書籍カテゴリー:放射線医学/核医学

放射線物理学

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診療放射線技術選書
放射線物理学

第4版

  • 九州大学医療短期大学部教授 上原 周三 著

定価:3,024円(本体2,800円+税8%)

  • A5判 207頁
  • 2002年3月 発行
  • ISBN978-4-525-27824-3
  • ISBN4-525-27824-2

概要

放射線物理学の基本的事項を中心に記述し,今改訂では「放射線と物質との相互作用」に重点を置き,モンテカルロシミュレーションによる最近の進歩を付け加えました.

目次

第1章 予備的事項
 A.電子ボルト
 B.特殊相対性理論
 C.電磁波
 D.Planck の量子仮説
 E.光子
 F.Rutherford 散乱の断面積

第2章 放射線に関する基礎知識
 A.放射線の定義と種類
 B.放射線に関する量と単位
 1.放射線の物理量と単位
  a.放射線場に関係した量
  b.相互作用に関係した量
  c.線量に関係した量
  d.放射能に関係した量
 2.放射線防護に関する量

第3章 原子
 A.物質の原子的性質
 1.Dalton の原子論
 2.水素原子のスペクトル
 3.陰極線
 B. Rutherford の原子模型
 C.Bohr の量子論
 D.量子力学
 1.電子の波動性
 2.不確定性原理
 3.Schro¨dinger 方程式
 4.波動関数の意味
 E.原子構造
 1.電子軌道
 2.Pauli の排他律

第4章 原子核
 A.原子核の構成粒子
 B.原子核の結合エネルギー
 C.原子核のモデル
 1.液滴模型
 2.殻模型
 3.集団模型
 4.核磁気共鳴
 D.原子核反応
 1.核反応の性質
 2.核反応の断面積
 3.核反応の閾値
 E.核分裂反応
 F.核融合反応

第5章 放射能
 A.放射性壊変の種類
 1.α 壊変
 2.β↑-↑壊変
 3.γ 線放射
 4.内部転換
 5.軌道電子捕獲
 6.β↑+↑壊変
 B.放射性壊変の諸公式
 1.減衰法則
 2.比放射能
 3.壊変公式
  a.永続平衡
  b.一般式
  c.過渡平衡
  d.非平衡
 C.自然放射能

第6章 X線
 A.X 線の発生
 B.連続 X 線
 1.エネルギースペクトル
 2.制動放射の理論
 C.特性 X 線
 D.Auger 電子
 E.シンクロトロン放射
 F.結晶による反射

第7章 光子(X 線・γ 線)と物質との相互作用
 A.相互作用の種類
 1.Thomson 散乱
 2.光電効果
 3.Compton 散乱
 4.電子対生成
 5.光核反応
 B.減弱係数
 C.X 線の半価層
 D.エネルギー転移係数・エネルギー吸収係数

第8章 電子と物質との相互作用
 A.荷電粒子のエネルギー損失過程
 1.阻止能の定義
 2.Bohr の阻止能理論
 B.衝突阻止能
 C.放射阻止能
 D.飛 程
 E.多重散乱
 F.Cerenkov 放射

第9章 重荷電粒子と物質との相互作用
 A.衝突阻止能
 B.核阻止能
 C.飛 程
 D.エネルギー損失・飛程のゆらぎ

第10章 δ線・制限阻止能・LET
 A.δ線
 B.制限阻止能
 C.LET
 D.モンテカルロ シミュレーションの基礎
 1.反応点のサンプリング
  1)自由行程
  2)圧縮履歴法
 2.電子過程
 3.角度の変換
 4.境界との交点

第11章 中性子
 A.中性子源
 B.中性子の分類
 C.物質との相互作用
 D.弾性散乱
 E.反跳陽子のエネルギースペクトル
 F.中性子による放射化

第12章 加速器
 A.Cockcroft-Walton 型加速器
 B.Van de Graaff 型加速器
 C.ライナック
 1.陽子ライナック
 2.電子ライナック
 D.サイクロトロン
 E.シンクロトロン
 F.ベータトロン
 G.マイクロトロン

付録
 1.制動放射についてのKoch-Motz 断面積公式
 2.電子-電子非弾性散乱 (Mφller 散乱)断面積公式
 3.陽電子-電子非弾性散乱 (Bhabha 散乱)断面積公式
 4.インフライト陽電子消滅断面積公式
 5.陽子衝撃による二次電子放出の微分断面積公式

付表
 1.おもな基本定数
 2.原子量,密度の表
 3.原子の基底状態の電子配置
 4.吸収端と特性 X 線
 5.いろいろな核種の存在比,質量偏差,壊変形式,半減期
 6.元素の周期表(長周期型)
 7.ギリシャ文字
 8.10の整数乗の記号

参考文献

 日本語索引
 外国語索引