書籍カテゴリー:栄養学

事例・症例に学ぶ栄養管理
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事例・症例に学ぶ栄養管理

第2版

  • 神奈川県立保健福祉大学学長 中村丁次 編
  • 茨城キリスト教大学名誉教授 板倉弘重 編

定価:3,024円(本体2,800円+税8%)

  • AB判 236頁
  • 2014年8月 発行
  • ISBN978-4-525-26032-3

概要

管理栄養士,特に病院栄養士を目指す人に必携の書.疾患ごとに病態をしっかり理解でき,症例を通じての栄養アセスメント,食事療法など,患者さんを目の前にしたときの本当の栄養管理がどういうものかが学べます.疾患別の症例からNSTなどのチーム医療,地域における栄養ケアまで,事例・症例による体験型学習で実践的知識が身につきます.

序文

 本書は2004 年に初版が出版され,幸いに読者から好評を得て増刷を重ね,このたび改訂2版が上梓される運びとなった.
 改訂にあたっては,医学系の各学会のガイドラインに基づく記述はすべて新しくし,事例・症例についても新たに見直し,一部は書き直しをしていただいた.
 さらに,今改訂で新たに5つの症例を追加した.本書は,管理栄養士国家試験の症例問題や応用力問題に出題された内容を多く含んでいるが,追加した症例も同国家試験に出題された内容に関連しているものばかりである.管理栄養士をめざす学生にも,これから臨床現場にでる若い栄養士・管理栄養士にも大いに役立つ本と思う.
 初版の序で触れたように,管理栄養士が臨床栄養管理を実践していくためには,できるだけ多くの症例や事例を経験することが必要である.しかし,実際の現場でそうした経験を積むには時間がかかり,症例が限られている.本書の症例や事例を読み,生身の患者さんに対してどのような栄養ケアをすればよいのか,自分がその患者さんの担当になったつもりで真剣に読んでほしい.
たとえ擬似体験であっても,体験しつつ学んでほしい.これは臨床栄養管理のエキスパートに近づくためのひとつの方策である.
 臨床現場における栄養管理は,この10 年でますます重要視されるに至っている.診療報酬にも栄養管理関連の加算が算定されるようになった.10 年の時を経て,この本の利用価値が以前にも増して高くなったとすれば,編者としてこのうえない喜びである.

2014年 初夏
編者を代表して
中村丁次

目次

チャートでみる栄養管理
栄養アセスメント基準値表

1 症例に学ぶ疾患別の栄養管理
 ●栄養不良
  蛋白質・エネルギー低栄養

 ●術前・術後
  術前・術後の栄養療法

 ●代謝・内分泌疾患
  糖尿病/脂質異常症/肥満症/痛風/骨粗鬆症/骨軟化症・くる病/甲状腺疾患

 ●消化器疾患
  胃炎,胃・十二指腸潰瘍,吸収不良症候群,炎症性腸疾患/下痢・便秘

 ●肝・胆・膵疾患
  急性肝炎,慢性肝炎,胆嚢炎,急性膵炎,慢性膵炎

 ●腎臓疾患
  腎炎・ネフローゼ症候群,糖尿病性腎症,腎不全(CKD)

 ●呼吸器疾患
  慢性呼吸不全

 ●循環器疾患
  動脈硬化症,高血圧,虚血性心疾患,うっ血性心不全

 ●血液疾患
  貧血

 ●免疫・アレルギー疾患
  免疫と食物アレルギー/感染症

 ●母子栄養性疾患
  先天性代謝異常症/小児の生活習慣病(肥満,2型糖尿病,脂質異常症)/妊娠高血圧症候群

 ●精神神経疾患
  神経性食欲不振症,神経性過食症

 ●悪性腫瘍
  悪性腫瘍と栄養管理の基本

 ●摂食障害

 ●褥瘡

 ●在宅栄養ケア

2 症例に学ぶチーム医療と栄養管理
 最適な栄養ケアシステム(NSTとNCM)
 NSTにおける栄養管理

3 事例に学ぶ地域の栄養ケア
 「健康日本21」と地域栄養計画