書籍カテゴリー:病原微生物学

病原真菌と真菌症
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病原真菌と真菌症

第4版

  • 帝京大学名誉教授 山口 英世 著

定価:5,292円(本体4,900円+税8%)

  • 四六倍判 279頁
  • 2007年11月 発行
  • ISBN978-4-525-16524-6

概要

臨床的に問題となる全ての病原真菌と,それが引き起こす真菌症の発症メカニズムから,治療,予防までを第一人者が総合的に解説.本改訂では,真菌症ガイドライン改定版「ガイドライン2007」に基づく治療法と最新薬剤情報を加え,一層の内容充実をはかった.オールカラーの写真や図表を豊富に掲載,医真菌学を学ぶ幅広い読者のニーズに応える最良最適のテキスト!

序文

本書もこのところ改訂のペースが早まり,ほぼ1年おきに版を改めるようになった.医真菌学の多くの分野で研究にますます拍車がかかり,有益な新知見,データ,エビデンスなどが従来を上回る勢いで増え続けているからにほかならない.加えて,今回改訂を急いだ背景には,もう一つ特別な国内事情がある.それは前版(改訂3版,2005年)の刊行後に,アムホテリシンBのリポソーム製剤,イトラコナゾールの静注剤といった新規抗真菌薬製剤がようやく臨床導入を果し,しかもこれらの薬剤については高リスク患者に対する経験的治療が事実上承認されるなど,深在性真菌症の治療戦略に大きな変更を迫る事態が生じたことである.この状況に対応すべく,本年2月に「深在性真菌症の診断・治療ガイドライン2007」が発表され,新しい真菌症マネジメントの基本方針が提示されるに至った.
このようなタイミングで刊行された本版は,当然ながら2007年版ガイドラインを色濃く反映するものとなった.無論,今回の追加・変更は決してそれだけにとどまらず,本書の各章すべてにわたっている.しかし改訂のために新たに集めた少なからぬ文献・資料を眺めてみると,内容はますます専門化,複雑化し,矛盾や混乱も多々認められる.
それを整然ととりまとめることは困難を通り越して不可能に近く,結局は私自身が理解でき,妥当と判断できるものに限ってとり上げざるを得なかった.この点は著者の非力に免じてご容赦いただきたい.
本版の作製にあたっては,記載内容の刷新もさることながら,体裁の面でも何かしら雰囲気を変えたいと考えたあげく,各章のタイトル頁を真菌光顕像の挿し絵で飾ることにした.このアイデアは以前から温めていたのであるが,幸い著者が高校時代に机を並べた友人で素人はだしの画才の持ち主である山川和男氏が快く引き受けて下さったので今回ようやく実現した.画かれた真菌はあくまで造形的面白さという観点で選んだものであることをおことわりしておく.山川氏は,実物など見たこともない真菌の写真を前にさぞかし苦労されたことと思うが,どの挿し絵をとっても私の予想をはるかに超えた見事な出来映えであり,本版にこの上ない彩りを添えて下さったことに心から感謝したい.
最後に,前版に引き続いて貴重な写真,データなどのご提供を賜った諸先生,ならびに原稿の仕上げ作業に労を惜しまなかった大井昭子さんをはじめ多くの方々の温かいご支援に対して厚く御礼申し上げる.


2007年 初秋
山口 英世



目次

I プロローグ

 A.真菌と人間生活とのかかわり,その医学的重要性
 B.真菌学・医真菌学の歴史と発展

II 病原真菌の生物学

1.生物群としての真菌の特徴
2.真菌の形態と発育
 A.栄養型と休止型
 B.真菌の栄養型:菌糸と単細胞(酵母細胞)
 C.菌糸の形態学的特徴
 D.菌糸の形成と伸長発育
 E.菌糸の機能的分化
 F.糸状菌のコロニー
 G.酵母の発育パターン
 H.二形性真菌の発育と細胞形態変換
3.真菌の生殖と生活環
 A.有性胞子の形成様式と形態学的特徴
 B.無性胞子の形成様式と形態学的特徴
 C.胞子形成様式と生活環の関係
4.真菌細胞の構造と機能
 A.基本的な細胞構造と遺伝システム
 B.細胞膜
 C.細胞壁
  a.細胞壁骨格多糖
  b.細胞壁タンパク質
  c.水溶性多糖
  d.メラニン
  e.細胞壁多糖の診断的応用
 D.莢 膜
5.真菌の栄養と代謝
 A.栄養要求性
 B.エネルギー代謝
 C.真菌に特徴的な代謝または機能分子
  a.エルゴステロール生合成系
  b.二次代謝とその産物
  c.グリオキシル酸回路
  d.細胞壁多糖生合成系
  e.糖アルコール
  f.メラニン生合成系
  g.ファルネソール
6.真菌のゲノム
7.真菌の分類と命名法
 A.テレオモルフに基づく病原真菌の分類学的群別
 B.病原真菌の分類と同定
 C.真菌の命名法

