書籍カテゴリー:臨床看護学|内分泌・代謝学

まるごとわかる! 生活習慣病
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まるごとわかる! 生活習慣病

1版

  • 京都医療センター 臨床研究センター 予防医学研究室 室長 坂根直樹 著

定価:2,700円(本体2,500円+税8%)

  • AB判 AB判頁
  • 2018年10月 発行
  • ISBN978-4-525-50141-9

概要

ありそうでなかった!ケア・患者指導に役立つ決定版

基礎疾患として生活習慣病を抱えている患者は多い.しかし,ナースが生活習慣病について詳しく学べる機会は意外と少ないもの.そこで,肥満や糖尿病,高血圧など主要な生活習慣病について読みやすい文章とフルカラーのイラストでわかりやすく解説.ケアや患者指導のポイントも付いた,臨床で活かせる一冊.

序文

 日本では食生活やライフスタイルの近代化と高齢化に伴い,糖尿病をはじめとする生活習慣病が増えています.生活習慣病は,食べ過ぎや運動不足だけで発症するわけではありません.その発症には疾患になりやすい体質に加え,さまざまな生活習慣が複雑に関係しています.
 筆者の所属する京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室では生活習慣病を予防するプログラムの開発や効果の検証を行っています.研究室のモットーは「楽しくてためになる」です.いかに患者や地域住民の方に,生活習慣病発症のリスクが高いことに気づき,健康的な生活習慣を身につけてもらえるかを日々,研究しています.
 患者や住民にとって最も身近で,困ったときの相談相手となり,親身になってアドバイスができるのは,看護師・保健師の皆さんです.しかし,生活習慣病の知識が十分でなければ正しい情報を伝えることはできません.たとえば,療養指導を行っていると,患者から「間食をやめるとストレスがたまる」「運動する時間がない」などと言い訳されてしまうことも多いでしょう.知識を身につけることで,そのような言い訳に対しても上手な返答ができるとよいですね.
 本書は看護師・保健師をはじめとする医療従事者とそれを目指す学生の皆さんが生活習慣病とその治療や予防法について学ぶ入門書です.筆者らの研究室で開発された生活習慣病を予防するノウハウが満載されています.第1章では,生活習慣病の定義や疫学について学びます.特に,疫学について扱った項では「もしも,100人の日本人の村があったら?」と題して,日本人における生活習慣病の現状や生活習慣の特徴について楽しく学べるように執筆しました.第2章では,読者の皆さんが出会う機会の多い代表的な生活習慣病について,その疾患の概要,検査・診断,治療,ケア・患者指導のポイントが具体的に学べます.第3章では,生活習慣病の代表的な治療法について,その治療の目的,方法,患者指導のポイントが実践的に学べます.また,コラムでは,最近の生活習慣病のトピックスについて紹介しています.また,何よりも全体をとおして,かわいいイラストが内容の理解を深めてくれるでしょう.
 最後になりましたが,本書の発刊にあたり大変お世話になりました南山堂の松村みどりさん,最新の生活習慣病予防のノウハウを追い求め続ける予防医学研究室のスタッフ,楽しくてためになる保健指導の学習会であるさんまの会のメンバーに感謝します.

2018 年8月
京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室 坂根 直樹

目次

第1章 生活習慣病の基礎知識
 1.生活習慣と生活習慣病
 2.生活習慣病・生活習慣のデータ

第2章 疾患別 知っておきたい知識とケア
 1.肥満・肥満症
 2.糖尿病
 3.高血圧
 4.脂質異常症
 5.メタボリックシンドロームと特定健診・特定保健指導
 6.痛風・高尿酸血症
 7.脂肪肝
 8.慢性腎臓病
 9.閉塞性睡眠時無呼吸症候群

第3章 生活習慣病の治療
 1.減量とリバウンド予防
 2.食事療法
 3.運動療法
 4.禁煙
 5.禁酒・節酒
 6.睡眠衛生

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