書籍カテゴリー:放射線医学/核医学

核医学

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UPPER放射線医学シリーズ
核医学

1版

  • 京都府立医科大学教授 西村 恒彦 編

定価:8,640円(本体8,000円+税8%)

  • 四六倍判 360頁
  • 2001年9月 発行
  • ISBN978-4-525-27081-0
  • ISBN4-525-27081-0

概要

UPPER放射線医学3部作の1冊.
核医学に関する基礎知識を網羅した基礎編と各臓器特異性に基づくRI診断の臨床的意義,シンチグラフィの実際,読影などを豊富な画像で解説した臨床編よりなる.研修医の必須の書として,また医学生,放射線科医師の参考書として最適.

目次

◆基礎編◆

第1章 核医学の展開
 A.核医学の概要
 B.核医学の発展(黎明期)
  1.放射能の発見
  2.放射能壊変とアイソトープの発見
  3.アイソトープの生物学・医学への応用
  4.サイクロトロンの出現とアイソトープの産出
 C.核医学の発展(成熟期)
  1.放射性医薬品の発展
  2.核医学機器の発展
  3.核医学診断法の特徴
 D.わが国における核医学の現状
  1.インビボ検査
  2.インビトロ検査
  3.RI治療
  4.副作用

第2章 放射性同位元素
 A.原子核と放射性壊変
  1.原子の構造
  2.放射性壊変
 B.放射性壊変の指数法則と半減期
 C.放射平衡
 D.放射性核種の製造
  1.核反応による放射性核種の製造
  2.その他の方法による放射性核種の製造
 E.放射能および関連する諸量とその単位
  1. 放射能
  2. エネルギー
  3. 吸収線量
  4. 線量当量
  5. カーマ
  6. 照射線量
  7. 照射線量率

第3章 核医学測定機器
 A.核医学測定機器の種類
 B.シンチカメラ
  1.構成
  2.原理
  3.撮像装置
  4.核医学情報処理装置(RIデータ処理装置)
 C.SPECT装置
  1.単検出器型SPECT装置
  2.多検出器型SPEC装置
 D.PET装置
 E.その他の核医学測定装置
  1.多結晶型ガンマカメラ(オートフルオロスコープ)
  2.体外計測装置
 F.試料測定装置
  1.シンチレーション・カウンター
  2.キュリメータ(ドーズキャリブレータ)

第4章 核医学データ処理
 A.核医学データ処理システム
 B.核医学データ処理技術
  1.動態機能検査
  2.静態機能検査
 C.SPECTの原理
  1.データ収集
  2.画像再構成
  3.吸収,散乱線補正
 D.新しい心機能解析法

第5章 放射性医薬品
 A.放射性医薬品の特徴
  1. インビトロ診断薬
  2. インビボ診断薬
 B. インビボ放射性医薬品の物理的・化学的性質
  1. 放射性同位元素
  2. 化学的性質
  3. 放射性医薬品の体内動態と組織への集積機序
  4. インビボ放射性医薬品の製造
  5. 放射性医薬品の品質管理

第6章 核医学診断法
 A.核医学診断法の原理
  1.体外計測法
  2.試料計測法
 B.シンチグラフィ
  1.シンチグラフィの分類
  2.放射性医薬品の体内分布
  3.シンチグラフィの実際
 C.RI動態機能検査法
  1.RI動態機能検査
  2.RI動態機能検査の実際
 D.RI動態機能解析法
  1.循環時間の測定
  2.心拍出量の測定
  3.血流量測定
  4.コンパートメント解析

 第7章 インビトロ検査
 A.競合反応を利用した測定法
  1.Competitive protein binding assay(CPBA)
  2.ラジオイムノアッセイ
  3.ラジオレセプターアッセイ
 B.非競合反応を利用した測定法
  1.イムノラジオメトリックアッセイ(IRMA)
  2.飽和分析法
 C.その他の測定法
  1.DNA probe
 D.性能評価と精度管理
  1.測定試料の管理
  2.測定結果の管理
  3.測定試薬の評価

第8章 RI内服療法
 A.甲状腺機能亢進症
  1.適応
  2.投与量の算出
  3.予後
 B.甲状腺癌遠隔転移巣
  1.適応
  2.投与量
  3.副作用
  4.効果
 C.転移性骨腫瘍
  1.核種
  2.投与量
  3.適応
  4.副作用
 D.褐色細胞腫,神経芽細胞腫
 E.真性赤血球増多性
  1.治療原理
  2.方法

 第9章 放射線管理
 A.医療における放射線管理
  1.放射線管理の目的
  2.ICRP勧告
  3.法令と管理実務
 B.放射線管理の実際
  1.管理区域
  2.放射線管理の実務

