書籍カテゴリー:衛生・公衆衛生学|精神医学/心身医学

これからの精神保健

在庫状況:絶版

これからの精神保健

1版

  • 精神保健研究所 所長 吉川 武彦 編
  • 精神保健研究所 部長  竹島 正 編

定価:2,160円(本体2,000円+税8%)

  • A5判 212頁
  • 2001年3月 発行
  • ISBN978-4-525-18561-9
  • ISBN4-525-18561-9

概要

人々の暮らしや社会構造に合わせて,精神保健活動も変わることが求められている.本書は精神保健活動の歩みをふり返り,睡眠障害から精神障害者のリハビリまで現在注目のテーマを解説し,精神保健の将来像を浮彫にする.精神保健を学ぶ学生やすでに実地活動にある専門職の方々へ今後の活動の基盤となる情報や考え方を提供.

目次

I. 精神保健活動はどのように変わってきたか -地域活動からみた精神保健-
1.地域活動の展開から
2.組織・団体の活動
3.精神保健の概念とこれから

II.生活者から見た精神保健
A.こころの健康をわかりやすく伝える
1.こころとはなにか,こころをどのように伝えるか
2.こころを肌で感じられるように伝える
3.こころの仕組みを目で見えるように伝える
4.こころの弱点やこころの自立を考えるキーワード
B.地域づくりと精神保健
1.地域に密着した精神保健を考える
2.感度の高いセンサーをもつとともに指向性を考える
3.住民が望んでいる精神保健とは

III.精神保健活動の新たな視点
A.睡眠と精神保健
1.睡眠障害と精神保健
2.睡眠の役割とは
3.睡眠のメカニズム
4.睡眠障害の訴え
5.ストレスによる睡眠障害
6.体のリズムや睡眠中の異常現象による睡眠障害
7.睡眠薬の作用
B.産業メンタルヘルス
1.背景
2.内外のメンタルヘルスの動向:組織戦略としての重要性
3.職場のメンタルヘルス
4.産業メンタルヘルスの最近の動向 ―失われていく日本人の勤勉性―
C.心身医学の立場から
1.心身医学と心身症
2.心身症の臨床
3.心身症患者への心理療法の適応とその限界
D.トラウマの理解とケア
1.トラウマと心的反応
2.さまざななトラウマ反応
3.PTSD
4.治療とケア
5.PTSDへの抵抗力
E.精神障害者のリハビリテーション
1.援助―被援助の関係性
2.「障害」ということをどのように考えるか
3.リハビリテーションの基本的な発想と鍵となる援助行動
F.薬物依存症と社会 ―薬物依存症者の回復支援の必要性―
1.Hidden Populationとしての薬物依存者
2.鍵概念としての乱用・依存・中毒
3.どのような対応システムがあるのか?
4.治療共同体の必要性
5.常に留意すべきこと
G.高齢障害者と精神保健 ―高齢障害者の場合―
1.失語症とは
2.失語症を引き起こす脳病変と失語のタイプ
3.急性期失語症患者の精神症状
4.慢性期失語症患者の精神保健
5.失語の理解から老年痴呆の理解へ
H.精神保健と情報
1.情報弱者としての精神障害者とその家族
2.コミュニケーション手段としてのインターネット
3.インターネット利用による情報伝達のメリット
4.インターネット利用による情報伝達のデメリット
5.これからの精神保健と情報伝達

IV.精神保健の将来像
1.精神衛生から精神保健へ,そして精神保健福祉へ
2.地域精神保健福祉活動の新たな視点

索引