書籍カテゴリー:免疫・アレルギー学|内科学一般

総合アレルギー学
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総合アレルギー学

第2版

  • 獨協医科大学 教授 福田 健 編

定価:19,440円(本体18,000円+税8%)

  • B5判 748頁
  • 2010年12月 発行
  • ISBN978-4-525-23532-1

概要

アレルギー疾患診療に携わる全科の医師向けの診療実用書の改訂2版.幅広いアレルギー疾患を正しく理解し,専門領域以外の疾患でも初期診療が可能となるよう,各分野の専門家によるアドバイスとコツをまとめた.最新のガイドラインも紹介した.より高度な診療を必要とする場合を想定し,紹介時期,移送のタイミングなどについても記載している.

序文

総合アレルギー学の初版が刊行されたのは2004年である.6年ぶりの改訂であるが,この間に,基礎面でも臨床面でもアレルギー学の大きな進歩があった.偶然であるが,今年は,わが国にアレルギー学会が創立され,アレルギーに関する本格的な研究,診療が行われるようになってから60年の節目の年に当たる.この間の基礎のアレルギー学,免疫学の進歩は著しく,その成果はその時々で臨床医学に反映され,優れたアレルギー疾患治療薬,アレルギー疾患診断法が考案開発され,アレルギー疾患の診療レベルはたゆむことなく向上してきた.
これまでの成果の集大成とも言うべきものが『アレルギー疾患診断・治療ガイドライン』であり,それに則った治療を行えば,疾患の病勢は大方コントロールされ,健康人に近いQOLが保たれるようになってきた.しかし,これまでのアレルギー疾患の治療戦略は,その疾患に罹患している集団全体を対象にしたものであった.アレルギー疾患の発症,増悪,治療反応性には個体因子(遺伝)と環境因子の双方が相互反応的に深くかかわっていることが,近年,分子レベルで解明されつつある.それ故,個々の患者の病態は一様でない.したがって,これからのアレルギー診療は個別化の方向で進んでいかねばならない.
本書の特徴は,医学部学生,研修医,レジデント,大学院生,アレルギー専門医,アレルギー研究者,すべての読者に,アレルギーに関する最新の知識を網羅的に,かつわかりやすく届けることにある.今回の改訂に当たっても強く,そのことを意識し,各分担執筆者に周知徹底した.
改訂2版で新しく設けた項目は,〈第Ⅰ章 免疫・アレルギーの基礎〉では,自然免疫とアレルギー,アレルギーの動物モデル,アレルギー発症にかかわる遺伝子,の3項目,〈第Ⅲ章臨床アレルギー学各論〉では気管支喘息の項の中に,アスリート喘息,妊娠と気管支喘息,外科手術と気管支喘息を,独立させて入れ,また,食物アレルギーは,その重要性に鑑みて,小児科領域,内科領域,皮膚科領域に分けて執筆して頂いた.〈第Ⅳ章 アレルギー疾患治療の将来〉では,テーラーメイド医療を,〈第Ⅴ章 アレルギー疾患診療の社会的側面〉では,アレルギー診療の国際比較の項を新たに設けた.また,初版から存在する項目についても内容を一新させ充実を図った.
アレルギー学全体を網羅する書物は意外と少ない.アレルギー学を目指す,あるいは実践している者にとって本書は教科書,参考書として使えるだけでなく,また,辞典,ガイドラインとしても活用できるものと確信している.
本書改訂に当たり,ご多忙にもかかわらず執筆の労をとってくださった多数の先生方,終始ご協力頂いた南山堂編集部 渋田百日紅 氏に心より謝意を表する次第である.

