カテゴリー: 放射線医学/核医学
放射線・医療安全管理学
1版
九州大学大学院医学研究院保健学部門医用量子線科学分野 教授
藤淵俊王 編
九州大学大学院医学研究院保健学部門医用量子線科学分野 教授
杜下淳次 編
定価
4,400円(本体 4,000円 +税10%)
- A5判 358頁
- 2020年10月 発行
- ISBN 978-4-525-27951-6
「放射線安全管理」「医療安全管理」を両輪とする新たなテキスト
診療放射線技師が身につける安全管理は「放射線管理」だけでなく,医療事故防止の観点から「医療安全」の基礎知識の習得は必須である.本書は診療放射線技師国家試験の出題基準ならびに教育カリキュラムにある「放射線安全管理学」,「医療安全管理学」を網羅し、コンパクトに一冊にまとめたテキストである.
- 序文
- 目次
序文
放射線診療の普及や高度化に伴って放射線検査・治療の数は増加し,患者はその恩恵を受けている.一方,患者や放射線診療従事者は被ばくを伴う問題があり,医療放射線に対する厳格な管理が求められる.2020年4月,厚生労働省は,医療法施行規則を改正し,管理者が確保すべき安全管理体制の中に,放射線診療従事者のみならず検査をオーダーする医師など関連する医療従事者すべてを巻き込んで講じるべき措置が定められた.医療安全への関心は年々高まり,医療現場では質の高い安心安全な医療を提供することが常に求められている.患者をはじめとし,病院で勤務する医療従事者ならびに関係する公衆の安全を確保するためにも,医療従事者が身につけておく“安全管理”の内容は幅広い.診療放射線技師は専門分野である放射線管理だけでなく,医療事故防止の観点から医療安全の基礎知識の習得が必須となり,診療放射線技師国家試験の出題基準ならびに教育カリキュラムに「放射線安全管理学」,「医療安全管理学」が設定され,各大学・専門学校で関係する講義が行われている.さらに医療機器や技術の進歩,新しい知見などに伴い,安全上の注意事項や法令改正が繰り返されており,最新の情報を仕入れ知識の更新を図ることも重要である.
本書は放射線安全管理と医療安全管理を両輪とするあらたな教科書として企画され,執筆はご専門の先生方にご協力頂いた.そして医療現場における放射線および医療安全管理について,放射線診療従事者が知っておくべき知識をまとめ,診療放射線技師としての視点からどのように安全管理と向き合うかをコンパクトに示す構成とした.本書を参考に,放射線管理,医療安全管理の概念と実践方法を理解し,患者と医療従事者双方にとって安全な放射線診療が実施されることを望む.
2020年7月
藤淵俊王・杜下淳次
本書は放射線安全管理と医療安全管理を両輪とするあらたな教科書として企画され,執筆はご専門の先生方にご協力頂いた.そして医療現場における放射線および医療安全管理について,放射線診療従事者が知っておくべき知識をまとめ,診療放射線技師としての視点からどのように安全管理と向き合うかをコンパクトに示す構成とした.本書を参考に,放射線管理,医療安全管理の概念と実践方法を理解し,患者と医療従事者双方にとって安全な放射線診療が実施されることを望む.
