書籍カテゴリー:臨床薬学

速解!調剤報酬2016-17
立ち読み

在庫状況:在庫あり

電子書籍版はこちら

(医書.jpに移動します)

「Rp.+ レシピプラス」特別編集
速解!調剤報酬2016-17

1版

  • オフィスシリウス 山口 路子 著

定価:3,024円(本体2,800円+税8%)

  • B5判 328頁
  • 2016年10月 発行
  • ISBN978-4-525-78851-3

概要

調剤報酬の基本&改定内容が隅々までよくわかる!

調剤報酬の基本&改定内容がスッキリ納得できる解説書!いつものレセプト業務から新たなレセプト業務まで,レセプト例を豊富に掲載して徹底解説.2016年度改定で新設された「かかりつけ薬剤師指導料」や大幅な変更があった「調剤基本料」についても,丁寧な解説でわかりやすく理解できる.巻末には,意外と知らない保険用語を掲載した.

序文

 平成28年4月の調剤報酬の改定には,2つの大きなキーワードがあります.1つは平成26年1月に発出された「薬局の求められる機能とあるべき姿」,もう1つは「地域包括ケアシステム」です.近い将来,わが国は超高齢化社会を迎えますが,医療保険制度や介護保険制度など,限度のある医療資源の使い方には国民が納得する配分が求められていると言えるでしょう.保険薬局と保険薬剤師に示された道は,地域医療の中で役割を得て活躍する薬剤師や薬局の姿です.改定では,そのような薬剤師の対人評価として「かかりつけ薬剤師指導料」と「かかりつけ薬剤師包括管理料」が設けられました.要件とされる業務のハードルは高いですが,これらの施設基準が認められる実績が,次世代で活躍できる薬局と薬剤師のスタートラインとなっています.経過措置期間が設けられているものの,「かかりつけ薬剤師」の業務とともに在宅医療の一定の実績をあげなければ,調剤基本料の減算というペナルティもあります.
 「薬局の求められる機能とあるべき姿」に示された内容は,決して理想論ではありません.国が求めている薬剤師業務の到達点であるだけでなく,医薬分業の再評価に結びついています.改定された調剤報酬点数表は,これを満たさない薬局薬剤師業務には決して調剤報酬の評価を与えないという強い意思を示しています.あなたは次期改定までに何を実践しますか?これからの1年間は,まさに保険薬局・保険薬剤師の分水嶺なのです.
 本書は,改定に示された業務の算定要件を新たにまとめるとともに,適正な調剤報酬請求のための基礎知識として各医療制度,公費負担医療制度や地域包括ケアシステムをまとめています.新たなスタート地点に立った2016年,地域の薬の専門家として活動するには,さらに年月をかけて,地域住民から頼りにされ,理解されるしごとの積み上げが必要です.本書が地域で生きる保険薬剤師の支えになれば幸いです.

2016年 9月
オフィス シリウス 山口 路子

目次

本書の使い方 
調剤の流れ

第1章 保険制度の概要
 医療保険制度
 保険薬局と保険薬剤師
 地域包括ケアシステム
 外来医療の機能分化と院外処方せん
 保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則

第2章 処方せん受付
 図解 処方せんの確認

第3章 受け付けた処方せんの調剤報酬算定
 点数の規定
 処方せん受付回数と調剤報酬明細書件数
 薬剤料の計算
 特定保険医療材料料の計算
 実費徴収
 総点数と一部負担金の計算
 自己負担上限額管理票
 高額療養費制度
 領収証と明細書

第4章 調剤報酬点数表を解剖する
 調剤報酬点数表の骨格

第5章 調剤技術料
1 調剤基本料
   妥結率
   同一グループの保険薬局
   特定の医療機関との不動産賃貸借取引がある保険薬局
   調剤基本料
   基準調剤加算
   後発医薬品調剤体制加算1・2
   分割調剤(長期保管が困難・後発医薬品試用)
   分割調剤(医師の指示)

2 調剤料
   調剤料の計算:内服薬
   嚥下困難者用製剤加算
   一包化加算
   調剤料の計算:屯服薬
   調剤料の計算:浸煎薬
   調剤料の計算:湯薬
   調剤料の計算:注射薬
   調剤料の計算:外用薬
   調剤料の計算:内服用滴剤
   無菌製剤処理加算
   麻薬・向精神薬・覚せい剤原料・毒薬加算
   時間外・休日・深夜加算
   夜間・休日等加算
   自家製剤加算:内服薬
   自家製剤加算:液剤(内服薬)・屯服薬・外用薬
   計量混合調剤加算
   在宅患者調剤加算

3 薬学管理料
   薬剤服用歴管理指導料
   かかりつけ薬剤師指導料
   かかりつけ薬剤師包括管理料
   麻薬管理指導加算(外来)
   重複投薬・相互作用等防止加算
   特定薬剤管理指導加算
   乳幼児服薬指導加算
   外来服薬支援料
   在宅患者訪問薬剤管理指導料
   サポート薬局と距離制限
   麻薬管理指導加算
   在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料
   在宅患者緊急時等共同指導料
   退院時共同指導料
   服薬情報等提供料
   在宅患者重複投薬・相互作用防止管理料

第6章 調剤報酬明細書(レセプト)
 レセプトの作成と点検
 レセプトの総括と請求
 レセプトの返戻
 レセプトの査定
 直接審査
 再審査・取り下げ請求

第7章 公費負担医療
 公費負担医療と法別番号
 法別番号10:結核患者の適正医療
 法別番号12(生活保護)と公費単独
 法別番号15:更生医療
 法別番号21:精神通院医療
 法別番号51:特定疾患治療費,法別番号54:特定医療
 法別番号52:小児慢性特定疾病医療支援
 公害医療のレセプト

第8章 保険外処方せん
 保険外併用療養費
 労働者災害補償保険(労災)
 自費処方せん

第9章 災害時処方せん
 被災者の処方せん調剤と請求

第10章 介護保険
 介護保険制度の概要
 要介護状態区分
 介護報酬の算定
 介護給付費の請求

保険用語集

索引