2010年10月
福田 健

目次

第Ⅰ章 免疫・アレルギーの基礎
 1.免疫系概説
  1 免疫とは
   a )生体における免疫の役割
   b )“自己”と“非自己”の識別
   c )“非自己”の排除機構
   d )免疫応答の制御
  2 リンパ球
   a )B 細胞
   b )T 細胞
   c )NK 細胞
   d )NKT 細胞
  3 抗原提示
   a )抗原提示細胞(APC)
   b )主要組織適合遺伝子複合体(MHC)
   c )抗原の処理と提示
   d )抗原提示のされ方と免疫応答
  4 免疫グロブリン
   a )免疫グロブリン(抗体)とは
   b )免疫グロブリンの分子構造
   c )抗体の働き
   d )免疫グロブリンの各クラスとその特性
  5 アレルギーにおけるサイトカインとケモカインの役割
   a )アレルギー反応を制御するサイトカインとケモカイン
   b )ヘルパーT 細胞のサイトカイン
   c )気管支喘息におけるサイトカインとケモカイン
   d )アトピー性皮膚炎におけるサイトカインとケモカイン
   e )局所免疫のクロストーク
  6 補体系
   a )補体系の概要
   b )補体活性化
   c )補体系の機能
   d )補体制御機構
   e )補体系と疾患
  7 接着分子
   a )炎症細胞浸潤に関与する接着分子群
   b )白血球の組織移行に関与する接着分子
   c )好中球の組織移行と接着分子
   d )好酸球の組織移行と接着分子
   e )マスト細胞に発現する接着分子
   f )気道上皮細胞に発現する接着分子
  8 免疫遺伝学
   a )アレルギーと遺伝
   b )抗原特異的免疫応答性の遺伝子支配
   c )抗原非特異的免疫応答性の遺伝子支配
   d )HLA は免疫応答の「質」を支配できるか?
   e )「素因」の複雑さ
   f )免疫遺伝学と分子予防医学
   g )ワクチン
   h )Th 1/Th 2 パラダイムの見直し
  9 自然免疫とアレルギー
   a )自然免疫によるTh 1/Th 2 制御
   b )自然免疫による微生物認識
   c )TLR による認識
   d )RLR による認識
   e )NLR による認識
   f )TLR の機能
   g )RLR の機能
   h )NLR の機能およびインフラマソーム
  10 アレルギーとは
   a )アレルギー,アナフィラキシー,アトピーの概念の歴史
   b )アレルギーの分類
   11 アレルギーの動物モデル
   a )Th 2 細胞によるアレルギー性炎症の誘導機構
   b )Th 1 細胞とT─bet によるアレルギー性炎症の制御機構
   c )Th 17 細胞によるアレルギー性炎症の誘導機構
   d )アレルギー性炎症における好酸球の役割
   e )好塩基球によるアレルギー性炎症の誘導機構
   f )アナフィラキシーにおけるマスト細胞と好塩基球の役割

 2.Ⅰ型アレルギー反応の機序
  1 Ⅰ型アレルギー反応で説明される疾患
   a )アナフィラキシー
   b )食物依存性運動誘発アナフィラキシー
   c )気管支喘息
   d )アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)
   e )アレルギー性結膜疾患
   f )食物アレルギー
   g )口腔アレルギー症候群
   h )蕁麻疹
   i )アトピー性皮膚炎
  2 アレルゲン
   a )アレルゲンの生化学的,免疫化学的性質
   b )アレルゲン分子の本来の生物学的機能とアレルゲンとしての活性
   c )アレルゲン間の交差反応性
  3 IgE 抗体産生の調節
   a )IgE 抗体産生の免疫応答機構
   b )IL─4/IL─13 シグナル
   c )CD40L/BAFF/APRIL シグナル
   d )IgE クラススイッチの分子機構
   e )IgE 免疫応答の制御
  4 アレルギー発症にかかわる遺伝子
   a ) アレルギー発症にかかわる遺伝子
   b ) アレルギーの発症にかかわる代表的な遺伝子
  5 IgE 受容体の構造と機能
   a )高親和性IgE 受容体(FcεRⅠ)の分子構造と機能
   b )FcεRⅠのシグナル伝達
   c )ヒトFcεRⅠの遺伝子発現制御機構
  6 アレルギー性炎症の病理
   a )アレルギー性気道炎症の病理学的特徴
   b )IgE が介在するアレルギー性炎症のメカニズム
   c )IgE が介在しないアレルギー性炎症のメカニズム
   d )アレルギー性炎症における非T 細胞性サイトカインの役割
   e )選択的組織好酸球浸潤の誘導機構
  7 マスト細胞,好塩基球の細胞生物学
   a )マスト細胞,好塩基球の分化・増殖
   b )マスト細胞の機能を制御するサイトカイン
   c )マスト細胞の多様性
   d )マスト細胞とアレルギー疾患
   e )アナフィラキシーにおけるマスト細胞の役割
   f )マスト細胞と自然免疫
   g )寄生虫感染とマスト細胞
   h )自己免疫疾患におけるマスト細胞の役割
   i )慢性アレルギー性炎症における好塩基球
  8 好酸球の細胞生物学
   a )好酸球の産生
   b )好酸球の生体分布
   c )好酸球の形態
   d )好酸球に発現する受容体と機能分子
   e )好酸球のメディエーターとその作用
   f )好酸球の選択的浸潤のメカニズム
   g )自然免疫における好酸球
   h )好酸球は治療標的となるか?
  9 その他の炎症細胞の細胞生物学
   a )好中球
   b )単球とマクロファージ
   c )リンパ球
   d )血小板
   e )組織構築細胞
  10 脂質メディエーター(生理活性脂質)
   a )概 説
   b )各 論
  11 神経ペプチド
   a )概 説
   b )タキキニン
   c )ニューロキニンとマスト細胞
   d )オピオイドペプチドと?痒

