カテゴリー: 神経学/脳神経外科学 | 検査・診断学
ここに目をつける!脳波判読ナビ
改訂2版
福岡国際医療福祉大学 教授 飛松省三 著
定価
3,520円(本体 3,200円 +税10%)
- A5判 207頁
- 2021年4月 発行
- ISBN 978-4-525-22542-1
脳波判読入門のTheテッパン
本書は初版が2016年に発刊されて以降,脳波入門書として広く読まれてきました.今回の改訂では初版の読みやすさと通読のしやすさはそのままに,睡眠とてんかんの新分類をアップデートし,脳波用語集を大幅に追加しました.
難しいと思われがちな脳波の判読が,できるだけ楽しくなるように出来るだけ平易に書かれています.また,この一冊で脳波判読から初見レポートの作成までできるようになります.
脳波入門書の最初の1冊として大推薦の1冊です.
- 序文
- 目次
序文
本書の初版が刊行されてから満5年が経過しました.初版の目的は,初学者が手に取りやすいようなボリュームで,通読することが苦にならない脳波判読書としました.そのため,基本的な判読方法から所見の書き方までを一冊で「早わかり」できるよう,平易でポイントをおさえた表現を心がけました.また,脳波は典型的な波形サンプルを知ることが重要なので,そういった波形をできるだけ多く載せました.幸い,初版のコンセプトは多くの方から受け入れられたことは,著者として喜ばしい限りです.
デジタル脳波計の技術的な面あるいは判読手法に関しては,ほぼ飽和した感があります.しかし,この5年でてんかん分類が大幅に改訂され,脳波用語集も改訂されました.そこで,今改訂にあたっては,1)国際抗てんかん連盟のてんかん新分類(2017年)の紹介とそれによる用語の変更,2)国際臨床神経生理学連合の脳波用語集(2017年)の紹介,3)睡眠脳波新分類の紹介,を加えました.
本書が初版に続いて,読者諸賢のお役にたつことを願ってやみません.
2021年3月
飛松省三
デジタル脳波計の技術的な面あるいは判読手法に関しては,ほぼ飽和した感があります.しかし,この5年でてんかん分類が大幅に改訂され,脳波用語集も改訂されました.そこで,今改訂にあたっては,1)国際抗てんかん連盟のてんかん新分類(2017年)の紹介とそれによる用語の変更,2)国際臨床神経生理学連合の脳波用語集(2017年)の紹介,3)睡眠脳波新分類の紹介,を加えました.
本書が初版に続いて,読者諸賢のお役にたつことを願ってやみません.
2021年3月
飛松省三
目次
1 脳波を楽しむには
Ⅰ 脳波の歴史
Ⅱ 脳波を楽しもう!
2 脳電位の発生機序
Ⅰ 脳波の発生機序
Ⅱ 正常脳波リズムの発生機序
Ⅲ 脳波の構成成分
3 脳波計の基礎
Ⅰ アナログ脳波計
Ⅱ デジタル脳波計
4 脳波の導出法
Ⅰ 電極の配置法
Ⅱ 差動増幅と極性
Ⅲ 導出法と電位分布
5 脳波でよく使われる表現
Ⅰ 脳波特有の用語
Ⅱ 脳波所見記載時に必要な用語
6 アーチファクト
7 覚醒時脳波
Ⅰ 健常成人
Ⅱ 高齢者
Ⅲ 小 児
Ⅳ 健常成人の脳波の特徴
Ⅴ 異常と間違いやすい生理的リズム
8 睡眠脳波
Ⅰ 健常成人
Ⅱ 高齢者
Ⅲ 小 児
9 賦活法
Ⅰ 賦活法の意義
Ⅱ 過呼吸
Ⅲ 光刺激
Ⅳ 睡 眠
Ⅴ 外的刺激
10 てんかん
Ⅰ てんかんとは
Ⅱ てんかんの分類
Ⅲ てんかんと脳波
Ⅳ てんかん原性
Ⅴ 偽性てんかん発作波
Ⅵ てんかんの発作型と脳波
Ⅶ てんかん焦点の決定
Ⅷ 小児期・思春期のてんかん
Ⅸ てんかん重積状態
Ⅹ てんかん新分類(2017)
11 徐波の見方
Ⅰ 徐波の解釈
Ⅱ 代表的な徐波パターン
Ⅲ 徐波の分布と局在
12 局所性脳病変
Ⅰ 脳波の感度
Ⅱ 局所性脳病変と脳波異常パターン
Ⅲ 疾患からみた局所性脳病変による脳波異常
13 びまん性脳症・意識障害
Ⅰ 脳症と脳波異常
Ⅱ 脳症と脳波所見
Ⅲ 脳波による重症度評価
Ⅳ びまん性脳症
Ⅴ 周期性脳波パターン
Ⅵ 昏睡時における特殊な脳波パターン
14 変性疾患
Ⅰ 変性疾患の病理と脳波
Ⅱ 代表的な変性疾患の脳波
15 睡眠障害と脳波
Ⅰ 睡眠ポリグラフィー
Ⅱ ナルコレプシー
Ⅲ レム睡眠行動異常症
Ⅳ 周期性四肢運動
Ⅴ 睡眠関連てんかん
16 薬物と脳波
Ⅰ 薬物障害の原則
Ⅱ 薬物による特殊な脳波パターン
17 脳波と画像との相関
Ⅰ 画像と脳波の特徴
Ⅱ 脳波の局在診断
Ⅲ 脳波の病態情報
Ⅳ 症例から見た脳波と画像の相関
Ⅴ 脳波と画像は相補関係
18 検査技師と脳波判読医の双方向通信
Ⅰ デジタル脳波計の進歩
Ⅱ デジタル脳波計の基礎知識
Ⅲ 脳波とアーチファクト
Ⅳ 双方向通信のための脳波記録
19 脳波の判読手順と所見の記載
Ⅰ 脳波判読時の注意事項
Ⅱ ステップ1
Ⅲ ステップ2
Ⅳ ステップ3
Ⅴ ステップ4
Ⅵ 脳波所見の記載例
20 国際臨床神経生理学連合脳波用語集(2017年改訂版 翻訳)
文 献
索 引
Ⅰ 脳波の歴史
Ⅱ 脳波を楽しもう!
