだけに,わかりやすく,おおいに学習の参考になるのである.そこで本書では,墨による木戸原図を彩色し,水彩画の多くも色補正して,歴史的に価値のある組織図を新しい形で継続することにした.また,阿部による写生図も増補した.こうして本書では,光学顕微鏡による組織像は,あえて写生図を中心としてある.なお,その大部分はヒトの標本による.
さらに,模式図や電子顕微鏡写真などの新しい画像も数多く追加した.著者だけでは不足な写真については,信頼する研究者からご提供いただいた.これらの図についても多くはわかりやすさを考えて彩色をほどこした.
以上の図と写真の彩色はすべて阿部が手作業で行ったが,枚数が多いために数年を要した.
本書では,体系的ではないものの,肉眼解剖学・分子生物学・発生学・生理学・病理学との関連にも触れている.組織学の解剖学的位置づけ,分子や遺伝子との関連,機能や病気とも関連して広い視点のもとに理解できるようにするための配慮である.
組織学は肉眼では直接見えない世界を対象とするため,さまざまな手法で実体を見えるようにする努力をする.これにより眼下に広がる世界は,自然そのものであり,自然が造った美,芸術でもある.そして,その形は無限の情報を含んでいる.観察者はここから最適な情報を拾い上げ,その意味を考える.形には意味があり,さらに時間の変化から機能が見えてくる.そして,病気もまた,正常の反応の延長で理解できるだろう.
最後にこの改訂のために写真を提供くださった方々や貴重な助言をいただいた方々に,この場を借りて深謝する.また,本書の出版にあたっては,南山堂編集部の齋藤代助氏,高柳ユミ氏はじめ制作に携わった方々の大きな協力があった.心からお礼を申し上げる.
2019 年1 月
阿部和厚
牛木辰男
初版から現在までの足跡
以下,長い歴史をもつ本書の初版からの経緯をまとめておく.
この「組織学」の初版は,名古屋大学医学部の戸苅近太郎によって1954 年に出版され,戦後で日本最初の本格的な組織学の教科書となった.戸苅の長年の医学部での学生教育,組織学の研究指導を踏まえて,戦後,大学が新制となる機会に,学生に新しい組織学の学び方を提供したいというものであった.その序文には,「組織学は基礎医学の基礎をなす解剖学の根幹をなすものであり,組織学を理解せずに解剖学,病理学などの基礎医学はもちろん臨床医学の真理にも触れることはできない」と述べている.これは,まさに今日でも変わらぬ真実である.
その後,戸苅に学び,北海道大学の医学部の教授となった伊藤 隆が,1971 年に共著者に加わり改訂14 版として引き継がれ,1977 年に戸苅が逝去した後の改訂18 版からは伊藤の単著となって改訂をつづけた.伊藤もまた,本書が学生の自主的学習に役立つという思いがあった.
今回の改訂20 版の著者のひとりである阿部和厚は,伊藤が北海道大学に移ってからの最初の学生であり,学生のときから伊藤教室に出入りし,電子顕微鏡の技術などは当時の助教授の星野 洸(後の名古屋大学教授)から手ほどきを受けた.こうして,伊藤教室の大学院を終えて間もなくの改訂14 版には90 点ほどの電子顕微鏡写真と模式図を提供したが,1986 年の改訂18 版にはその数も200 点ほどとなった.同時に,阿部は1985 年に伊藤のあとを継いで北海道大学の教授となり次の改訂を託されたが,1988 年に伊藤が他界した後に,おりしも押し寄せた大学教育改革という大きな変革に深く関わることになり改訂が遅れた.その結果,改訂19 版の発刊は阿部が2002 年に北海道医療大学の教授に移動した後の2005 年となった.ただし,そこでは全文を見直し,時代を反映した加筆もしたが,初版からの体裁は継続し,伊藤と阿部の共著とした.なお,この改訂では,牛木辰男の写真提供などによる協力が加わった.牛木は,新潟大学の大学院生の頃に研究が近いことから阿部と出会い,その後,阿部教室の助教授,新潟大学の教授となった.
