書籍カテゴリー:癌・腫瘍学|臨床薬学

基本まるわかり!分子標的薬
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在庫状況:品切れ(11月上旬 改題改訂予定)

※「絵でまるわかり 分子標的抗がん薬」と改題し、改訂されました

基本まるわかり!分子標的薬

第2版

  • 名古屋大学医学部附属病院薬剤部 副薬剤部長 石川和宏 著

定価:2,376円(本体2,200円+税8%)

  • B5判 75頁
  • 2013年3月 発行
  • ISBN978-4-525-42352-0

概要

これまでの抗がん薬とは,まったく異なるメカニズムの「分子標的薬」.臨床現場で使用する場面がますます増えています.本書は専門書ではありません.がん細胞の特徴や,従来の抗がん薬と何がちがうかなど,イラストで解説.「分子標的薬」が苦手だな,と感じている方にもおすすめの入門書です.
新規5剤を加えた改訂版!

序文

 2011年8月に初版を出版してから,大変多くの方々にご愛読いただき,深く感謝申し上げます.著者としては喜びを心よりかみしめるとともに,その高いニーズには驚きを隠せないところでもあります.このことは,日々の臨床業務において分子標的薬の知識に関するニーズが予想以上に高まってきていることを強く物語っている証ではないかと考えております.さらに,分子標的薬を取り巻く状況は初版出版後も変わることなく続々と新規薬剤が登場しています.そのような状況を踏まえ,本書が担う役割を一考しなければならない状況になりつつあると感じる今日この頃でした.そこで私なりに熟考した上でその意見を出版社に上申しましたところ,時期尚早というお返事をいただくどころか,まったくその逆で是非改訂版をというご賛同を大変有り難くいただくことができ,今回の改訂が決定致しました.そこには,少しでも読者のニーズに応えるという書籍が持つ本来の姿を特に今回は早期に重視せざるを得ないという判断が下されたと理解でき,著者としては至極の喜びであるとともにその期待に如何に応えるのかという責任を深く受け止めて,早速執筆に取りかかりました.新規に登場した薬剤を加えるとともに内容および体裁も新鮮味を持ってよりわかりやすくすることに配慮致しました.よって,この改訂2版が初版に勝るとも劣らないものとして確信しています.
本書が質の高い医療を提供すべく多忙な毎日を過ごされている医療従事者の皆様へ,抱える専門知識に関する悩みや疑問等に少しでも応えられるよう平易なイラストに基づいた解説書として気軽にご活用いただけることを祈念して改訂の序とさせていただきます.


2013年初春
名古屋大学医学部附属病院薬剤部 副薬剤部長
石川和宏

目次

第1章 がん細胞のしくみからみた従来型抗がん薬と分子標的薬のちがい

1 新しいがん治療薬として登場した分子標的薬

2 がんの増殖のしくみ

3 がんの浸潤・転移のしくみ

Column コンパニオン診断薬

4 がんの血管新生のしくみ

Column 従来型抗がん薬の作用機序


第2章 分子標的薬の特徴とメカニズム

1 抗体薬と小分子薬

2 リガンドまたは膜受容体阻害薬

3 膜上分化抗原を標的とする抗体薬

4 受容体型チロシンキナーゼ阻害薬

5 融合遺伝子産物チロシンキナーゼ阻害薬

6 マルチキナーゼ阻害薬

7 mTORセリン・スレオニンキナーゼおよびプロテアソーム阻害薬

8 分子標的薬一覧


第3章 各論を踏まえたがん化学療法総論

1 遺伝子情報とがん化学療法

2 投与された抗がん薬の作用に関連した因子

3 支持療法とがん化学療法