書籍カテゴリー:臨床看護学|東洋医学

アロマ&ハーブ療法Q&A
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ピンポイント解説!
アロマ&ハーブ療法Q&A

1版

  • グリーンフラスコ代表・東邦大学薬学部客員講師 林 真一郎 著

定価:1,980円(本体1,800円+税10%)

  • A5判 150頁
  • 2021年2月 発行
  • ISBN978-4-525-70581-7

概要

読みたいところから読めて,簡潔で役立つ情報が得られる!

本書は,多忙な業務の限られた時間の中で,知りたい情報をピンポイントで得られるように一つひとつの内容を簡潔にまとめた.アロマ&ハーブ療法の基本的なことから臨床で悩む疑問までを解決でき,患者さんからの質問や日常生活の指導にも役立つような内容をQ&A形式で解説している.

序文

 不眠や抑うつなどの精神疾患や,認知症などの老人退行性疾患の増加を背景として,統合医療(integrative medicine)が普及しつつあります.統合医療とは,薬物療法や外科療法(手術),放射線療法などの現代医療と,ハーブ療法やアロマセラピー,心理療法や音楽療法などの補完・代替療法(complementary and alternative medicine:CAM)のいずれをも視野に入れた,患者中心の医療のことをいいます.補完・代替療法にはさまざまな療法がありますが,そのなかでも比較的エビデンスを備えたハーブ療法やアロマセラピーが採用されるケースが多くあります.
 私は薬剤師の立場で統合医療に関わっているので,クリニックや病院,助産院や介護施設などから,ハーブ療法やアロマセラピーの導入について相談を受けたりアドバイスを求められたりすることが多いのですが,市販の書籍は一般の人向けに書かれているものが多いので,医療従事者の参考となるような情報源にはなりえないのが実情です.そこで,多忙な医療従事者が,ハーブ療法やアロマセラピーに関して知りたい情報や,知っておくべき内容をピンポイントで学べるようにQ&A形式でまとめたのが本書です.
 なお,統合医療の現場でハーブ療法やアロマセラピーが臨床応用されるとき,看護師や助産師,保健師などの医療職が行う場合と,アロマセラピストやハーバルセラピストなどの医療職ではないスタッフが行う場合があります.統合医療のなかでアロマセラピストやハーバルセラピストがチーム医療の一員として加わる場合には,本書に書かれているような知識や情報を身につけてもらいたいと思います.
 ハーブ療法やアロマセラピーが,サポーティブケア(支持療法)として臨床応用され,患者のQOLや医療スタッフとのコミュニケーションの向上に役立つことを期待しています.

2021年1月
林 真一郎

目次

第1章 必要な基礎情報をピックアップ! 総論Q&A

Q1 統合医療と代替療法は同義語なの?
Q2 現代医療と比べた統合医療の特徴とは?
Q3 ハーブと漢方薬の相違点は?
Q4 医薬品として認可されているハーブや精油は?
Q5 医薬品とハーブの治療カテゴリーとは?
Q6 信頼できるハーブのモノグラフは?
Q7 精油はどのように製造するの?
Q8 ハーブや精油の品質管理の手法は?
Q9 五感によるハーブの品質チェックとは?
Q10 品質の良い精油を選ぶポイントは?
Q11 国産の精油の長所と短所は?
Q12 ハーブの収穫時期や適切な保存方法は?
Q13 精油や植物油の適切な保存方法は?
Q14 ハーブや精油に含まれるフィトケミカル成分の薬理作用の具体例は?
Q15 オイルマッサージ後の精油の体内動態は?
Q16 精油のケモタイプとは?
Q17 ハーブや精油の注意すべき医薬品との相互作用は?
Q18 医薬品と相互作用を起こす可能性があるハーブの具体例は?
Q19 医薬品と相互作用を起こす可能性がある精油の具体例は?
Q20 医薬品と相互作用を起こす可能性がある食品や飲料の具体例は?
Q21 メディカルハーブ導入時に揃えておくべきハーブは?
Q22 ハーブティーの抽出法や服用法のポイントは?
Q23 ハーブティーのブレンドテクニックは?
Q24 ハーブの副作用の具体例は?
Q25 ハーブティーの長期連用は危険なの?
Q26 病院やクリニックでのアロマ導入時のポイントとは?
Q27 ドラッグストアでアロマを導入するには?
Q28 アロマ導入時に揃えておくべき精油は?
Q29 精油のトラブルの応急処置は?(国内編)
Q30 精油のトラブルの応急処置は?(国外編)
Q31 アロマセラピストの健康被害のリスクとは?
Q32 アロマセラピストが身を守る方法とは?