今回は,それから10 年以上のときが過ぎ,組織学の観察方法や研究法の進化,その後の研究の進展により,知見がさらに拡大したことを反映した改訂となった.一方で,現代において医学教育全体で扱うべき内容が膨大となってきたことで,組織学の講義や実習時間が縮小され,学生は組織学全般を効率よく自主的に学習する必要性がさらに高まってきている.また,印刷技術の進歩や学究の国際化が進み,カラーの図の多い海外の教科書の翻訳本も増えてきている.このような時代背景を踏まえながら,日本で生まれ,長く親しまれてきたこの組織学の教科書をより一層愛される書とするために,著者に牛木が参加して,すべてを刷新する全面的な大改訂を行うことになった.
目次
はじめに
A 組織学とは
B 組織学的観察法の概要
1.光学顕微鏡による観察
2.透過光観察のための光学顕微鏡
3.電子顕微鏡による観察
4.原子間力顕微鏡による観察
5.超解像顕微鏡による観察
1章 細 胞
[細胞の構造 ]
A 細胞質
1.細胞膜
2.被覆小胞
3.エンドソーム
4.ミトコンドリア
5.リボソーム
6.小胞体
7.ゴルジ装置
8.リソソーム
9.ペルオキシソーム
10.プロテアソーム
11.細胞骨格
12.中心体
13.細胞質封入体
14.結晶様封入体
B 核 32
1.核の一般形態
2.核の構造
[細胞分裂]
A有糸分裂
1.分裂の経過
2.染色体
B減数分裂
1.第一分裂
2.第二分裂
[細胞の退化と死]
A 核に現れる変化
B 細胞質に現れる変化
C ネクローシスとアポトーシス
1.ネクローシス
2.アポトーシス
2章 上皮組織
[表面上皮]
A 上皮細胞の形態による分類
1.扁平上皮
2.円柱上皮
3.立方上皮
B 上皮細胞の配列による分類
1.単層上皮
2.重層上皮
3.多列上皮
4.移行上皮
[上皮細胞の表面構造]
A 自由面の構造
1.微絨毛
2.小皮縁と刷子縁
3.不動毛
4.繊毛
5.鞭毛
B 隣接面の構造
1.複合連結
C 基底面の構造
1.細胞膜の基底陥入
2.ヘミデスモソーム
3.基底膜
[腺上皮]
A 腺細胞の構造
B 腺の分類
1.上皮内腺
2.上皮外腺
C 外分泌腺の構造
1.終末部
2.導管
D 外分泌腺の分類
1.終末部の形態による分類
2.導管の形態による分類
3.分泌物の性状による分類
4.構成による分類
5. 腺細胞における分泌物の放出機転による分類
3章 結合・支持組織
[結合組織]
A 結合組織の構成要素
1.無定形質
2.結合組織線維
3.結合組織細胞
B 結合組織の種類
1.間葉組織
2.膠様組織
3.線維性結合組織
4.脂肪組織
5.弾性組織
6.色素組織
7.細網組織
[軟骨組織]
A 硝子軟骨
1.軟骨細胞
2.軟骨基質
B 弾性軟骨
C 線維軟骨
D 軟骨様組織
E 軟骨の発生と成長
F 軟骨組織の加齢変化
1.石灰化
2.骨化
3.石綿変性
4.修復能
[骨組織]
A 骨組織の構造
1.骨基質
B 骨組織の構築
1.ハバース層板
2.介在層板
3.外環状層板と内環状層板
C 骨の細胞
1.骨芽細胞
2.骨細胞
3.破骨細胞
