書籍カテゴリー:歯学

小児歯科マニュアル

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歯科マニュアル
小児歯科マニュアル

第4版

  • 日本大学教授 前田 隆秀 編

定価:4,320円(本体4,000円+税8%)

  • A4判 115頁
  • 2005年12月 発行
  • ISBN978-4-525-82814-1
  • ISBN4-525-82814-5

概要

「歯学教育モデル・コア・カリキュラム」と「歯科医師国家試験出題基準」の内容を折込み,講義内容のエッセンスを表形式で簡潔にまとめた歯科マニュアル新シリーズ!
小児を対象とした包括歯科学を全15章にまとめました.講義のまとめ,コア・カリに関連したCBTや歯科医師国家試験も含めた学内外の試験直前の整理に役立つ書.

序文

小児歯科学は成長発達の過程にある小児を対象とした包括歯科学であることから臨床にあたっては幅広い知識と技能をもった対応が要求される.本書は教科書,参考書と異なり,膨大な内容を整理整頓して,すべて表スタイルの箇条書きにし,持てる知識をコンパクトに整理することを特色とした.
一方,歯科医学教育は大きく変化しており,平成11年に「21世紀医学・医療懇談会」から日本の医師・歯科医師の育成体制の抜本的な見直しが提言された.これを受けて,平成13年に「医学・歯学教育の在り方に関する調査研究者会議」(文部科学省)は,「21世紀における医学・歯学教育の改革の方策について」の報告書の中で「歯学教育モデル・コア・カリキュラム−教育内容ガイドライン−」を提示して国民の臨床実習に対する理解と協力を得るにあたって臨床実習開始前の歯科学生に基礎知識,技能,態度までを問う「共用試験」が平成17年から導入されることとなった.加えて,厚生労働省指導の歯科医師国家試験合格者に対して平成18年から臨床研修医の義務化が本格運用されることとなり歯学教育は大きく変革する.
本マニュアルシリーズは全科にわたって歯科医師国家試験出題基準に添った内容となっているが,「歯学教育モデル・コア・カリキュラム」にも対応できる内容を網羅した.本書を整理整頓のKey Wordsとして活用されることを希望する.
今回の改訂の刊行にあたり執筆者の方々には,分担範囲の統廃合ならびに新規範囲が加わり負担を増したにも関わらずご協力を頂いた.また本書の発刊にあたっては南山堂編集部および関係各位に厚くお礼申し上げます.

2005年9月 前田隆秀


目次

第1章 小児と歯科医療
1.小児歯科学とは
2.小児歯科治療とは


第2章 人体の発生,成長,発達,加齢
 A.生殖と発生,胎児期
 B.新生児期
 C.乳児期・幼児期・学童期・青少年期
 D.小児期および学童期
   D-1.小児の発育
   D-2.小児の発達
     a.運動発達
     b.生理機能発達
     c.吸啜・咀嚼機能の発達
     d.言語発達
     e.情動発達
     f.生活習慣の発達
     g.社会性の発達


第3章 歯・口腔・顎・顔面の発育
 A.発育と年齢
 B.歯と歯列の発育
   B-1.歯の萌出
   B-2.無 歯 期
   B-3.乳歯列と乳歯咬6
   B-4.混合歯列と混合歯咬合
   B-5.永久歯列と永久歯咬合
 C.脳頭蓋の発育
 D.顔面頭蓋の発育
 E.脳頭蓋と顔面頭蓋の発育の割合
 F.成長の評価
 G.成長の解釈


第4章 歯の異常と口腔・顎・顔面の発育異常
 A.歯の形成異常
 B.歯の形成障害
 C.歯の萌出の異常


第5章 小児の歯科診療
 A.小児患者の特徴
 B.小児患者への歯科的対応
 C.小児の口腔管理計画
   C-1.診察と診断
   C-2.診療計画
   C-3.患者教育
   C-4.定期診査
 D.母子保健
   D-1.歯科健康診査(1歳6か月児)
   D-2.歯科健康診査(3歳児)
 E.学校保健―学校保健の領域と構造
 F.患者・障害者(児)の心理的問題と社会的問題
 G.医療面接


第6章 小児齲蝕の予防と進行抑制
 A.小児齲蝕の特徴
   A-1.乳歯齲蝕
   A-2.幼若永久歯齲蝕
   A-3.小児の心身に及ぼす影響
 B.小児のプラークコントロール
 C.食生活指導
 D.薬物応用法
   D-1.齲蝕予防法
   D-2.齲蝕進行抑
 E.予防塞法


第7章 小児の歯冠修復
 A.歯冠修復に必要な乳歯と幼若永久歯の特徴
 B.修復法・修復材の種類と選択
 C.乳歯の歯冠修復
 D.幼若永久歯の歯冠修復

第8章 小児の歯内療法
 A.歯内療法に必要な乳歯および幼若永久歯の特徴
 B.歯髄疾患の診察・検査・診断および処置法
 C.乳歯歯髄炎の処置
   C-1.歯髄鎮静法(歯髄鎮痛消炎療法)
   C-2.覆 髄 法  54
   C-3.歯髄断髄法(歯髄切断法)
   C-4.抜 髄 法
 D.乳歯根尖性歯周炎の診察・検査・診断および処置法
 E.幼若永久歯の歯内療法
 F.根未完成歯の歯根形成と治療法


第9章 小児の歯周疾患
 A.小児の歯周組織の特徴
 B.小児の歯肉炎・歯周炎
 C.診察と診断
   C-1.診察と検査
   C-2.診   断
 D.予防,処置


第10章 小児の歯の外傷
 A.歯の外傷の状況と影響
 B.診察と診断,治療方針
 C.歯の外傷の処置と経過


第11章 小児の抜歯
 A.診察と診断
 B.乳歯の抜去
 C.幼若永久歯の抜去
 D.全身疾患と抜歯
 E.埋伏歯の抜去
 F.麻 酔 法


第12章 小児の顎・口腔疾患とその処置
 A.歯槽骨炎
 B.顎 骨 炎
 C.急性口底炎
 D.小帯の異常
 E.口唇の病変
 F.歯肉の病変
 G.舌の病変
 H.粘膜の病変
 参考:薬物療法


第13章 咬合誘導
 A.咬合誘導の考え方
   A-1.意義と目的
   A-2.診察と分析
   A-3.治療計画
 B.歯列・咬合を乱す異常の処置
 C.保   隙
   C-1.診察と診断
   C-2.装置の適用
   C-3.保隙装置
   C-4.装置装着後の管理
 D.動的(能動的)咬合誘導
   D-1.診察と診断
   D-2.乳歯列期咬合誘導
   D-3.永久歯萌出余地不足に対する処置
   D-4.混合歯列期咬合誘導
   D-5.外科的咬合誘導
 E.口腔習癖と処置


第14章 小児歯科治療時に留意すべき疾患
 A.先天異常
 B.染色体異常
 C.感 染 症(細菌およびウイルス感染症)
 D.ビタミン欠乏症
 E.内分泌疾患
 F.血液・造血器疾患
 G.代謝異常
 H.腎 疾 患
 I.循環器疾患
 J.呼吸器疾患
 K.免疫性疾患(アレルギー性疾患)


第15章 障害児・者の歯科診療
1.障害の概念
2.障害の種類
3.障害の分類と対応法(行動管理)
 A.運動機能の障害
 B.感覚機能の障害
 C.精神機能の障害
 D.摂食機能の障害
 E.発語機能の障害


索   引