III 真菌症の疫学と感染機序

1.真菌症のカテゴリー
 A.深在性真菌症
  a.(日和見感染型)深在性真菌症
  b.地域流行型真菌症/輸入真菌症
 B.表在性真菌症
 C.深部皮膚真菌症
2.真菌症の疫学
 A.わが国における発生状況
  a.(日和見感染型)深在性真菌症
  b.地域流行型真菌症/輸入真菌症
  c.表在性真菌症
  d.深部皮膚真菌症
 B.感染源となる真菌の生息環境
  a.自然環境
  b.ヒ ト
  c.動 物
  d.食品・水
 C.院内感染の感染源
 D.伝播様式
  a.空気伝播
  b.接触伝播
  c.輸液・注射液を介する伝播
3.真菌の病原因子
 A.Candida属菌の病原因子
  a.接着因子
  b.細胞形態変換とその付随事象を制御する病原因子
  c.分泌性加水分解酵素
 B.Cr. neoformansの病原因子
  a.宿主防御の回避に働く病原因子
  b.他の病原因子の発現を調節する病原因子
  c.不適環境への適応を促す病原因子
 C.A. fumigatusの病原因子
  a.接着因子
  b.分泌性加水分解酵素
  c.抗酸化物質
  d.毒 素
  e.二成分ヒスチジンキナーゼ系
 D.地域流行型真菌症原因菌の病原因子
 E.接合菌の病原因子
 F.皮膚糸状菌の病原因子
 G.黒色真菌の病原因子
4.真菌に対する宿主防御
 A.自然バリア
  a.機械的バリア
  b.化学的バリア
  c.微生物学的バリア
 B.自然免疫系の細胞と液性因子
  a.食細胞
  b.非食細胞
  c.補 体
  d.抗 体
 C.自然免疫応答の作動プロセス
  a.病原真菌の認識とそのメカニズム
  b.ケモカインとサイトカインの放出
  c.食細胞のエフェクターメカニズム
 D.サイトカインなどを介した自然免疫と獲得免疫の関連
 E.各タイプの真菌症のリスク因子

IV 真菌症の診断法

1.真菌症の診断とそれに必要な検査法
2.深在性真菌症診断の問題点と対策の現状
3.真菌学的検査法
 A.顕微鏡検査
  a.直接鏡検
  b.病理組織学的検査
 B.培養検査
  a.分離培養
   1)分離/選択培地と培養実施の基本
   2)血液培養
   3)その他の検体の培養
   4)監視培養
  b.培養検査による菌種同定
   1)形態学的検査法
   2)生化学的検査法
   3)血清学的検査法
   4)分子生物学的検査法
   5)バイオハザードに関する注意点
   6)原因菌の決定
  c.検査の全体的な流れ
4.補助診断法(1):血清診断法
 A.診断マーカーとその検出法
 B.診断マーカーとしての真菌成分の特異性
 C.カンジダ症の血清診断法
  a.Candida特異抗原とくにマンナン抗原の検出系
  b.Candida特異的代謝産物:D-アラビニトールの検出系
 D.アスペルギルス症の血清診断法
  a.抗Aspergillus抗体の検出系
  b.Aspergillus特異抗原:ガラクトマンナン抗原の検出系
 E.クリプトコックス症の血清診断法
 F.トリコスポロン症の血清診断法
 G.その他の真菌症の血清診断法
 H.真菌共通細胞壁成分:β−1, 3−グルカンをマーカーとする血清診断法99
 I.血清診断法の有用性と限界
5.補助診断法(2):遺伝子診断法
 A.真菌症遺伝子診断法としてのPCR法の有用性
 B.リアルタイムPCR法とその利用
 C.国内で利用可能な遺伝子診断法
6.診断の確実性のカテゴリー化