4章 筋組織
[骨格筋組織]
1.骨格筋細胞
2.赤筋線維と白筋線維
[心筋組織]
1.筋原線維と筋小胞体
2.介在板
3.伝導心筋細胞
[平滑筋組織]
5章 神経組織
[神経細胞]
A 神経細胞の分類
1.無極神経細胞
2.単極神経細胞
3.双極神経細胞
4.多極神経細胞
B 神経細胞の構造
1.神経原線維
2.ニッスル小体
3.色素
4.分泌顆粒
C 神経細胞の突起
1.樹状突起
2.軸索突起
[神経線維]
A 神経線維の構造
1.軸索
2.髄鞘
B 神経線維の種類
1.無鞘無髄神経線維
2.有鞘無髄神経線維
3.無鞘有髄神経線維
4.有鞘有髄神経線維
[シナプス]
A シナプスの構造
B 神経伝達物質
1.伝達物質の放出
[グリア]
A 中枢性グリア細胞
1.上衣
2.固有グリア
B 末梢性膠細胞
6章 脈管系
[血管系]
A 血管壁の基本的構造
B 毛細血管
1.毛細血管の構造
2.毛細血管の種類
3.毛細血管の機能
C 動脈
1.細動脈
2.小動脈
3.中動脈
4.大動脈
5.動脈の加齢変化
D 静脈
1.細静脈
2.小静脈
3.中静脈
4.大静脈
E 動静脈の吻合
F 心臓
1.心臓壁の構造
2.心臓の弁
3.心臓骨格
4.刺激伝導系
5.心膜
6.心臓の脈管・神経
[リンパ管系]
1.毛細リンパ管
2.リンパ管
7章 血 液
[血液]
A 血球
1.赤血球
2.白血球
3.血小板
4.血漿
5.リンパ
8章 造血と骨髄
[造血]
A 造血系細胞
B 血球の起源
1.多能性造血幹細胞
2.未分化造血前駆細胞
3.造血前駆細胞
4.成熟血液細胞
5.造血成長因子
C 赤血球生成
1.前赤芽球
2.好塩基性赤芽球
3.多染性赤芽球
4.正染性赤芽球
D 顆粒球生成
1.骨髄芽球
2.前骨髄球
3.骨髄球
4.後骨髄球
E 巨核球生成と血小板生成
1.巨核球生成
2.血小板生成
F 単球生成
G リンパ球生成
1.B リンパ球の生成
2.T リンパ球前駆細胞の生成
[骨髄]
骨髄の構造
9章 免疫系とリンパ器官
[免疫系]
A 自然免疫
B 獲得免疫
1.液性免疫反応
2.細胞性免疫反応
C リンパ球と表面マーカー
D リンパ組織
1.びまん性リンパ組織
2.リンパ小節
3.リンパ器官
E 胸腺
胸腺の構造
F リンパ節
リンパ節の構造
G 脾臓
脾臓の構造
10章 内分泌系
[内分泌腺]
A 下垂体
1.前葉(主部)
2.隆起部
3.中間部
4.神経下垂体
B 松果体
C 甲状腺
D 上皮小体
E 副腎
F パラガングリオン
1.交感性パラガングリオン
2.副交感性パラガングリオン
11章 神経系
[中枢神経系]
A 脊髄
1.灰白質
2.白質
B 脳幹
C 小脳
1.小脳皮質
2.小脳髄質
3.小脳のグリア
D 大脳
1.大脳皮質
2.新皮質
3.不等皮質
4.大脳辺縁系と海馬
5.大脳髄質と大脳基底核
E 髄膜と脈絡叢
1.髄膜
2.脳室と脈絡叢
F 中枢神経系の血管
[末梢神経系]
A 末梢神経節
1.脳脊髄神経節
2.自律神経節
B 末梢神経
C 末梢神経終末
1.遠心性終末
2.求心性終末