 3.Ⅱ型アレルギー反応の機序
  1 関与する抗原,抗体
   a )抗 原
   b )抗 体
  2 発症機序
   a )補体活性化による直接傷害
   b )オプソニン化による貪食
   c )Fc 受容体を介したエフェクター細胞の活性化
   d )補体分解産物(アナフィラトキシン)による炎症
   e )受容体を抗原とした機能障害
   f )標的による傷害機序の相違
  3 Ⅱ型アレルギーで説明される疾患
   a )血球細胞を標的とした疾患
   b )組織を標的とする疾患
   c )受容体を抗原とする疾患

 4.Ⅲ型アレルギー反応の機序
  1 Ⅲ型アレルギー反応の機序
   a )Ⅲ型アレルギーの古典例
   b )免疫複合体の処理機構
  2 Ⅲ型アレルギー反応の発症および組織傷害の機序
   a )補体の関与
   b )免疫複合体のサイズ
   c )免疫複合体のターゲット臓器
   d )Fc 受容体の重要性
  3 Ⅲ型アレルギーの関与が考えられる疾患
   a )原発性糸球体腎炎
   b )膠原病
   c )肺疾患
  4 Ⅲ型アレルギー関連性疾患の抗原と抗体

 5.Ⅳ型アレルギー反応の機序
  1 T 細胞の活性化における副刺激分子とその機能
  2 T 細胞伝達性アレルギーとそのサブタイプ分類
  3 遅延型過敏反応
   補追1) CBH とアレルゲン特異的IgE 伝達性慢性アレルギー性炎症における好塩基球の役割
   補追2) アレルギー性接触皮膚炎
  4 細胞毒性型過敏反応
   補追1) CD8+Tc 細胞への樹状細胞によるクロスプレゼンテーション
   補追2) CD8+Tc 細胞伝達性CTHR においてFasL,パーフォリン,グランザイム,TNF,グラニュリシンが果たす役割
   参考文献