2020年7月
藤淵俊王・杜下淳次
目次
第Ⅰ編 診療放射線技師が知っておくべき放射線安全管理
1章 放射線防護の基本概念
A 放射線防護体系 防護の3原則
1.放射線・放射能の発見と放射線障害の始まり
2.国際放射線防護委員会について
3.放射線防護体系について
4.行為の正当化について
5.防護の最適化について
6.線量限度
B 放射線防護に関係する量
1.放射能
2.照射線量
3.吸収線量
4.防護量と実用量について
5.等価線量
6.実効線量
7.実用量の場のモニタリング量
8.実用量の個人モニタリング量
C 放射線被ばくの種類と防護
1.被ばくのカテゴリ
2.被ばく状況の種類
3.線量拘束値と参考レベル
D 被ばくの特徴
1.外部被ばくと内部被ばく
2.全身被ばくと局所被ばく
3.高線量率被ばくと低線量率被ばく
4.1回被ばくと多分割被ばく
5.遷延被ばく
6.急性被ばくと慢性被ばく
2章 関係法規
A 放射性同位元素等の規制に関する法律
1.法体系
2.放射線,放射性同位元素等の定義
3.規制区分
4.規制の流れ
5.許可届出使用者の義務
6.他の法令との関係
B 労働安全衛生法,電離放射線障害防止規則(教育訓練と予防規程,健康診断等含める)
1.労働安全衛生法の目的
2.電離放射線障害防止規則
C 医療法
1.医療法の目的
2.医療法施行規則の構成
3.病院等の管理者の責務
4.医療放射線の適正管理
D 診療放射線技師法
3章 放射線衛生学
A 医療被ばく,職業被ばく,公衆被ばくの実態と放射線影響
1.放射線被ばくの種類と実態
2.放射線の人体影響の分類
B LNT仮説と低線量の放射線リスクの考え方
1.放射線のリスク
2.放射線のリスクモデルとその理論的根拠
3.低線量放射線リスクをどのように考えるべきか
C 放射線検査でのリスクに関する疫学
1.放射線の疫学研究
2.放射線検査の被ばく影響に関する主な疫学研究
4章 国内外の放射線防護関連機関・団体
A 国外の放射線防護関連機関・団体
1.国際的な枠組み
2.欧州の枠組み
3.米国の枠組み
B 国内の放射線防護関連機関・団体
1.影響と線量に関する基礎研究
2.基礎研究から得られる科学的知見の評価と放射線防護体系の枠組みの勧告
3.放射線防護基準の策定
4.放射線防護の実践
5章 施設・環境測定と個人の放射線被ばく管理
A 外部被ばくの測定と評価(測定器と測定方法,評価方法)
1.外部被ばくと実効線量と等価線量
2.実用量による線量評価
3.個人線量計
4.線量限度
5.外部被ばくの防護対策(外部被ばく防護の3原則)
B 内部被ばくの測定と評価(測定器と測定方法,評価方法)
1.ホールボディーカウンタ(whole body counter:WBC)
2.バイオアッセイ
3.預託実効線量
4.使用量からの計算による評価方法
5.内部被ばくの防護対策(内部被ばく防護の5原則)「2C3Dの原則」
C 施設環境の測定と評価(漏洩線量の測定,評価)
1.場の測定:空間線量率測定
2.RI汚染:表面汚染測定・スミア法,ダストサンプラや液体シンチレーション測定器など
3.測定場所など:放射線障害が発生する恐れのある場所の測定(医療法など)
6章 放射線取扱施設の管理
A 管理区域と入室時の注意事項
1.管理区域
2.放射線取扱施設の構造設備
3.管理区域入室時の注意事項
B 遮蔽体の材質と能力
1.放射線施設の遮蔽
2.個人防護用の遮蔽
C 遮蔽計算
1.遮蔽計算における基本
2.X線診療室の遮蔽計算
3.診療用高エネルギー放射線発生装置使用室の遮蔽計算
D 排気・排水設備
1.排気設備
2.排水設備
7章 放射線管理の方法と事故対策
A 線源管理(セキュリティ含む)
1.密封RI線源の管理
2.密封線源の主な構造
3.各放射線種類とその線源特性について
4.密封RI線源の保管
5.記録(使用の記録・保管の記録)
6.密封RI線源の汚染管理と測定(線量の測定・密閉性の確認)
B 汚染管理
1.非密封RI線源の化学形や線源特性
2.非密封RI線源の取扱いで生じる汚染と体内摂取による危険性とその防護
3.汚染管理に伴う施設・設備など
4.汚染対策のための実験準備・実験および薬剤調整中の汚染対策
5.非密封RI線源取扱いに伴う汚染検査
6.汚染除去
C 放射性廃棄物管理
1.放射性廃棄物の安全管理
2.日本アイソトープ協会における廃棄:廃棄物の分類,収納,廃棄まで
3.保管廃棄の実際
D 放射線事故
1.放射線事故とは?