12章 外 皮
A 皮膚
1.表皮
2.真皮
3.皮下組織
B 皮膚の付属器
1.毛
2.爪
3.皮膚腺
13章 感覚器系
[視覚器]
A 眼球
1.眼球線維膜
2.眼球血管膜
3.眼球内膜
4.水晶体
5.硝子体
6.眼房水
B 視神経
C 副眼器
1.眼瞼および結膜
2.涙器
[平衡聴覚器]
A 外耳
1.耳介
2.外耳道
B 中耳
1.鼓膜
2.鼓室
3.耳管
C 内耳
1.骨迷路
2.膜迷路
3.前庭迷路
4.蝸牛迷路
[嗅覚器]
1.嗅粘膜
[味覚器]
1.味蕾
14章 運動器系
[骨格系]
A 骨
B 骨の連結(関節)
C 骨発生
1.骨発生の様式
2.長骨骨幹の骨化
[筋系]
A 筋
B 腱
C 筋系の補助装置
15章 消化器系
[消化管]
A 消化管の一般構造
B 口腔
C 口唇
D 頬
E 口蓋
F 舌
G 口蓋扁桃
H 唾液腺
1.小唾液腺
2.大唾液腺
I 歯
1.歯の構造
2.歯の発生
J 咽頭
K 食道
L 胃
M 小腸
N 大腸
1.虫垂
2.肛門管
[消化腺]
A 肝臓
B 肝外胆路と胆嚢
1.肝外胆路
2.胆嚢
C 膵臓
16章 呼吸器系
[気道]
A 鼻腔
B 喉頭
C 気管と気管支
[呼吸部]
A 肺
17章 泌尿器系
[腎臓]
1.腎臓の構造
2.ネフロンと集合管
[尿路]
A 腎盂・尿管および膀胱
1.腎盂
2.尿管
3.膀胱
B 尿道
1.男性の尿道
2.女性の尿道
18章 男性生殖器系
A 精巣
1.精巣間質
2.精細管
3.精子発生
B 精巣上体と精管
1.精巣上体
2.精管
C 副生殖腺
1.精嚢
2.前立腺
3.尿道球腺
4.精液
D 陰茎と陰嚢
1.陰茎
2.陰嚢
3.生殖器系の発生
19章 女性生殖器系
A 卵巣
1.卵巣皮質
2.卵巣髄質
3.卵巣の脈管・神経
4.胎生組織の遺残
B 卵管
C 子宮
D 胎盤と臍帯
1.胎盤
2.臍帯
E 腟
F 女性外陰部
A 組織学とは
B 組織学的観察法の概要
1.光学顕微鏡による観察
2.透過光観察のための光学顕微鏡
3.電子顕微鏡による観察
4.原子間力顕微鏡による観察
5.超解像顕微鏡による観察
1章 細 胞
[細胞の構造 ]
A 細胞質
1.細胞膜
2.被覆小胞
3.エンドソーム
4.ミトコンドリア
5.リボソーム
6.小胞体
7.ゴルジ装置
8.リソソーム
9.ペルオキシソーム
10.プロテアソーム
11.細胞骨格
12.中心体
13.細胞質封入体
14.結晶様封入体
B 核 32
1.核の一般形態
2.核の構造
[細胞分裂]
A有糸分裂
1.分裂の経過
2.染色体
B減数分裂
1.第一分裂
2.第二分裂
[細胞の退化と死]
A 核に現れる変化
B 細胞質に現れる変化
C ネクローシスとアポトーシス
1.ネクローシス
2.アポトーシス
2章 上皮組織
[表面上皮]
A 上皮細胞の形態による分類
1.扁平上皮
2.円柱上皮
3.立方上皮
B 上皮細胞の配列による分類
1.単層上皮
2.重層上皮
3.多列上皮
4.移行上皮
[上皮細胞の表面構造]
A 自由面の構造
1.微絨毛
2.小皮縁と刷子縁
3.不動毛
