2007年1月臨時増刊号 Vol.6

「Rp.レシピ」2007年1月臨時増刊号 Vol.6
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学ぶ・解く・わかる 保険制度と保険請求業務
2006年度4月・10月調剤報酬改定版

  • 日本女性薬剤師会 副会長 山口路子 著

定価:3,086円(本体2,857円+税8%)

  • A4判 262頁

概要

保険薬剤師に欠かせない保険の知識を「請求編」「制度編」でわかりやすく学び,「エクササイズ」で自分でチェックできます.2006年4月より施行された自立支援医療もわかりやすく解説しています.

序文

みなさんは、保険のしくみをどのように学んでいますか? 2006年(平成18年)の4月と10月に診療報酬の改定と健康保険法の一部改正が行われました。このため、改正に伴い本書を見直し、加筆することになりました。本書は、「どうやったら保険のしくみがわかるようになるの?」というページの向こうにいる保険薬剤師になりたての方々の道案内となるよう、基礎を中心にまとめています。自分で勉強していくためには、知識のセルフアセスメントが必要です。このため、保険の基礎を学んで、エクササイズを解きながらまとめ、保険調剤の全体像がわかることを目標に、自学自習できるよう工夫しています。
保険薬局は2006年に行われた医療法の改正により、調剤を通じて医療を行う医療提供施設として認められました。実際に薬局に来る患者さんは、属している保険制度だけではなく、そのライフスタイル、病歴、コンプライアンスや病態など、個人状況は一様ではありません。薬局の行う調剤に対して、加算ごとに算定率目標を設定し、マニュアル通りに一律に算定することが効率的であるかのようなとらえ方をしていると、本来医療であるはずの調剤そのものの方向性を誤るおそれがあります。医療の一端である調剤や調剤報酬算定の過程では、製剤学的な要素や適切な情報提供に対し、判断を行うことが薬剤師に求められています。保険調剤とは、決して規格品を製造することではありませんし、保険の算定も患者さんの特性や調剤の実態、さらに算定に対する同意の有無によって変化します。このような個々の患者さんに向き合う保険薬剤師の判断力や分析力は、広い範囲で培われた基礎力によってのみ生みだされるのだと思います。保険請求は事務的な仕事なのだから、事務の人にまかせればよいと思っていませんか? 保険の算定や請求は、薬学的知識に裏打ちされて初めて適正なものとなり、薬局の中でその判断を行うのは保険薬剤師にほかなりません。学びを通して保険薬局の仕事は広範にわたる豊かな内容をもった医療職であることを理解し、保険薬剤師であることに誇りを持ちましょう。
また、勤務薬剤師の立場であっても、保険薬局の適正な業務を行って患者さんから信頼を得るのは保険薬剤師のつとめです。正しい知識に基づいて、勇気をもって薬局開設者に適切な意見具申ができる薬剤師になって欲しいと心から願っております。

2007年1月
日本女性薬剤師会 副会長 山口 路子

目次

■請求編 調剤報酬請求実務をマスター
保険薬局の調剤と保険
点数計算のからくり
調剤報酬点数表からしくみを考える
調剤料の種類によって算定できる加算が違うの?
調剤報酬点数表から加算をまとめてみよう!
薬剤服用歴には何を記録しますか?(薬学管理料)
それぞれの情報提供の違いは?
患者さん宅を訪問するとき、管理指導の種類が2つあるの?
その他の算定
さあ、自分で計算してみよう!
レセプトも薬剤師の仕事?
保険薬剤師の行うレセプト点検ってなあに?
保険の総括ってなあに?
レセプト電算処理システムって便利なの?
レセプトを提出したら仕事は終わりにならないの?

■制度編 これだけは知っておきたい保険制度のしくみ
保険制度の種類
老人保健はどうなるの?
公費のちがいと取り扱
その他の公費制度概要
契約調剤ってなんだろう?
保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則(薬担規則)

■エクササイズ