E 在宅医療・災害医療
1.在宅医療
2.災害医療
3.在宅医療の放射線管理と安全対策
4.災害医療の放射線管理と安全対策
F 被ばく医療 (西丸英治)
1.被ばく医療体制整備の経緯
2.JCO事故後の緊急被ばく医療体制
3.東京電力福島第一発電所事故の緊急被ばく医療体制
8章 医療における放射線安全管理
A 医療被ばく線量管理と線量記録
1.行為の正当化とリフェラルガイドライン
2.医療被ばく適正管理に関する医療法施行規則改正(改正省令)
3.線量記録
4.診断参考レベル(DRL)
5.診断参考レベルによる最適化と線量管理
B 被ばく相談への対応
1.患者の被ばく線量
2.医療被ばくレベルの放射線による人体影響
3.病院内の体制と環境整備
4.診療科医師の理解と協力
5.診療放射線技師の対応範囲と限界
6.診療放射線技師による被ばく相談の考え方
7.患者相談の対応と実際
8.胎児被ばく
C 患者の放射線防護
1.診断参考レベルによる防護の最適化
2.生殖腺(性腺)防護
3.モダリティ別の患者の防護の最適化(被ばく低減)
4.過剰被ばくなどの事故時の対応
D 医療従事者の放射線防護
1.職業被ばく限度
2.測定と不均等被ばく
3.健康診断
4.モダリティ別の放射線防護
5.水晶体被ばくの放射線防護
6.放射線業務従事者などへの研修と管理体制
第Ⅱ編 診療放射線技師のための医療安全管理
1章 医療安全とは
A 医療安全とは
1.なぜ医療安全について学ばなければならないのか
2.WHOによる「患者安全」の定義
3.医療安全の基本的な考え方
4.WHO患者安全カリキュラムガイド(多職種版)
B 医療安全に関する国内外の動向
1.わが国の取り組みの経緯と動向
2.わが国の取り組みのからの発信
3.海外の取り組みの動向…WHOの取り組みから
4.医療安全に関するトピックス
5.これからの医療安全
2章 医療安全管理体制
A 医療安全管理体制
1.医療安全の概念
2.病院全体の体制
3.医療安全管理部
4.部署での医療安全管理体制
5.インシデントレポート報告システム
6.チーム医療と安全文化の醸成
B 院内感染対策
1.院内感染とは
2.「未然に防ぐ」~標準予防策について
3.「感染症の原因病原体が判明したら制圧を目指す」~感染経路別対策について
C 医薬品に係る安全管理
1.静脈路の接続・注入・抜針・止血における合併症と対策
2.CT造影剤の副作用と対策
3.MRI造影剤の禁忌と副作用
4.検査前処置薬の禁忌と副作用
D 医療機器に係る安全管理
1.医療機器の安全管理に係る法規制について
2.放射線関連機器の保守管理に関する基本的な考え方について
3章 放射線部門での医療安全管理
A 医療者に求められる移乗介助技術
1.車椅子・ストレッチャー
2.支持基底面と重心
3.立ち上がり動作
4.車椅子から検査台への移乗介助
5.座り直しの介助
6.仰臥位からの起き上がり介助
B 放射線部門での医療安全対策
1.一般撮影
2.CT検査
3.MR検査
4.放射線治療
5.病棟撮影
6.血管造影
4章 緊急時の救命処置
A BLS:basic life support(一次救命処置)
1.背 景
2.心肺蘇生法ガイドライン
3.一次救命処置を理解するための事前知識
4.成人CPR法
5.小児・乳児のCPR
B ACLS:advanced cardiovascular life support(二次救命処置)
1.ACLSとは
2.チーム医療(チームリーダーの役割)
3.呼気CO2
4.救急薬剤
5.電気ショック
6.ACLSの実践
7.ROSC
参考文献
日本語索引
外国語索引
1章 放射線防護の基本概念
A 放射線防護体系 防護の3原則
1.放射線・放射能の発見と放射線障害の始まり
2.国際放射線防護委員会について
3.放射線防護体系について
4.行為の正当化について
5.防護の最適化について
6.線量限度
B 放射線防護に関係する量
1.放射能
2.照射線量
3.吸収線量