4.繊毛
5.鞭毛
B 隣接面の構造
1.複合連結
C 基底面の構造
1.細胞膜の基底陥入
2.ヘミデスモソーム
3.基底膜
[腺上皮]
A 腺細胞の構造
B 腺の分類
1.上皮内腺
2.上皮外腺
C 外分泌腺の構造
1.終末部
2.導管
D 外分泌腺の分類
1.終末部の形態による分類
2.導管の形態による分類
3.分泌物の性状による分類
4.構成による分類
5. 腺細胞における分泌物の放出機転による分類
3章 結合・支持組織
[結合組織]
A 結合組織の構成要素
1.無定形質
2.結合組織線維
3.結合組織細胞
B 結合組織の種類
1.間葉組織
2.膠様組織
3.線維性結合組織
4.脂肪組織
5.弾性組織
6.色素組織
7.細網組織
[軟骨組織]
A 硝子軟骨
1.軟骨細胞
2.軟骨基質
B 弾性軟骨
C 線維軟骨
D 軟骨様組織
E 軟骨の発生と成長
F 軟骨組織の加齢変化
1.石灰化
2.骨化
3.石綿変性
4.修復能
[骨組織]
A 骨組織の構造
1.骨基質
B 骨組織の構築
1.ハバース層板
2.介在層板
3.外環状層板と内環状層板
C 骨の細胞
1.骨芽細胞
2.骨細胞
3.破骨細胞
4章 筋組織
[骨格筋組織]
1.骨格筋細胞
2.赤筋線維と白筋線維
[心筋組織]
1.筋原線維と筋小胞体
2.介在板
3.伝導心筋細胞
[平滑筋組織]
5章 神経組織
[神経細胞]
A 神経細胞の分類
1.無極神経細胞
2.単極神経細胞
3.双極神経細胞
4.多極神経細胞
B 神経細胞の構造
1.神経原線維
2.ニッスル小体
3.色素
4.分泌顆粒
C 神経細胞の突起
1.樹状突起
2.軸索突起
[神経線維]
A 神経線維の構造
1.軸索
2.髄鞘
B 神経線維の種類
1.無鞘無髄神経線維
2.有鞘無髄神経線維
3.無鞘有髄神経線維
4.有鞘有髄神経線維
[シナプス]
A シナプスの構造
B 神経伝達物質
1.伝達物質の放出
[グリア]
A 中枢性グリア細胞
1.上衣
2.固有グリア
B 末梢性膠細胞
6章 脈管系
[血管系]
A 血管壁の基本的構造
B 毛細血管
1.毛細血管の構造
2.毛細血管の種類
3.毛細血管の機能
C 動脈
1.細動脈
2.小動脈
3.中動脈
4.大動脈
5.動脈の加齢変化
D 静脈
1.細静脈
2.小静脈
3.中静脈
4.大静脈
E 動静脈の吻合
F 心臓
1.心臓壁の構造
2.心臓の弁
3.心臓骨格
4.刺激伝導系
5.心膜
6.心臓の脈管・神経
[リンパ管系]
1.毛細リンパ管
2.リンパ管
7章 血 液
[血液]
A 血球
1.赤血球
2.白血球
3.血小板
4.血漿
5.リンパ
8章 造血と骨髄
[造血]
A 造血系細胞
B 血球の起源
1.多能性造血幹細胞
2.未分化造血前駆細胞
3.造血前駆細胞
4.成熟血液細胞
5.造血成長因子
C 赤血球生成
1.前赤芽球
2.好塩基性赤芽球
3.多染性赤芽球
4.正染性赤芽球
D 顆粒球生成
1.骨髄芽球
2.前骨髄球
3.骨髄球
4.後骨髄球
E 巨核球生成と血小板生成
1.巨核球生成
2.血小板生成
F 単球生成
G リンパ球生成