V 真菌症の化学療法薬(抗真菌薬)

1.真菌症化学療法の2つのカテゴリー(全身療法と局所療法)
2.深在性真菌症治療用の抗真菌薬
 A.開発の歴史と現状
  a.抗真菌化学療法の夜明け前の時代(1950年代まで)
  b.AMPHからイミダゾール系抗真菌薬までの時代(1960年代から1970年代)
  c.トリアゾール系抗真菌薬出現の時代(1980年代)
  d.抗真菌薬多様化の時代(1990年代から現在へ)
 B.感受性試験とその役割
  a.酵母の抗真菌薬感受性試験法
   1)CLSI M27標準法の方法論と臨床的意義
   2)各種抗真菌薬についてのin vitro‐in vivo相関性および感受性ブレークポイント
   3)Candida属菌 のトレーリング発育株とCLSI M27−Aガイドラインの改訂
   4)わが国で提案されている標準法
   5)わが国で市販されているMIC測定キット
   6)キャンディン系薬のパラドックス効果
  b.糸状菌の抗真菌薬感受性試験法
 C.Candidaのバイオフィルム形成と抗真菌薬感受性
  a.バイオフィルムの臨床的側面
  b.バイオフィルムの抗真菌薬耐性
  c.バイオフィルム形成とクオラムセンシング
  d.バイオフィルム形成と病原性との関連
 D.治療効果の評価指標
  a.in vitro指標
  b.薬力学的指標
 E.アゾール系抗真菌薬
  a.概 論
   1)種 類
   2)作用メカニズム
   3)in vitro抗真菌活性
   4)耐 性
   5)相互作用
  b.ミコナゾール(MCZ)
   1)製 剤
   2)薬物動態と代謝
   3)適用と用法・用量
   4)副作用
  c.フルコナゾール(FLCZ)/ホスフルコナゾール(F・FLCZ)
   1)製 剤
   2)薬物動態と代謝
   3)適用と用法・用量
   4)副作用
  d.イトラコナゾール(ITCZ)
   1)製 剤
   2)薬物動態と代謝
   3)適用と用法・用量
   4)副作用
  e.ボリコナゾール(VRCZ)
   1)製 剤
   2)薬物動態と代謝
   3)適用と用法・用量
   4)副作用
 F.ポリエン系抗真菌薬:アムホテリシンB(AMPH,AMB)
  a.ポリエン系化合物としてのAMPH
  b.作用メカニズム
  c.In vitro抗真菌活性
  d.耐 性
  e.製 剤
  f.薬物動態と代謝
   1)従来製剤
   2)L-AMB
  g.適用と用法・用量
   1)従来製剤
   2)L-AMB
  h.副作用
   1)従来製剤
   2)L-AMB
  i.相互作用
   1)従来製剤
   2)L-AMB
 G.フルシトシン(5-FC)
  a.構造と作用メカニズム
  b.in vitro抗真菌活性および耐性
  c.薬物動態と代謝
  d.適用と用法・用量
  e.副作用
  f.相互作用
 H.エキノキャンディン系(キャンディン系):ミカファンギン(MCFG)
  a.構造と作用メカニズム
  b.in vitro抗真菌活性および耐性
  c.薬物動態と代謝
  d.適用と用法・用量
  e.副作用
  f.相互作用
3.表在性真菌症治療用の局所療法薬
 A.開発の歴史と現状
  a.イミダゾール系薬以前の時代
  b.第1世代イミダゾール系薬を中心とする時代
  c.第2世代イミダゾール系薬とその他のエルゴステロール生合成阻害作用をもつ様々なクラスの薬剤の時代
  d.最近の状況−新世代イミダゾール系薬の登場
B.薬剤特性
  a.作用メカニズム
  b.in vitro抗真菌活性および耐性
  c.薬物動態
  d.安全性
  e.適用と剤型
   1)皮膚真菌症用
   2)口腔カンジダ症/口腔咽頭カンジダ症用
   3)(外陰)膣カンジダ症用
4.表在性真菌症・深部皮膚真菌症治療用の全身療法薬
  a.グリセオフルビン(GRF)
  b.塩酸テルビナフィン
  c.イトラコナゾール(ITCZ)