4.防護量と実用量について
5.等価線量
6.実効線量
7.実用量の場のモニタリング量
8.実用量の個人モニタリング量
C 放射線被ばくの種類と防護
1.被ばくのカテゴリ
2.被ばく状況の種類
3.線量拘束値と参考レベル
D 被ばくの特徴
1.外部被ばくと内部被ばく
2.全身被ばくと局所被ばく
3.高線量率被ばくと低線量率被ばく
4.1回被ばくと多分割被ばく
5.遷延被ばく
6.急性被ばくと慢性被ばく
2章 関係法規
A 放射性同位元素等の規制に関する法律
1.法体系
2.放射線,放射性同位元素等の定義
3.規制区分
4.規制の流れ
5.許可届出使用者の義務
6.他の法令との関係
B 労働安全衛生法,電離放射線障害防止規則(教育訓練と予防規程,健康診断等含める)
1.労働安全衛生法の目的
2.電離放射線障害防止規則
C 医療法
1.医療法の目的
2.医療法施行規則の構成
3.病院等の管理者の責務
4.医療放射線の適正管理
D 診療放射線技師法
3章 放射線衛生学
A 医療被ばく,職業被ばく,公衆被ばくの実態と放射線影響
1.放射線被ばくの種類と実態
2.放射線の人体影響の分類
B LNT仮説と低線量の放射線リスクの考え方
1.放射線のリスク
2.放射線のリスクモデルとその理論的根拠
3.低線量放射線リスクをどのように考えるべきか
C 放射線検査でのリスクに関する疫学
1.放射線の疫学研究
2.放射線検査の被ばく影響に関する主な疫学研究
4章 国内外の放射線防護関連機関・団体
A 国外の放射線防護関連機関・団体
1.国際的な枠組み
2.欧州の枠組み
3.米国の枠組み
B 国内の放射線防護関連機関・団体
1.影響と線量に関する基礎研究
2.基礎研究から得られる科学的知見の評価と放射線防護体系の枠組みの勧告
3.放射線防護基準の策定
4.放射線防護の実践
5章 施設・環境測定と個人の放射線被ばく管理
A 外部被ばくの測定と評価(測定器と測定方法,評価方法)
1.外部被ばくと実効線量と等価線量
2.実用量による線量評価
3.個人線量計
4.線量限度
5.外部被ばくの防護対策(外部被ばく防護の3原則)
B 内部被ばくの測定と評価(測定器と測定方法,評価方法)
1.ホールボディーカウンタ(whole body counter:WBC)
2.バイオアッセイ
3.預託実効線量
4.使用量からの計算による評価方法
5.内部被ばくの防護対策(内部被ばく防護の5原則)「2C3Dの原則」
C 施設環境の測定と評価(漏洩線量の測定,評価)
1.場の測定:空間線量率測定
2.RI汚染:表面汚染測定・スミア法,ダストサンプラや液体シンチレーション測定器など
3.測定場所など:放射線障害が発生する恐れのある場所の測定(医療法など)
6章 放射線取扱施設の管理
A 管理区域と入室時の注意事項
1.管理区域
2.放射線取扱施設の構造設備
3.管理区域入室時の注意事項
B 遮蔽体の材質と能力
1.放射線施設の遮蔽
2.個人防護用の遮蔽
C 遮蔽計算
1.遮蔽計算における基本
2.X線診療室の遮蔽計算
3.診療用高エネルギー放射線発生装置使用室の遮蔽計算
D 排気・排水設備
1.排気設備
2.排水設備
7章 放射線管理の方法と事故対策
A 線源管理(セキュリティ含む)
1.密封RI線源の管理
2.密封線源の主な構造
3.各放射線種類とその線源特性について
4.密封RI線源の保管
5.記録(使用の記録・保管の記録)
6.密封RI線源の汚染管理と測定(線量の測定・密閉性の確認)
B 汚染管理
1.非密封RI線源の化学形や線源特性
2.非密封RI線源の取扱いで生じる汚染と体内摂取による危険性とその防護
3.汚染管理に伴う施設・設備など
4.汚染対策のための実験準備・実験および薬剤調整中の汚染対策
5.非密封RI線源取扱いに伴う汚染検査
6.汚染除去
C 放射性廃棄物管理
1.放射性廃棄物の安全管理
2.日本アイソトープ協会における廃棄:廃棄物の分類,収納,廃棄まで
3.保管廃棄の実際
D 放射線事故
1.放射線事故とは?
