最新号

「薬局」2017年1月 Vol.68 No.1

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2017年1月 Vol.68 No.1
Evidence Update 2017
最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する

定価:2,160円(本体2,000円+税8%)

特集の目次

■特集にあたって(名郷 直樹)
■エキスパートが注目する最新エビデンスをアップデート!
・降圧薬(五十嵐 博 ほか)
・抗不整脈薬(梶間 勇樹 ほか)
・虚血性心疾患治療薬(和田 恭一)
・抗血栓薬(入江 利行)
・気管支喘息治療薬(坂野 昌志)
・慢性閉塞性肺疾患治療薬(宮崎 雅之)
・消化性潰瘍治療薬(米田 博輝)
・肝炎治療薬―B型肝炎を中心とした知見―(北村 正樹)
・糖尿病治療薬(青島 周一)
・脂質異常症治療薬(青島 周一)
・高尿酸血症治療薬(渋谷 純輝 ほか)
・統合失調症治療薬(桑原 秀徳)
・うつ病・睡眠障害治療薬(桑原 秀徳)
・抗てんかん薬(山本 吉章)
・認知症治療薬(福士 元春)
・抗リウマチ薬(村中 清春 ほか)
・骨粗鬆症治療薬(南郷 栄秀)
・抗菌薬(門村 将太)
・抗ウイルス薬(矢倉 裕輝)
・抗真菌薬(山田 和範)
・ワクチン(福士 元春)
・肺癌治療薬(林 稔展)
・胃癌治療薬(岩井 美奈 ほか)
・大腸癌治療薬(藤井 宏典 ほか)
・前立腺癌治療薬(川上 和宜)
・膵癌治療薬(篠原 旭)
・乳癌治療薬(山口 健太郎)
・子宮癌・卵巣癌治療薬(佐藤 淳也)
・悪性リンパ腫治療薬(小井土 啓一 ほか)

シリーズ

■プロフェッショナルEYE 専門薬剤師からみた勘所
MSSA菌血症での最適な抗菌薬は,本当にセファゾリンか? を研究せよ!
(望月 敬浩/倉井 華子)
■緩和ケアでの問題解決力を磨く! 薬剤師のための5ステップ実践ガイド
「麻薬なんてイヤ!」医療用麻薬をかたくなに拒否されたら?
(伊勢 雄也/片山 志郎/鈴木 規仁/岡村 由美子)
■薬立つブレイクスルー! メディカル・レコード書き方講座
指導記録とPOS
(寺沢 匡史)
■「治療」「薬局」合同連載 ポリファーマシー “処方整理力”を鍛える!
痒みをなんとかしてください!
(矢吹 拓)
■医療マンダラ ~思考と感性のセンスを磨く~
イメージの効用:心の中に思い浮かべることのできる心像
~人生においてもロールモデルやイメージをもつことは,決定的に重要である!~
(中野 重行)

巻頭言

 今年もまたEvidence Updateをお届けすることになりました.これまでのエビデンスに,この1年に発表された新たなエビデンスを付け加え,臨床現場はどう対応すればよいのかを共に考える.そんなコンセプトで始まったこの特集ですが,終わることがない,生涯にわたる継続的な情報収集と吟味が最善の医療提供に必須であることを,多くの薬剤師にお伝えし,それぞれの現場で付け加わったエビデンスをもとに,EBMを実践してもらおうという本書の狙いは,今回も変わってはいません.
 しかしながら,EBM実践の現実はなかなか厳しいものがあります.1991年にEBMが登場し,25年以上が経過した現在,パラダイムが変わったというほど,現実の臨床現場に画期的な変化はないというのが実情でしょう.しかし,ここ数年の薬剤師周辺でのEBMの動きをみると,今再び医療界が大きく変わるチャンスを迎えているような気がします.
今回の特徴は,執筆者の大部分が薬剤師であるというところでしょうか.また,編集責任者の一人に,今や薬剤師界のEBMの旗手となった青島周一先生を迎え,新たな一歩を踏み出そうというところでもあります.
 本特集が今後も定期的に刊行され,その執筆が,すべて臨床現場の薬剤師によって行われるようになる時代が,もうすぐそこまで来ているような気がします.
 多くの医師が25年かかっても実現できなかった臨床現場でのEBMの実践を,薬剤師を中心として実現する,そういう方向を模索したい.そうした流れの後押しに,この特集が少しでも役立ち,多くの薬剤師の臨床現場での行動に何がしかのインパクトを与えることができれば,そんな思いで今年もこの特集を組みました.
 ぜひ多くの薬剤師のみなさんに読んでもらいたい.そして,それぞれの臨床現場でのEBMの実践につなげてもらいたい.よろしくお願いします.

名郷 直樹
武蔵国分寺公園クリニック 院長

次号予告

2017年2月 Vol.68 No.2
不妊と薬
― エキスパートが教える薬物治療の“知識”と“ノウハウ” ―