資 料: 改正後の放射線障害防止法の要点について

◆臨床編◆

第10章 脳神経系
 A.脳循環代謝の病態生理
  1.脳循環の基礎
  2.脳虚血
  3.脳血管構築
  4.脳血流調整因子
  5.脳血流の炭酸ガスおよび酸素ガスに対する反応性
  6.脳血流のアセタゾラミド反応性
  7.脳循環自動調節能
  8.血流と代謝のカップリング
  9.diaschisis
 B.放射性医薬品
  1.総論
  2.123I‐IMP
  3.99mTc‐HMPAO
  4.99mTc‐ECD
 C.脳循環定量測定法
  1.133Xe吸入法
  2.123I‐IMPマイクロスフェア法
  3.ARG法
  4.Patlak plot法
  5.その他の脳血流測定法
  6.アセタゾラミドによる脳血流増加率の定量測定
 D.脳血流シンチグラフィ
  1.正常脳血流分布
  2.脳血管障害
  3.てんかん
  4.アルツハイマー病
  5.DLB (diffuse Lewy body disease)
  6.前頭側頭型痴呆
  7.その他の変性疾患
  8.脳腫瘍や脳動脈奇形
  9.その他の脳血流SPECT検査が有効な疾患
 10.負荷試験
 E.脊髄腔,脳槽シンチグラフィ
  1.原理
  2.方法
  3.臨床的意義
 F.腫瘍シンチグラフィ
  1.方法
  2.臨床的意義
 G.ポジトロンカメラによる脳血流代謝測定法
  1.PET定量測定法
  2.コンパートメント解析
  3.PETによる脳血管障害の診断
 H.神経伝達機能測定
  1.背景
  2.放射性リガンド
  3.臨床応用

第11章 甲状腺
 A.甲状腺疾患の病態生理
  1.甲状腺の正常構造と働き
  2.甲状腺ホルモンの合成と分泌
 B.放射性医薬品
 C.使用機器
 D.甲状腺シンチグラフィ
  1.正常甲状腺
  2.甲状腺機能亢進症
  3.甲状腺機能低下症
  4.甲状腺炎
  5.甲状腺腫瘍

第12章 その他の内分泌臓器
 A.副甲状腺シンチグラフィ
  1.原理
  2.方法
  3.正常像
  4.臨床的意義
 B.副腎皮質シンチグラフィ
  1.原理
  2.方法
  3.投与量および検査方法
  4.臨床応用と意義
  5.留意事項
  6.その他の画像診断
 C.副腎髄質シンチグラフィ
  1.原理および臨床的意義
  2.方法
  3.正常像
  4.その他の画像診断

第13章 呼吸器系
 A.肺血流シンチグラフィ
  1.原理
  2.放射性医薬品
  3.検査方法
  4.臨床的意義と応用
  5.正常肺血流シンチグラフィ
  6.肺血栓塞栓症
  7.大動脈炎症候群
  8.慢性閉塞性肺疾患
  9.原発性肺高血圧症
 10.心臓弁膜症に伴う肺うっ血
 11.肺血流シンチグラフィにおける大動脈系の描出
 12.その他の肺疾患
 13.特殊な方法による肺血流シンチグラフィ
 B.肺換気シンチグラフィ
  1.原理
  2.放射性医薬品
  3.検査方法
  4.臨床的意義と応用
  5.正常肺換気分布
  6.V/Qミスマッチを示す疾患
  7.慢性閉塞性肺疾患
  8.その他の肺疾患
 C.エアロゾル吸入肺シンチグラフィ
  1.原理
  2.放射性医薬品
  3.検査方法
  4.臨床的意義と応用
  5.正常像
  6.慢性閉塞性肺疾患

第14章 循環器系
 A.冠動脈疾患の病態生理
  1.冠動脈形態と左室壁運動
  2.冠動脈硬化
  3.冠動脈疾患の診断と治療
  4.気絶心筋と冬眠心筋
 B.心臓核医学検査の特徴
  1.検査法としての特性
  2.検査法としての有用性
 C.心プールシンチグラフィ
  1.原理
  2.心動態シンチグラフィ
  3.心プールシンチグラフィ
 D.201TI心筋シンチグラフィ
  1.原理
  2.心筋planar/SPECT
  3.検査方法
  4.読影法
  5.臨床的意義
 E.99mTc標識心筋血流イメージング
  1.原理
  2.方法
  3.臨床的意義
 F.99mTc‐ピロリン酸による心筋壊死イメージング
  1.原理
  2.方法
  3.臨床的意義
 G.111In‐抗ミオシン抗体による心筋壊死イメージング
  1.原理
  2.方法
  3.臨床的意義
 H.123I‐BMIPPによる心筋脂肪酸代謝イメージング
  1.原理
  2.方法
  3.臨床的意義
 I.123I‐MIBGによる心筋交感神経機能のイメージング
  1.原理
  2.方法
  3.臨床的意義
 J.心筋PET検査
  1.原理
  2.方法
  3.臨床的意義

