書籍カテゴリー:保健/福祉/介護|臨床看護学

社会福祉マニュアル
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社会福祉マニュアル

1版

  • 埼玉県立大学 学長 柳川 洋 編
  • 大正大学教授 山田知子 編
  • 埼玉県立大学講師 若林チヒロ 編
  • 埼玉県立大学教授 萱場一則 編

定価:3,780円(本体3,500円+税8%)

  • A4判 240頁
  • 2006年10月 発行
  • ISBN978-4-525-52201-8
  • ISBN4-525-52201-1

概要

社会福祉の最新情報を網羅した決定版!社会福祉の歴史・概念・基本の総論から各対象別(低所得者・障害者・子ども・高齢者・外国人など)の各論までをまとめ,さらに介護,関連領域との連携や現場で活かせる情報を表形式で解説.社会福祉を学ぶ学生のための教科書・参考書のみならず,社会福祉活動従事者にとっても業務に役立つ必携本.

序文

本書は,社会福祉専攻の学生のテキストとしてはもちろん,教養科目として社会福祉学を学ぶ学生や,看護師,栄養士,歯科衛生士といった保健医療分野の学生が,通年や半期で社会福祉学を学ぶのにも適しています.また,現場で保健・医療・福祉の仕事に従事している人々にも活用してもらえるよう,保健医療と社会福祉との関連の章や介護関連の章も充実させました.
本書の第1の特色は,この1冊に社会福祉の領域を膨大な情報量で網羅している点にあります.子ども,女性,高齢,障害,低所得,社会保障といった社会福祉の広範な領域のそれぞれについて,歴史や制度,法律,現状,今後の動向を記し,簡潔にまとめています.これまで社会福祉のテキストには長文で解説したものが多く,読者の側は自分で要点を読み解くことを求められてきました.しかし,限られた時間数の中で学習するためには,ポイントを整理して示すことも必要です.本書では,表形式の枠のなかに,縦横の見出しを駆使して示すことで,通常は分冊で納められるほど膨大な情報を1冊にまとめることが可能となりました.
第2の特色は,歴史や法律,制度が表形式に簡潔に納められていることです.社会福祉では法律に基づいて学ぶものが多くあります.このうち重要な部分を選び,原文に忠実に,しかも分かりやすく簡潔に解説してあります.また現在の社会福祉を知るうえでは歴史的な背景を理解することが重要です.歴史の記載を充実させ,年表に整理することで,社会福祉の歴史的な流れとポイントをつかむことができます.
第3の特色は,社会福祉分野の主要な行政統計や調査を用いて,数値と図表で実態と経年の動向を示した点にあります.資料集や統計集とは違い,社会福祉の各分野を理解するために必須の統計や調査を厳選し,解説を付して示してあります.近年,社会福祉サービスにも数値に基づいた科学的なエビデンスが求められており,本書のこの試みは,これからの社会福祉領域の学習,研究,職務に不可欠な視点となっています.
長年にわたり好評を得ている南山堂刊行の「公衆衛生マニュアル」,「疫学マニュアル」と合わせてご利用いただければ幸いに存じます.
最後に,本書を刊行するにあたって,編集者の無理なお願いをお聞きくださった執筆者各位ならびに,絶大なご協力をいただいた南山堂の吉野琴絵さんに厚く御礼申し上げます.



2006年8月   編集者を代表して
柳川 洋

目次

1章 国民生活と健康
1 少子高齢化社会
2 国民の健康
3 国民の生活
2章 社会福祉の基礎概念と歴史
1 社会福祉の概念
2 イギリスの社会福祉の歴史
3 アメリカの社会福祉の歴史
4 戦前の日本の社会福祉の歴史
5 戦後の日本の社会福祉の歴史
3章 社会保障
1 社会保障の概念
2 社会保障の歴史
3 社会保障の組織と財政
4 社会保険制度の概要
4章 公的扶助
1 公的扶助の概観
2 わが国における公的扶助の歴史
3 生活保護制度の概要
4 生活保護の動向
5 これからの公的扶助の動き
5章 子ども福祉
1 子どもの定義
2 子どもをめぐる状況
3 子ども福祉の理念と歴史
4 子ども福祉の現状
5 子ども福祉の施策
6 これからの子ども福祉の動き
6章 女性と社会福祉
1 社会福祉における女性
2 女性を取り巻く状況
3 女性を支える施策体系
4 社会福祉援助における女性
7章 障害者福祉
1 障害者福祉の対象
2 障害者を取り巻く状況
3 障害者福祉の理念
4 身体障害者福祉の歴史
5 身体障害者福祉の施策
6 身体障害者福祉の現状
7 知的障害者福祉の歴史
8 障害児・知的障害者福祉の施策
9 知的障害者福祉の現状
10 これからの障害者福祉
8章 精神保健・精神障害者福祉
1 わが国の精神保健・精神障害者福祉を取り巻く状況と歴史
2 精神保健・精神障害者福祉の施策
3 精神障害をもつ人たちのニーズ
4 これからの精神保健・精神障害者福祉の動き
9章 高齢者福祉
1 高齢者を取り巻く状況
2 高齢者福祉の理念と歴史
3 高齢者の福祉施策
4 高齢者保健福祉サービスの体系
5 これからの高齢者福祉の動き
10章 介護と介護保険
1 介護の理念と基本
2 介護技法の基本
3 介護の現状
4 介護保険制度の基礎知識
5 これからの介護をめぐる動き
11章 福祉工学
1 福祉工学の基本
2 福祉工学の現状
3 これからの福祉工学の動き
12章 地域福祉
1 地域福祉の概念
2 地域福祉の実際
3 地域福祉の財源・計画
4 これからの地域福祉の動き
13 医療福祉・生活問題
1 医療ソーシャルワーク
2 健康被害
3 HIV感染症・ハンセン病
4 消費者関連の法律と制度
5 患者・障害者の権利宣言など
14章 社会福祉の援助技術
1 援助技術の理念と基本
2 社会福祉援助技術の体系
3 社会福祉援助技術の展開
4 専門性の確立
15章 社会福祉調査
1 社会福祉調査の定義と性格
2 社会福祉調査の種類
3 わが国が行っている社会福祉関連の調査
4 社会福祉調査の実施方法
16章 社会福祉の担い手
1 社会福祉労働と職種
2 社会福祉職の資格
3 社会福祉専門職の養成
4 社会福祉職の定義と倫理
5 これからの社会福祉労働の課題
17章 看護と福祉の連携
1 看護と福祉の連携
2 ターミナルケアにおける看護と福祉
3 難病患者の看護と福祉
18章 保健・医療機関と福祉の連携
1 福祉における保健所の役割
2 福祉と連携した保健・医療政策
3 健康づくり活動における福祉