書籍カテゴリー:地域医療

この一冊で在宅患者の主治医になれる

在庫状況:絶版

この一冊で在宅患者の主治医になれる

第2版

  • いいじまクリニック院長 飯島 克巳 編著

定価:7,128円(本体6,600円+税8%)

  • B5判 395頁
  • 2002年6月 発行
  • ISBN978-4-525-20862-2
  • ISBN4-525-20862-7

概要

介護保険導入後の新しい環境の中で,「在宅医療はやりがいのある楽しい医療である.」を基本として,在宅患者がたどる経過の中で遭遇する問題点を広く取り上げる.患者だけでなく家族へのアプローチの仕方も具体的に掲示した.また,その他関連職種の方々との連携,機器,器具を使用した患者へのケア,現実的問題である採算性,法的問題などについても詳しく取り上げている.

目次

序章 医療変革としての在宅医療の実践
 1.在宅医療を担う無床診療所
 2.プライマリ・ケアにとっての在宅医療

1章 在宅医療,その生きがい
 1.在宅医療の世界
 2.在宅医療,その生きがい
 3.在宅医療に関する神話
 4.家族介護者にとっての生きがい
 5.医師にとっての生きがい

2章 在宅医療を担う医師の役割と資質とは?
    とくに“かかりつけ医”について
 1.在宅医療を担う医師に求められる役割と資質とは?
 2.在宅医療を担うための学習,研修のあり方

3章 在宅医療主治医にとっての公的介護保険制度
 1.公的介護保険制度―その効果的な活用の方法
 2.介護保険と在宅医療の新たな課題
 3.主治医の意見書とその作成法

4章 在宅医療への導入:在宅医療の依頼があった
 1.診療所・小病院の医師が連絡を受けた場合の行動
 2.どのように患者にアプローチするか?
 3.どのように患者の家族へアプローチするか?
 4.基礎的情報を整理し,診療録を作る
 5.全体的に介護力を評価する

5章 安定期の在宅患者とその家族を支える
 1.チームケアを実践する
 2.訪問診療での携帯用機器,診療の工夫
 3.患者さん固有の生活,人生を支え続けるためにはどうしたらよいか?
 4.介護者の健康を守る
 5.医療者の「燃えつき」にどう対処すればよいか?

6章 しばしば出現する患者さんの健康問題を予防し,早期に対処する
 1.在宅医療の現場で注意すべき身体的問題,診療上のポイントとその落とし穴
  1) 他疾患時,特に悪性疾患の見逃しの予防,予防的アプローチ
  2) 皮膚科的諸問題とスキンケア
  3) 褥瘡
  4) 感染症
  5) 歯科領域の問題
 2.痛みへの対処
  1) がん終末期患者の痛み
  2) 一般的な軟部組織,関節の痛み
 3.機器,器具を使用した患者へのケア
  1) 各種チューブ(胃,膀胱,胆道,腎)の管理
  2) 気管カニューレ,吸引機器
  3) 在宅経管栄養法
  4) 吸入療法・ネブライザ
  5) 在宅酸素療法
  6) 腹膜潅流
 4.精神的な問題
  1) 不 眠
  2) 不安状態
  3) 抑うつ状態
  4) 妄想状態
  5) せん妄
  6) 昼夜逆転
 5.痴呆患者へのアプローチ(痴呆高齢者の在宅医療)
  1) 一般科診療における高齢者:痴呆の見分け方
  2) 痴呆患者とのコミュニケーション
  3) 痴呆患者の治療
  4) 家族へのかかわり

7章 状態が変化した,短期的入院が必要になった
 1.急変時のための備え,連絡体制,医療の継続性と責任性
 2.患者入院時の在宅主治医としての行動

8章 人生終結期の在宅医療:患者と家族にとって納得のいくようなものにしたい
 1.医療による支援の程度
 2.在宅での看取りか,施設・病院での看取りか?
 3.家族とのコミュニケーション,家族へのアプローチ
 4.死亡に至るプロセスについての教育
 5.臨終場面への対応と死後の処置
 6.家族の悲嘆,病的悲嘆への対応

9章 在宅医療で採算がとれるか?
  1) 医療は非営利事業
  2) 地域のニーズ
  3) 在宅医療と採算性
  4) ハイテク在宅医療とチームケアの2方向性の獲得
  5) 主治医と介護保険
  6) 在宅医療の診療報酬
  7) 在宅患者訪問診療・指導料
  8) 診療所開設時の医療形態別在宅医療(主として医療経済的考察)

10章 在宅医療の現場での医学教育
 1.医学教育の革新にとっての在宅医療の役割
 2.在宅医療の発展の契機として
 3.その実際と評価

11章 これだけは気をつけよう―在宅医療での法的問題
 1.医師の場合
 2.医療のコメディカルスタッフの場合
 3.福祉関係者(ヘルパー,ボランティアなど)の場合
 4.家族介護者の場合

12章 在宅医療はこんなに面白い,やりがいがある
  在宅医療に生き甲斐を
  在宅医療の魅力
  看取の「場」の考察―先生にビールやっておくれ―
  家庭医の仕事はinterestingでexcitingである
  若い医師へのメッセージ
  缶ビール

 資料1:在宅ケア略語・カタカナ用語集
 資料2:目で見る公的介護保険制度
 資料3:主治医意見書作成のポイント
 資料4:在宅医療に関する生命倫理資料
 資料5:法律資料,在宅医療での実際的な知識および資料
 資料6:在宅での診療録:その実際例
 資料7:口腔ケア機器