第Ⅱ章 臨床アレルギー学総論
 1.アレルギー疾患患者の診かた
  1 問 診
   a )主訴と現病歴の聴取
   b )既往歴
   c )家族歴
  2 身体診察
  3 検査の基本
   a ) Ⅰ型アレルギー反応による疾患であることを示唆する検査
   b )病因抗原を検索するための検査
 2.アレルギー疾患の検査法
  1 原因抗原検索法
   a )Ⅰ型アレルギーの検査法
   b )Ⅱ型アレルギーの検査法
   c )Ⅲ型アレルギーの検査法
   d )Ⅳ型アレルギーの検査法
  2 病理学的診断法
   a )上気道
   b )下気道
   c )皮 膚
   d )眼(視診法,細胞診,涙液IgE 測定)
  3 画像診断
   a )モダリティー
   b )各 論
  4 機能的診断法
   a )鼻の機能的診断法
   b )肺機能検査・血液ガス
  5 アレルギー疾患の心身医学的側面の診断法
   a )アレルギー疾患の心身医学的側面の特徴
   b )診断基準
   c )診察時の問診法
 3.アレルギー疾患の治療法
  1 アレルギー疾患治療の基本的な考え方
   a ) 治療の標的
   b )患者教育,指導の重要性
  2 原因抗原の回避・除去
   a )抗原の種類
   b )加齢と吸入抗原・食物抗原の感作陽性率の推移
   c ) 吸入抗原,食物抗原の年齢別抗体陽性率(1990 年)
   d )抗原の回避とその効果,ヒョウヒダニ抗原の駆除とその臨床効果
   e )カビアレルゲン
   f )ペットアレルゲン
   g )花紛アレルゲン
   h )食物アレルゲン
  3 増悪因子の回避・除去
   a )アレルゲン
   b )呼吸器感染
   c )大気汚染物質
   d )運動と過換気
   e )気 象
   f )アルコール
   g )食物,食品添加物,薬物
   h )激しい情動とストレス
   i )その他
  4 免疫療法
   a )免疫療法の機序
   b )免疫療法の実施方法
   c )免疫療法の適応疾患と有効性
   d )副作用とその対策
   e )新しい免疫療法
   f )免疫療法の将来
  5 非特異的変調療法
   a )歴史的経緯と定義
   b )適 応
   c )金療法
   d )ヒスタグロビン
   e )ノイロトロピン注射液
  6 薬物療法
   a )アレルギー疾患における薬物治療の基本的な考え方
   b )抗ヒスタミン薬
   c )ロイコトリエン受容体拮抗薬
   d )抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬・ロイコトリエン受容体拮抗薬を除く)
   e )ステロイド薬
   f )気管支拡張薬
  7 心身医学的治療法
   a )一般的な心身医学的治療の進め方
   b )各種の心理療法
   c )アトピー性皮膚炎に対する心身医学的治療
   参考文献

第Ⅲ章 臨床アレルギー学各論
 1.気管支喘息
  A.成人の気管支喘息
  B.気道過敏症
  C.特殊な喘息
   1 難治性喘息
   2 高齢者喘息
   3 喘息死
   4 咳喘息
   5 アスピリン喘息
   6 運動誘発喘息
   7 職業性喘息
   8 アスリート喘息
   9 妊娠と気管支喘息
   10 外科手術と気管支喘息
   11 膠原病と気管支喘息
  D.喘息と鑑別を要する疾患
   1 COPD(慢性閉塞性肺疾患)
   2 心臓喘息
   3 喘鳴を主訴とする疾患
  E.小児の気管支喘息
 2.アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
 3.過敏性肺炎
 4.PIE 症候群
  1 慢性好酸球性肺炎
  2 急性好酸球性肺炎
  3 単純性好酸球増加症(Loffler 症候群)
  4 熱帯性肺好酸球増加症
  5 薬剤性肺好酸球増加症
  6 Churg─Strauss 症候群(アレルギー性肉芽腫性血管炎)
  7 好酸球増加症候群
 5.アレルギー性鼻炎
 6.副鼻腔炎,鼻茸(鼻ポリープ)
  1 副鼻腔炎
  2 特殊な副鼻腔炎
 7.中耳炎
  1 急性中耳炎
  2 滲出性中耳炎
  3 慢性中耳炎
  4 好酸球性中耳炎
 8.アレルギー性結膜炎と春季カタル
 9.アトピー性皮膚炎
 10.蕁麻疹と血管性浮腫
 11.接触皮膚炎
 12.アナフィラキシー
 13.薬物アレルギー
  1 総 論
  2 薬 疹
  3 薬物性肝障害
  4 薬剤誘起性肺炎
 14.食物アレルギー
  1 小児科領域(小児に多い食物アレルギー)
  2 内科領域(成人に多い食物アレルギー)
  3 皮膚科領域
 15.ハチおよびその他の昆虫アレルギー
  1 ハチアレルギー
  2 その他の昆虫アレルギー
 16.光アレルギー
  1 光アレルギー
  2 日光蕁麻疹
  3 薬剤性光アレルギー
  4 多形日光疹
 17.感染とアレルギー
  1 細菌アレルギー
  2 寄生虫アレルギー
 18.職業性アレルギー
  1 職業性喘息
  2 その他の職業性アレルギー
 19.好酸球増加症
 20.高IgE 症候群
 21.血清病
 22.小児アレルギーの特殊性
  1 アレルギーマーチ
  2 気管支喘息
  3 アレルギー性上気道炎
   1.アレルギー性鼻炎
   2.アレルギー性副鼻腔炎
   3.喉頭アレルギー
   4 アトピー性皮膚炎
   5 アレルギー性結膜疾患
   参考文献