第15章抹消循環・血栓
 A.RIアンギオグラフィ
  1.原理と放射性医薬品
  2.方法
  3.臨床的意義
 B.RIベノグラフィ
  1.原理と放射性医薬品
  2.方法
  3.臨床的意義
 C.血小板シンチグラフィ
  1.原理・種類
  2.方法
  3.臨床的意義
  4.血小板シンチグラフィの新しい展開

第16章消化器系
 A.肝シンチグラフィ
  1.原理
  2.方法
  3.臨床的意義
 B.肝受容体シンチグラフィ
  1.原理
  2.方法
  3.臨床的意義
 C.肝胆道系シンチグラフィ
  1.原理
  2.方法
  3.臨床的意義
 D.唾液腺シンチグラフィ
  1.原理
  2.方法
  3.臨床的意義
 E.胃通過時間の測定
  1.原理
  2.方法
  3.臨床的意義
 F.メッケル憩室シンチグラフィ
  1.原理
  2.方法
  3.臨床的意義
 G.消化管出血の診断
  1.原理
  2.方法
  3.臨床的意義

第17章 泌尿器,生殖器系
 A.放射性医薬品
  1.99mTc‐DTPA (diethylene triamine pentacetic acid)
  2.123I‐OIH (orthoiodohippurate)
  3.99mTc‐MAG3 (mercaptoacetyltriglycine)
  4.99mTc‐DMSA (dimercaptosuccinic acid)
 B.検査法
  1.腎静態シンチグラフィ
  2.腎動態シンチグラフィ
  3.疾患
 C.精巣シンチグラフィ
  1.臨床的意義
  2.方法
  3.疾患
 D.膀胱尿管逆流シンチグラフィ

第18章 血液,造血器,リンパ管系
A.血液疾患の病態生理
  1.赤血球
  2.白血球
  3.血小板
  4.骨髄
  5.脾臓
  6.リンパ流およびリンパ節
 B.骨髄シンチグラフィ
  1.原理
  2.放射性医薬品
  3.検査法
  4.適応
 C.リンパ節シンチグラフィ
  1.原理
  2.意義
  3.方法
  4.正常像
  5.疾患
 D.脾シンチグラフィ
  1.原理
  2.放射性医薬品
 E.鉄代謝の測定
  1.原理
  2.放射性医薬品
  3.検査法
  4.放射性鉄の分布
  5.鉄動態のパラメータ
  6.疾患
 F.赤血球寿命測定
  1.原理
  2.検査法
  3.疾患
 G.循環血液量・血漿量測定
  1.原理
  2.放射性医薬品
  3.疾患
 H.シリング・テスト(ビタミンB12吸収試験)

第19章 骨関節系
 A.骨シンチグラフィ
 総論
  1.原理
  2.放射性医薬品と集積機序
  3.代謝・排泄
  4.役割
  5.検査法
  6.骨シンチグラフィの意義と問題点
  7.読影法
 各論
  1.転移性骨腫瘍
  2.原発性骨腫瘍
  3.骨炎症性疾患
  4.骨折
  5.代謝性疾患
  6.その他
 B.関節シンチグラフィ
  1.原理
  2.方法
  3.適応疾患
  4.骨塩定量分析
  5.骨密度測定法
  6.臨床応用

第20章 腫瘍
 A.67Gaシンチグラフィ・
  1.原理
  2.方法
  3.正常像
  4.臨床応用および意義
 B.201TIシンチグラフィ
  1.原理
  2.方法
  3.正常像
  4.臨床応用および意義
 C.99mTc‐MIBIシンチグラフィ
 D.99mTc(V)‐DMSAシンチグラフィ
 E.111In‐ペンテトレオタイドシンチグラフィ
 F.モノクロナール抗体
 G.腫瘍PET
  1. 18F‐FDGによる腫瘍診断
  2. その他のPET薬剤

第21章 炎症
 A.67Gaシンチグラフィ
 B.標識白血球シンチグラフィ
  1.原理
  2.方法
  3.正常像
  4.臨床的意義

第22章 核医学の最近の進歩
 A.核医学装置の進歩
  1.SPECT装置の進歩
  2.PET装置の進歩
 B.放射性医薬品の進歩
  1.新しい放射性医薬品
  2.分子核医学の展開
 C.SPECT/PETによる新しい病態解明と臨床応用
  1.脳疾患への応用
  2.心臓疾患への応用
  3.腫瘍疾患への応用

索引