書籍カテゴリー:生理学|基礎看護学

これならわかる 要点 生理学
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これならわかる 要点 生理学

1版

  • 札幌医科大学教授 當瀬 規嗣 著

定価:3,024円(本体2,800円+税8%)

  • A5判 262頁
  • 2007年11月 発行
  • ISBN978-4-525-12101-3

概要

「これならわかる要点解剖学」の姉妹書.理学・作業療法,言語聴覚,柔道整復,鍼灸などの国家試験出題基準に準拠.各項目をわかりやすくまとめた要点,図と対応したポイント解説は,開いたそのページで完結の見開き構成.複雑な生理学の知識を整理できる本書は,医学生,薬学生,歯学生,看護学生などにおいても生理学を確認できる一冊.

序文

医療関係の資格取得を目指す学生さんたちにとって,生理学は大きく立ちはだかる難関です.直接,学生さんたちに感想を聞くと,「全く分からない」「授業を聞いて分かったつもりでも,試験では点数が取れない」「本を読んでいるうちに混乱する」「覚えることが多くて追いつかない」「どこまで勉強するべきなのか見えない」などなど,生理学を教える者としては衝撃の内容です.では,どうすればよいのか.もちろん地道に勉強することなのですが,闇雲にやっても効率は上がりません.生理学が難しく感じる原因の一つは,生理学が機能を扱っているので,解剖学や病理学など形態を扱うものと違って実感を伴わず,頭の中でイメージが作りにくいことだと思います.実験が出来ればいいのですが,専門学校などでは,なかなか難しいのが現状でしょう.そこで,イメージを作るための本を企画したのが本書です.文章だけに頼らず,図や表など視覚に訴えて,事象を勉強するためのイメージをつかんでもらうことを考えたわけです.開いたページに図と要点の文章を並べましたので,図を見ながら要点を確認するように使ってみてください.
本書は,柔道整復師国家試験の受験を前提として作りましたので,同試験の出題基準にのっとっていますが,他の分野でも十分お使いになれると考えています.
本書は南山堂の強力なバックアップで,ようやく世に出ることになりました.いつものことながら,辛抱強く遅筆の私を励まし続けてくれた南山堂編集部の齋藤代助氏に御礼を申し上げます.
生理学好きの医療関係者が少しでも増えることを祈って.


2007年 初秋
當瀬規嗣



目次

 CHAPTER 1 生理学の基礎
  細胞と内部環境
  細胞膜の構造と機能
  体液の区分と組成

 CHAPTER 2 血液と循環
  血液の組成と働き
  血液凝固
  輸血と血液型
  心臓と循環機能
  心筋細胞の性質,種類
  心周期に伴う諸現象
  心電図
  血管の構造と働き
  血 圧
  リンパ管とリンパ液
  循環系の神経性調節
  循環系の体液性調節

 CHAPTER 3 呼吸
  呼吸器系の構造
  換気と胸腔内圧
  換気量と残気量
  肺胞換気量と死腔
  表面張力とコンプライアンス
  ガス交換
  酸素の運搬
  二酸化炭素の運搬
  呼吸調節

 CHAPTER 4 栄養と代謝
  栄養素の構成
  糖質の代謝
  タンパク質の代謝
  脂質の代謝
  無機質,ビタミン,高エネルギー
  エネルギー代謝,基礎代謝

 CHAPTER 5 消化と吸収
  消化器系の役割と構成
  神経支配
  消化管運動
  消化液の分泌とその調節
  胃液の分泌機序
  栄養素の消化
  栄養素の吸収
  消化管ホルモン
  肝臓,胆道系の構造と機能
  肝臓の働き
  胆汁の働き

 CHAPTER 6 体温とその調節
  体温とその変動
  熱産生と熱の放散
  体温調節
  うつ熱,発熱,気候馴化

 CHAPTER 7 尿の生成と排泄
  腎臓の構造
  糸球体ろ過
  尿細管の再吸収
  尿細管の分泌
  体液量の調節
  体液浸透圧の調節
  尿の産生と排尿反射

 CHAPTER 8 内分泌
  ホルモンの一般的性質
  視床下部のホルモン
  下垂体前葉のホルモン
  下垂体後葉のホルモン
  甲状腺ホルモン
  糖質コルチコイド(副腎皮質ホルモン)
  電解質コルチコイドと性ホルモン
  副腎髄質ホルモン
  性ホルモン
  膵臓のホルモン

 CHAPTER 9 生殖
  染色体と性の分化
  男性生殖器
  女性生殖器,卵巣の機能
  月経周期
  妊 娠
  分娩,授乳

 CHAPTER 10 骨の生理
  骨の形成と再吸収
  ビタミンD
  上皮小体ホルモン
  カルシトニン

 CHAPTER 11 神経
  ニューロンと膜電位
  活動電位の成り立ち
  活動電位の特徴
  興奮伝導
  興奮伝導の特徴
  シナプス伝達
  シナプス伝達の特徴
  神経系の成り立ちと末梢神経
  反射と反射弓
  脊髄と脊髄神経
  脳神経
  体性神経系と自律神経系
  交感神経系
  副交感神経系
  視床下部の機能
  骨格筋の感覚と制御
  脊髄反射
  脳幹反射
  小脳の機能
  運動における大脳基底核の機能
  運動野
  錐体路
  大脳皮質と高次機能
  脳波と意識レベル
  睡眠の仕組み
  言語,認知,記憶

 CHAPTER 12 筋肉の機能
  骨格筋の構造
  筋収縮機構
  興奮収縮連関
  骨格筋収縮の特徴
  筋収縮のエネルギー源
  筋電図,平滑筋,心筋

 CHAPTER 13 感覚の生理
  感覚器の働き,種類
  視覚器の構成と機能
  屈折,調節,光量調節
  網膜の特性
  視覚伝導路
  聴覚器の構成と機能
  可聴範囲と聴覚伝導路
  平衡感覚
  味覚,嗅覚
  体性感覚
  内臓感覚

  索 引