書籍カテゴリー:衛生・公衆衛生学|保健/福祉/介護

学生のための健康管理学
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学生のための健康管理学

第3版

  • 山野美容芸術短期大学 教授・副学長 木村康一 著
  • 山野美容芸術短期大学 教授 永松俊哉 著

定価:2,420円(本体2,200円+税10%)

  • B5判 156頁
  • 2021年3月 発行
  • ISBN978-4-525-62053-0

概要

健康管理のエキスパートになるための一冊!

保健・医療・福祉・栄養学などの分野で必要とされる,健康増進,疾病予防,健康と社会・環境との関わりなどの知識をぎゅっとまとめた,わかりやすい基本テキスト.
用語解説やトピックスも充実,統計・医療制度をはじめ最新情報を収載した改訂3版.
これから健康や生命を守る職種に携わろうとするすべての人たちへ.

序文

 健康上の課題は,時代とともに変化していくものであるとともに,同じ時代であっても地域が異なれば,その課題も必然的に異なるものです.
 しかし,COVID − 19 と名付けられた新型コロナウイルスの世界的蔓延(パンデミック:pandemic)は,世界が共通で立ち向かわなくてはならない極めて大きな問題として,私たちの前に立ちふさがっています.大きな時代の流れの中では,疾病構造が感染症から生活習慣病へと移行してきたと言われていますが,決して感染症対策もおろそかにしてはいけないという啓示なのかもしれません.日本では緊急事態宣言が発令され,世界の各地では都市のロックダウンも実施されています.ここにきて,ようやくワクチンの開発が進み,予防接種が始まりつつあり,少しずつではありますが,希望の光が見え始めています.
 その一方で,コロナ禍の影響により,女性や医療従事者の自殺者が増加しているとの推計値や,出生数がさらに減少する予測が発表されています.今後発表される統計値は,各自でアップデートしてください.
 こうした状況の中で,保健医療や福祉の現場はその対応に追われ,身体的にも精神的にもかなり疲弊しています.現場の最前線で昼夜を問わずに奮闘されておられる方々には,本当に頭の下がる思いです.この状況を少しでも解決するためには,新しい罹患者を抑えることが必要であり,そのためには罹患しない,罹患したとしても他者に感染させないという一人一人の健康管理と意識が大切なのでしょう.
 また,本書を用いて学びを続けている学生のみなさんも,いずれこれらの分野に進み,活躍されていくのだろうと思います.ぜひ自分自身の幸せと社会の幸せのために歩んでいただきたいと思います.
 2021 年1 月26 日現在,世界の新型コロナの感染者数は9,920 万3,600 人,死亡者数は212万9,597 人,日本の感染者数は36 万8,640 人,死亡者数は5,194 人です.
 一日も早い新型コロナの終息と,本書がこれから活躍されるみなさんの一助となることを願い,3 版の序とします.
 最後に,編集にご尽力いただきました吉野琴絵さんに,この場を借りまして深謝申し上げます.ありがとうございました.

2021年1月
執筆者を代表して 木村康一 

目次

1 章 健康の捉え方
 A.医学の発展と健康管理
 B.健康の定義
 C.予防医学の考え方
 D.公衆衛生の捉え方

2 章 健康の指標と現状
 A.人口
 B.出生,婚姻,離婚
 C.死亡
 D.寿命
 E.健康状態と受療状況
 F.人口統計に用いる比率

3 章 健康増進
 A.健康増進のための3 つの要素
 B.健康づくりのための施策

4 章 生活習慣と健康
 A.栄養・食生活
 B.運動・身体活動
 C.休養
 D.喫煙
 E.飲酒
 F.歯・口腔の健康
 G.環境

5 章 疾病の予防
 A.生活習慣病
 B.がん
 C.循環器疾患
 D.代謝疾患
 E.骨・関節疾患
 F.歯科・口腔疾患
 G.感染症
 H.精神疾患
 I.自殺

6 章 健康管理の進め方
 A.健康管理の体系
 B.健康教育
 C.健康相談
 D.集団健康診断と集団検診
 E.スクリーニング
 F.疫学

7 章 健康管理の実際
 A.地域の健康管理
 B.母子の健康管理(母子保健)
 C.学校の健康管理(学校保健)
 D.職場の健康管理(産業保健)
 E.高齢者の健康管理

8 章 健康情報
 A.健康情報について
 B.健康情報の収集
 C.ホームページの活用
 D.健康情報のマネジメント
 E.保健医療情報システム