第2章 領域別のアロマ&ハーブ療法Q&A

●精神神経科領域
Q1 抑うつの非薬物療法とは?
Q2 不眠や抑うつでアロマを使うときのポイントは?
Q3 不眠や抑うつのためのハーブ8種のくすり箱とは?
Q4 セントジョンズワートについて知っておくべきことは?
Q5 多動や自閉症にアロマが効果的?

●産科・婦人科領域
Q6 エストロゲン・ドミナンスとは?
Q7 月経前症候群(PMS)に役立つハーブは?
Q8 妊娠や出産に役立つハーブは?
Q9 更年期の不定愁訴はハーブにお任せ?

●泌尿器・感染症領域
Q10 ソウパルメットは壮年男性の強い味方?
Q11 クランベリージュースは膀胱炎に効果的?
Q12 カボチャのタネは女性の泌尿器トラブルに効果的?
Q13 精油の抗菌作用の特徴と利点は?
Q14 ティートリーは緑のペニシリン?

●高齢者・介護領域
Q15 認知症の非薬物療法とは?
Q16 もの忘れにイチョウ葉で記憶力アップ?
Q17 アルツハイマーの予防に精油を使うときのポイントは?
Q18 高齢者の活力を高めるハーブは?
Q19 高齢者のためのハーブ8種のくすり箱とは?
Q20 高齢者のスキンケアのポイントは?
Q21 介護予防にアロマ&ハーブは有効?
Q22 介護施設へのアロマ&ハーブ導入の注意点は?

●緩和ケア領域
Q23 がんの補完・代替療法に用いられるハーブは?
Q24 がん治療における医療大麻とは?
Q25 緩和ケアで活用できるアロマセラピーは?
Q26 がん患者に対するマッサージのリスクは?
Q27 終末期をアロマで迎える?

●季節で使えるアロマ&ハーブ
Q28 花粉症に役立つアロマ&ハーブは?
Q29 季節ごとに楽しむハーブティーは?
Q30 春から夏の過ごし方は?
Q31 秋から冬の過ごし方は?
Q32 クリスマスに祝う香りは?

●栄養・機能性食品・食物
Q33 ハーブにも表示されている機能性表示食品とは?
Q34 慢性炎症にはω3系脂肪酸が有効?
Q35 ビタミンの補給にハーブは役立つ?
Q36 ミネラルを含むハーブは?
Q37 スルフォラファン(ブロッコリースプラウト)でがん予防?
Q38 野菜や果物でがん予防?
Q39 野菜の恵みはスープにしていただく?
Q40 みかんなどの柑橘類の機能性とは?
Q41 グレープフルーツを食べるとやせる?
Q42 シイタケなどのキノコは本当に免疫を高めるか?
Q43 ブラックフード(黒色食品)は実は身体に良い?
Q44 カフェインは有害? それとも健康増進?
Q45 パプリカは美容効果が高いってホント?
Q46 フランス人のフレンチパラドックスとは?

●植物美容
Q47 欧米で女性に人気の植物美容とは?
Q48 ティートリーの精油はミラクルオイル?
Q49 ハーブでシミは防げる?
Q50 シワ対策やたるみ対策にもハーブが使える?
Q51 家庭でできるオイル美容とは?

●その他
Q52 ホリスティック医学とはどのような医学でしょうか?
Q53 森林療法とはどのようなことをするの?
Q54 フレッシュハーブとドライハーブはどちらが効果的?
Q55 ティーバッグのハーブティーは品質が悪い?
Q56 ハーブティーと相性が良い料理やお菓子は?
Q57 ハーブティーに砂糖を使用するのはよくない?
Q58 スパイスが世界史を変えた?!
Q59 あなたのペットにもハーブは有効?


参考文献
索 引