VI 日和見感染型深在性真菌症

1.カンジダ感染症(カンジダ症)
 A.概念と発症メカニズム
 B.原因菌の特徴
 a.菌種・生態
   1)C. dubliniensis
   2)C. parapsilosis
  b.形態学
  c.病原因子
  d.抗原性
  e.生化学・分子生物学
  f.抗真菌薬感受性
 C.主な病型と病態
  a.カンジダ血症/播種性カンジダ症
  b.肝カンジダ症/肝脾カンジダ症
  c.カンジダ眼内炎
  d.呼吸器系カンジダ症
  e.カンジダ髄膜炎
  f.カンジダ腹膜炎その他の腹腔内・骨盤内・子宮内のカンジダ感染症
  g.カンジダ心内膜炎
  h.泌尿器系カンジダ症
  i.下部消化管カンジダ症
  j.食道カンジダ症
 D.検査医学的診断
2.アスペルギルス感染症(アスペルギルス症)
 A.概念と発症メカニズム
 B.原因菌の特徴
  a.菌種・生態
  b.形態学
  c.病原因子
  d.抗原性
  e.生化学
  f.抗真菌薬感受性
 C.主な病型と病態
  a.肺アスペルギローマ
  b.慢性壊死性肺アスペルギルス症(CNPA)
  c.侵襲性肺アスペルギルス症(IPA)
  d.播種性アスペルギルス症/侵襲性アスペルギルス症
  e.副鼻腔アスペルギルス症
  f.中枢神経(脳)アスペルギルス症
  g.皮膚アスペルギルス症
  h.アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)
 D.検査医学的診査
  a.真菌学的検査
  b.血清学的検査
3.クリプトコックス感染症(クリプトコックス症)
 A.概念と発症メカニズム
 B.原因菌の特徴
  a.菌種・生態
  b.形態学・生活環
  c.病原因子
  d.抗原性
  e.生化学
  f.抗真菌薬感受性
 C.主な病型と病態
  a.肺クリプトコックス症
  b.中枢神経系クリプトコックス症
  c.皮膚クリプトコックス症
 D.検査医学的診断
4.接合菌感染症(接合菌症)
 A.概念と発症メカニズム
 B.原因菌の特徴
  a.菌 種
 b.形態学
  c.生化学
  d.抗真菌薬感受性
 C.主な病型と病態
  a.鼻脳(型)接合菌症
  b.肺接合菌症
  c.皮膚接合菌症
  d.播種性接合菌症
 D.検査医学的診断
5.「ガイドライン2007」とそれに基づく主な深在性真菌症の治療法
 A.「ガイドライン2007」の概略
  a.対象とする患者群および真菌症(病型を含む)
  b.治療の基本方針
  c.診断と治療のフローチャート
 B.経験的治療
 C.標的治療
 D.併用療法
  a.抗真菌薬どうしの併用
  b.抗真菌薬と抗細菌薬の併用
6.その他の深在性真菌症
 A.トリコスポロン感染症(トリコスポロン症)
  a.概念と発症メカニズム
  b.原因菌の特徴
  c.主な病型と病態
   1)侵襲性トリコスポロン症
   2)夏型過敏性肺炎
  d.検査医学的診断
  e.治 療
 B.ニューモシスチス感染症(ニューモシスチス肺炎)
  a.概念と発症メカニズム
  b.生活環,形態,抗原性
  c.主な病型と病態
  d.診断法
  e.治 療
 C.フサリウム感染症(フサリウム症)
 D.シュードアレシェリア感染症(シュードアレシェリア症)
 E.ペシロミセス感染症
 F.マラセチア感染症
 G.ロドトルラ感染症
 H.アルテルナリア感染症
7.予防対策
 A.抗真菌薬予防投与
 B.リスク因子の除去
 C.病原真菌の外因性感染の防止(院内感染防止対策)


VII 地域流行型真菌症(輸入真菌症)

1.概 念
2.主な流行地と感染・発症メカニズム
3.原因菌の発育形態とその他の生物学的特徴
4.主な病型・病態と診断
 A.コクシジオイデス症
  a.病型・病態と症状
  b.検査医学的診断
   1)真菌学的検査
   2)血清学的検査
 B.ヒストプラスマ症
  a.病型・病態と症状
  b.検査医学的診断
   1)真菌学的検査
   2)血清学的検査
 C.パラコクシジオイデス症
  a.病型・病態と症状
  b.検査医学的診断
   1)真菌学的検査
   2)血清学的検査
 D.マルネッフェイ型ペニシリウム症
 E.ブラストミセス症
5.治 療
6.予 防
 A.自然環境中の感染防止対策
 B.院内感染防止対策