E 在宅医療・災害医療
1.在宅医療
2.災害医療
3.在宅医療の放射線管理と安全対策
4.災害医療の放射線管理と安全対策
F 被ばく医療 (西丸英治)
1.被ばく医療体制整備の経緯
2.JCO事故後の緊急被ばく医療体制
3.東京電力福島第一発電所事故の緊急被ばく医療体制
8章 医療における放射線安全管理
A 医療被ばく線量管理と線量記録
1.行為の正当化とリフェラルガイドライン
2.医療被ばく適正管理に関する医療法施行規則改正(改正省令)
3.線量記録
4.診断参考レベル(DRL)
5.診断参考レベルによる最適化と線量管理
B 被ばく相談への対応
1.患者の被ばく線量
2.医療被ばくレベルの放射線による人体影響
3.病院内の体制と環境整備
4.診療科医師の理解と協力
5.診療放射線技師の対応範囲と限界
6.診療放射線技師による被ばく相談の考え方
7.患者相談の対応と実際
8.胎児被ばく
C 患者の放射線防護
1.診断参考レベルによる防護の最適化
2.生殖腺(性腺)防護
3.モダリティ別の患者の防護の最適化(被ばく低減)
4.過剰被ばくなどの事故時の対応
D 医療従事者の放射線防護
1.職業被ばく限度
2.測定と不均等被ばく
3.健康診断
4.モダリティ別の放射線防護
5.水晶体被ばくの放射線防護
6.放射線業務従事者などへの研修と管理体制
第Ⅱ編 診療放射線技師のための医療安全管理
1章 医療安全とは
A 医療安全とは
1.なぜ医療安全について学ばなければならないのか
2.WHOによる「患者安全」の定義
3.医療安全の基本的な考え方
4.WHO患者安全カリキュラムガイド(多職種版)
B 医療安全に関する国内外の動向
1.わが国の取り組みの経緯と動向
2.わが国の取り組みのからの発信
3.海外の取り組みの動向…WHOの取り組みから
4.医療安全に関するトピックス
5.これからの医療安全
2章 医療安全管理体制
A 医療安全管理体制
1.医療安全の概念
2.病院全体の体制
3.医療安全管理部
4.部署での医療安全管理体制
5.インシデントレポート報告システム
6.チーム医療と安全文化の醸成
B 院内感染対策
1.院内感染とは
2.「未然に防ぐ」~標準予防策について
3.「感染症の原因病原体が判明したら制圧を目指す」~感染経路別対策について
C 医薬品に係る安全管理
1.静脈路の接続・注入・抜針・止血における合併症と対策
2.CT造影剤の副作用と対策
3.MRI造影剤の禁忌と副作用
4.検査前処置薬の禁忌と副作用
D 医療機器に係る安全管理
1.医療機器の安全管理に係る法規制について
2.放射線関連機器の保守管理に関する基本的な考え方について
3章 放射線部門での医療安全管理
A 医療者に求められる移乗介助技術
1.車椅子・ストレッチャー
2.支持基底面と重心
3.立ち上がり動作
4.車椅子から検査台への移乗介助
5.座り直しの介助
6.仰臥位からの起き上がり介助
B 放射線部門での医療安全対策
1.一般撮影
2.CT検査
3.MR検査
4.放射線治療
5.病棟撮影
6.血管造影
4章 緊急時の救命処置
A BLS:basic life support(一次救命処置)
1.背 景
2.心肺蘇生法ガイドライン
3.一次救命処置を理解するための事前知識
4.成人CPR法
5.小児・乳児のCPR
B ACLS:advanced cardiovascular life support(二次救命処置)
1.ACLSとは
2.チーム医療(チームリーダーの役割)
3.呼気CO2
4.救急薬剤
5.電気ショック
6.ACLSの実践
7.ROSC
参考文献
日本語索引
外国語索引