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カテゴリー: 小児科学  |  内科学一般

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食物アレルギー 禁忌・要注意の医薬品とその代替薬

1版

城西大学薬学部製剤学教室 教授 夏目秀視 著
城西大学薬学部製剤学教室 准教授 内田昌希 著

定価

2,200(本体 2,000円 +税10%)


  • ポケット判  280頁
  • 2016年9月 発行
  • ISBN 978-4-525-77491-2

食物アレルギーを持つ方にリスクのある医薬品まとめました!

医薬品の中にはアレルゲン物質が含まれることがあります.しかし,それに対する注意喚起の表記は,現状,十分とは言えません.そこで本書では,アレルギーの原因となることが特に多い10品目(卵,乳製品,小麦,ウシ,ブタ,ゼラチン,大豆,落花生,ゴマ,果物)を含む医薬品をまとめ,さらに,その代替医薬品も示しました.

  • 目次
  • 序文
目次
●ウシ
・禁忌
・注意

●ブタ
・禁忌
・注意

●乳製品
・禁忌
・注意

●卵
・禁忌
・注意

●大豆
・禁忌
・注意

●落花生
・注意

●小麦
・禁忌
・注意

●ゴマ
・禁忌
・注意

●果物
・禁忌
・注意

●ゼラチン
・注意

●GS1コード別医薬品一覧

●薬剤索引
序文
 「食物アレルギーの診療の手引き2014」によると,わが国における食物アレルギー有症率は,乳児が約10%,3歳児が約5%,保育所児が5.1%,学童以降が1.3?4.5%であると報告され,全年齢を通して,推定1?2%程度の有症率であると考えられている.近年,乳幼児から成人に至るまで食物アレルギーを持つ人が増加しており,学校給食の誤食事故などの食物アレルギーに関するニュースがマスコミでも多く取り上げられ,社会的な関心も高まってきている.
 基幹病院を中心として,かかりつけ医院が総合診療的に特定の患者の診断や治療を行い,また,かかりつけ薬局がその患者の,特に薬物治療に携わる地域医療が推し進められている.特定の患者を包括的に管理することから,かかりつけ薬剤師の責任は重い.
 特に,処方監査や服薬指導,さらには最終的な処方決定において,重大な調剤過誤の防止に役割を担わなければならない.
 収集されるべき患者情報の中に,食物アレルギーがあげられる.これは,医薬品の中には食物の成分が含有されているものがあるためである.乳・乳製品,ゼラチン,大豆,卵,牛肉・豚肉などの成分が含まれる.このような医薬品は,食物アレルギーを持つ患者には禁忌となるため,代替できる医薬品への変更を考慮する必要がある.しかし,代替医薬品を検索するにはかなりの時間を要する.
 そこで,薬剤師や他の医療スタッフも迅速に代替医薬品を検索できるポケットサイズの検索本を作った.医療現場において,本書が有効に利用されることを願っている.

2016年8月
城西大学薬学部 製剤学研究室 
教授 夏目秀視
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