書籍カテゴリー:臨床看護学

院内感染対策へのサポート

在庫状況:絶版

ナースのポケットに強い味方シリーズ
院内感染対策へのサポート

1版

  • 東邦大学教授 辻 明良 編
  • 東邦大学教授 村井貞子 編

定価:2,700円(本体2,500円+税8%)

  • ポケット判 184頁
  • 2003年1月 発行
  • ISBN978-4-525-51031-2
  • ISBN4-525-51031-5

概要

本書は看護師サイドからの院内感染対策として,まず感染対策の基本,問題となる主な院内感染症を解説し,滅菌と消毒の実際,問題となる各種取り扱い,各病室での対応をわかり易く簡潔な文章で記載してあります.また資料として微生物・細菌,消毒薬,抗菌薬の一覧表,ワクチン,付録で略語等をつけました.携帯に便利なポケットサイズで新人からベテランのナースまでをサポートします.

序文

近年の感染症の変貌は著しく,新興感染症や再興感染症が問題となり,1999年4月より感染症新法が施行された.病院内においても,原疾患とは別の感染症が発生し,院内感染として大きな社会問題となっている.
本書はこれら院内感染防止のための手引き書として,感染防御について理解し,感染源,感染経路の把握とその対策と実践・措置を習得するための書である.とくに以下のポイントを重点において書いたものである.
 1.携帯可能なポケット判とし,手引き書とした
 2.看護師サイドからの院内感染対策
 3.消毒薬の適正使用に対応
 4.必要最小限としての対策
 5.長文は避け簡潔な文章とした
本書は,日常の診療現場で,看護師として院内感染対策を実施するよき伴侶として愛用されることを希望する.

2002年11月 東邦大学教授 辻 明良 村井貞子

目次

I.感染対策の基本
1 院内感染対策への取り組み
参考
2 在宅感染対策への取り組み
3 感染症新法と院内感染
4 Universal Precautions と Standard Precautions
5 感染経路別予防措置
II.問題となる主な筋種と院内感染症
1 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症(MRSA)
2 バンコマイシン耐性腸球菌感染症(VRE)
3 薬剤耐性緑膿菌
4 レジオネラ
5 ピロリ菌
6 ディフィシル菌
7 肝炎ウィルス
8 結核菌
9 疥癬虫
III.滅菌と消毒の実際
 1.滅菌
1 滅菌の意味と方法
2 ガス滅菌の有効性と注意点
3 滅菌済みかどうかを判定する方法
4 滅菌物の有効期間
 2.消毒
消毒の意味
1)生体の消毒
1 手洗いと手指消毒
2 手術時手指消毒
3 手術野の皮膚消毒
4 注射部位,採血部位の皮膚消毒
5 創傷部の消毒
6 口腔内の消毒
7 鼻腔・眼の消毒
8 膣・外陰部の消毒
9 カテーテル留置時の皮膚消毒と処置
2)器具・用具の消毒
1 一般器具・用具の消毒
2 内視鏡などの消毒
3 一次洗浄は必要か
4 吸引チューブの消毒
5 食器の消毒
6 体温計の消毒
3)環境の管理と消毒
1 環境の清掃
2 病室の床の消毒法
3 排泄物(便・汚物)の消毒法
4 リネン類の取扱いと注意点
5 床頭台・ドアノブ・トイレ(便座)の消毒
6 壁・天井・カーテンの消毒
7 浴室,浴槽の消毒
8 粘着マット・抗菌マットの有用性?
9 紫外線殺菌灯の有用性?
10 ホルマリンガス消毒は有用か?
IV. 問題となる各種取扱
1 手袋・エプロンの取扱い
2 マスク・ゴーグルの取扱い
3 注射器の取扱いと注意点
4 アルコール綿球の取扱いと注意点
5 包帯交換時の注意点
6 気管・口腔・鼻腔内吸引の管理
7 血管留置カテーテルの管理
8 尿路留置カテーテルの管理
9 保菌者(MRSA)への対応
V.各病室での対応
1)NICU,未熟児室
1 手洗いの方法
2 マスクの着用
3 哺乳びんの消毒
4 新生児用のベッドの消毒
5 保育器の消毒
6 沐浴槽の消毒
2)感染患者病室
1 使用した器具・器材の処理
2 病室の管理
3 使用した病室の床・ベッド棚の消毒
3)手術室
1 手術室の管理
2 手術室での手洗い
4)隔離室
1 隔離の基本
2 個室隔離・集団隔離はどのような患者が入室するか
3 部屋の環境整備に必要なこと
4 ガウン,履き物の交換は必要か
VI.資 料
1 微生物・細菌一覧
2 消毒薬一覧
3 抗菌薬一覧
4 ワクチン
<付録>
 略 語
 情報の収集・情報の検索(インターネット)

参考文献
索引