2 脳電位の発生機序
Ⅰ 脳波の発生機序
Ⅱ 正常脳波リズムの発生機序
Ⅲ 脳波の構成成分
3 脳波計の基礎
Ⅰ アナログ脳波計
Ⅱ デジタル脳波計
4 脳波の導出法
Ⅰ 電極の配置法
Ⅱ 差動増幅と極性
Ⅲ 導出法と電位分布
5 脳波でよく使われる表現
Ⅰ 脳波特有の用語
Ⅱ 脳波所見記載時に必要な用語
6 アーチファクト
7 覚醒時脳波
Ⅰ 健常成人
Ⅱ 高齢者
Ⅲ 小 児
Ⅳ 健常成人の脳波の特徴
Ⅴ 異常と間違いやすい生理的リズム
8 睡眠脳波
Ⅰ 健常成人
Ⅱ 高齢者
Ⅲ 小 児
9 賦活法
Ⅰ 賦活法の意義
Ⅱ 過呼吸
Ⅲ 光刺激
Ⅳ 睡 眠
Ⅴ 外的刺激
10 てんかん
Ⅰ てんかんとは
Ⅱ てんかんの分類
Ⅲ てんかんと脳波
Ⅳ てんかん原性
Ⅴ 偽性てんかん発作波
Ⅵ てんかんの発作型と脳波
Ⅶ てんかん焦点の決定
Ⅷ 小児期・思春期のてんかん
Ⅸ てんかん重積状態
Ⅹ てんかん新分類(2017)
11 徐波の見方
Ⅰ 徐波の解釈
Ⅱ 代表的な徐波パターン
Ⅲ 徐波の分布と局在
12 局所性脳病変
Ⅰ 脳波の感度
Ⅱ 局所性脳病変と脳波異常パターン
Ⅲ 疾患からみた局所性脳病変による脳波異常
13 びまん性脳症・意識障害
Ⅰ 脳症と脳波異常
Ⅱ 脳症と脳波所見
Ⅲ 脳波による重症度評価
Ⅳ びまん性脳症
Ⅴ 周期性脳波パターン
Ⅵ 昏睡時における特殊な脳波パターン
14 変性疾患
Ⅰ 変性疾患の病理と脳波
Ⅱ 代表的な変性疾患の脳波
15 睡眠障害と脳波
Ⅰ 睡眠ポリグラフィー
Ⅱ ナルコレプシー
Ⅲ レム睡眠行動異常症
Ⅳ 周期性四肢運動
Ⅴ 睡眠関連てんかん
16 薬物と脳波
Ⅰ 薬物障害の原則
Ⅱ 薬物による特殊な脳波パターン
17 脳波と画像との相関
Ⅰ 画像と脳波の特徴
Ⅱ 脳波の局在診断
Ⅲ 脳波の病態情報
Ⅳ 症例から見た脳波と画像の相関
Ⅴ 脳波と画像は相補関係
18 検査技師と脳波判読医の双方向通信
Ⅰ デジタル脳波計の進歩
Ⅱ デジタル脳波計の基礎知識
Ⅲ 脳波とアーチファクト
Ⅳ 双方向通信のための脳波記録
19 脳波の判読手順と所見の記載
Ⅰ 脳波判読時の注意事項
Ⅱ ステップ1
Ⅲ ステップ2
Ⅳ ステップ3
Ⅴ ステップ4
Ⅵ 脳波所見の記載例
20 国際臨床神経生理学連合脳波用語集(2017年改訂版 翻訳)
文 献
索 引