1.B リンパ球の生成
2.T リンパ球前駆細胞の生成
[骨髄]
骨髄の構造
9章 免疫系とリンパ器官
[免疫系]
A 自然免疫
B 獲得免疫
1.液性免疫反応
2.細胞性免疫反応
C リンパ球と表面マーカー
D リンパ組織
1.びまん性リンパ組織
2.リンパ小節
3.リンパ器官
E 胸腺
胸腺の構造
F リンパ節
リンパ節の構造
G 脾臓
脾臓の構造
10章 内分泌系
[内分泌腺]
A 下垂体
1.前葉(主部)
2.隆起部
3.中間部
4.神経下垂体
B 松果体
C 甲状腺
D 上皮小体
E 副腎
F パラガングリオン
1.交感性パラガングリオン
2.副交感性パラガングリオン
11章 神経系
[中枢神経系]
A 脊髄
1.灰白質
2.白質
B 脳幹
C 小脳
1.小脳皮質
2.小脳髄質
3.小脳のグリア
D 大脳
1.大脳皮質
2.新皮質
3.不等皮質
4.大脳辺縁系と海馬
5.大脳髄質と大脳基底核
E 髄膜と脈絡叢
1.髄膜
2.脳室と脈絡叢
F 中枢神経系の血管
[末梢神経系]
A 末梢神経節
1.脳脊髄神経節
2.自律神経節
B 末梢神経
C 末梢神経終末
1.遠心性終末
2.求心性終末
12章 外 皮
A 皮膚
1.表皮
2.真皮
3.皮下組織
B 皮膚の付属器
1.毛
2.爪
3.皮膚腺
13章 感覚器系
[視覚器]
A 眼球
1.眼球線維膜
2.眼球血管膜
3.眼球内膜
4.水晶体
5.硝子体
6.眼房水
B 視神経
C 副眼器
1.眼瞼および結膜
2.涙器
[平衡聴覚器]
A 外耳
1.耳介
2.外耳道
B 中耳
1.鼓膜
2.鼓室
3.耳管
C 内耳
1.骨迷路
2.膜迷路
3.前庭迷路
4.蝸牛迷路
[嗅覚器]
1.嗅粘膜
[味覚器]
1.味蕾
14章 運動器系
[骨格系]
A 骨
B 骨の連結(関節)
C 骨発生
1.骨発生の様式
2.長骨骨幹の骨化
[筋系]
A 筋
B 腱
C 筋系の補助装置
15章 消化器系
[消化管]
A 消化管の一般構造
B 口腔
C 口唇
D 頬
E 口蓋
F 舌
G 口蓋扁桃
H 唾液腺
1.小唾液腺
2.大唾液腺
I 歯
1.歯の構造
2.歯の発生
J 咽頭
K 食道
L 胃
M 小腸
N 大腸
1.虫垂
2.肛門管
[消化腺]
A 肝臓
B 肝外胆路と胆嚢
1.肝外胆路
2.胆嚢
C 膵臓
16章 呼吸器系
[気道]
A 鼻腔
B 喉頭
C 気管と気管支
[呼吸部]
A 肺
17章 泌尿器系
[腎臓]
1.腎臓の構造
2.ネフロンと集合管
[尿路]
A 腎盂・尿管および膀胱
1.腎盂
2.尿管
3.膀胱
B 尿道
1.男性の尿道
2.女性の尿道
18章 男性生殖器系
A 精巣
1.精巣間質
2.精細管
3.精子発生
B 精巣上体と精管
1.精巣上体
2.精管
C 副生殖腺
1.精嚢
2.前立腺
3.尿道球腺
4.精液
D 陰茎と陰嚢
1.陰茎
2.陰嚢
3.生殖器系の発生
19章 女性生殖器系
A 卵巣
1.卵巣皮質
2.卵巣髄質
3.卵巣の脈管・神経
4.胎生組織の遺残
B 卵管
C 子宮
D 胎盤と臍帯
1.胎盤
2.臍帯
E 腟
F 女性外陰部