VIII 主な表在性真菌症

1.皮膚糸状菌症(白癬)
 A.概念と発症メカニズム
 B.白癬菌の分類と生態
 C.主要原因菌の特徴
  a.形態学
   1)Trichophyton rubrum
   2)Trichophyton mentagrophytes
   3)Trichophyton tonsurans
   4)Trichophyton verrucosum
   5)Trichophyton violaceum
   6)Microsporum canis
   7)Microsporum gypseum
   8)Epidermophyton floccosum
  b.病原因子および抗原性
  c.生化学
  d.抗真菌薬感受性
 D.主な病型と病態
  a.足白癬
   1)趾間型
   2)小水疱型
   3)角質増殖型(角化型)
  b.体部白癬
  c.(陰)股部白癬
  d.手白癬
  e.頭部白癬
  f.白癬性毛瘡
  g.爪白癬
 E.検査医学的診断
 F.治 療
  a.生毛部白癬
  b.足白癬,手白癬
  c.頭部白癬(ケルスス禿瘡を含む),白癬性毛瘡
  d.爪白癬
2.表在性カンジダ感染症(皮膚・粘膜のカンジダ症)
 A.概念と発症メカニズム
 B.原因菌の特徴
 C.主な病型と病態
  a.カンジダ性間擦疹(間擦疹型カンジダ症)
  b.乳児寄生菌性紅斑
  c.カンジダ性指間びらん
  d.慢性粘膜皮膚カンジダ症
  e.カンジダ性爪囲炎(分芽菌性爪囲炎)
  f.カンジダ性爪炎(爪カンジダ症)
  g.深在性皮膚カンジダ症
  h.口腔カンジダ症(口腔咽頭カンジダ症)
  i.腟カンジダ症/外陰腟カンジダ症
 D.検査医学的診断法
  a.直接鏡検
   1)皮膚感染型
   2)粘膜感染型
  b.培養検査
 E.治 療
  a.カンジダ性間擦疹,カンジダ性指間びらん
  b.カンジダ性爪囲炎,カンジダ性爪炎
  c.慢性粘膜皮膚カンジダ症
  d.口腔カンジダ症/口腔咽頭カンジダ症
  e.腟カンジダ症/外陰腟カンジダ症
3.マラセチア感染症(皮膚マラセチア症)
 A.概念と発症メカニズム
 B.原因菌の特徴
  a.形態学/病原因子/抗原性
  b.生化学
  c.抗真菌薬感受性
 C.主な病型と病態
  a.癜風
  b.マラセチア毛包炎
  c.マラセチア間擦疹
  d.脂漏性皮膚炎/ふけ症
 D.検査医学的診断
 E.治 療
  a.癜風,マラセチア毛包炎
  b.脂漏性皮膚炎(ふけ症を含む)
4.まれな表在性真菌症
 A.黒色癬(黒癬)
 B.白癬菌以外の糸状菌による爪真菌症


IX 主な深部皮膚真菌症

1.スポロトリクス・シェンキー感染症(スポロトリコーシス)
 A.概念と発症メカニズム
 B.原因菌の特徴
 C.主な病型と病態
  a.固定型(限局性)スポロトリコーシス
  b.リンパ管型スポロトリコーシス
  c.播種型スポロトリコーシス
  d.深部臓器のスポロトリコーシス
 D.検査医学的診断
 E.治 療
2.黒色真菌感染症
 A.概念と発症メカニズム
 B.原因菌の特徴
 C.主な病型と病態
  a.クロモミコーシス
  b.フェオヒフォミコーシス
 D.検査医学的診断
 E.治 療
3.菌腫(とくに真菌性菌腫)
 A.概念と発症メカニズム
 B.原因菌
 C.病 態
 D.診断と治療
4.その他のまれな深部皮膚真菌症

X エピローグ(これからの課題と展望)

 A.真菌症問題の深刻化と医真菌学の対応
 B.遺伝子診断に寄せられる期待
 C.新たな抗真菌薬を求めて
 D.免疫療法の実用化をめざして
 E.真菌は真菌症だけの病因か
 F.あらためて見直される真菌とヒトとの関係

参考資料
参考ウェブサイト
日本語索引
外国語索引