第Ⅳ章 アレルギー疾患治療の将来
 1.ヒト・ゲノム解析のアレルギー疾患への応用
  1 ゲノム・トランスクリプトーム・プロテオーム
  2 ゲノム多様性解析研究
   a )ゲノム多様性解析研究の現状
   b )喘息発症関連遺伝子
   c )アトピー性皮膚炎発症関連遺伝子
  3 トランスクリプトーム解析研究
  4 ゲノム情報に基づくオーダーメイド医療は実現するのか?
 2.テーラーメイド医療
  1 臨床的な表現型に基づくテーラーメイド治療
  2 β2 受容体刺激薬と喘息
  3 β2 受容体遺伝子と喘息
  4 他の抗喘息薬におけるテーラーメイド医療の可能性
 3.アレルギー疾患関連の分子を標的とした治療
  1 抗ヒスタミン薬,ロイコトリエン受容体拮抗薬
  2 抗IgE 抗体
  3 T 細胞をターゲットとする治療法
  4 ヒト型化抗IL─5 抗体
  5 IL─12
  6 IL─4,IL─13 阻害薬
  7 TNF─α阻害薬
  8 展 望
 4.免疫反応の人為的調節
  1 免疫とは? アレルギーとは?
  2 アレルギー性炎症を引き起こすヘルパーT 細胞
  3 アレルギー性炎症を抑制するレギュラトリーT 細胞
   a )CD25,Foxp3 を発現するT 細胞
   b )IL─10 産生Tr 1 細胞
   c )NKT 細胞
   d )TGF─βを産生するTh 3 細胞
  4 アレルギー性炎症を抑制するTh 1 細胞と衛生仮説
  5 減感作療法
  6 菌の応用
  7 プラスミドを用いるDNA ワクチン
  8 TLR リガンドによるアジュバンド効果
   参考文献

第Ⅴ章 アレルギー疾患診療の社会的側面
 1.気管支喘息の医療費
  1 吸入ステロイド薬の喘息管理への導入
  2 吸入ステロイド薬導入の喘息医療に及ぼした影響
   a )臨床的効果
   b )医療費に及ぼした影響
  3 喘息薬剤費が減少しない理由
   a )有効な吸入ステロイド薬よりも,有効性の低い高価格の経口薬の汎用
   b )過剰な多剤投与
 2.アレルギー性鼻炎
  1 社会的側面の概況
  2 わが国における花粉症に関する研究と診療体制
  3 アレルギー性鼻炎の医療経済学
  4 鼻アレルギーにおけるQOL と精神心理的な側面
   a )QOL
   b )精神心理的側面
  5 その他の社会的取り組み
 3.アトピー性皮膚炎
  1 アトピービジネスとアトピー医療混乱の背景
  2 日本皮膚科学会の特別委員会設立の経緯
  3 日本皮膚科学会による不適切治療調査
  4 日本皮膚科学会による治療ガイドライン
  5「アトピー性皮膚炎治療問題委員会」と患者相談システム
  6 最近のアトピービジネスのトピックス
   a )アトピービジネス訴訟
   b )中国製アトピー性皮膚炎不正薬問題
   c )アトピービジネス刑事事件
  7 アトピー性皮膚炎医療の混乱収束に向けて
 4.アレルギー診療の国際比較
  1 アレルギー専門医制度
   a )アメリカ
   b )ヨーロッパ
  2 免疫療法
   a )アメリカ
   b )ヨーロッパ
  3 食物アレルギー
   a )アメリカ
   b )ヨーロッパ
  4 気管支喘息
   a )アメリカ
   b )ヨーロッパ
   参考文献

日本語索引
外国語索引