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「薬局」2015年9月 Vol.66 No.10

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2015年9月 Vol.66 No.10
ベッドサイドの医療機器
知っておきたいトラブル回避・対応のポイント

定価:2,160円(本体2,000円+税8%)

特集の目次

■特集にあたって(狭間 研至)
■ベッドサイドの医療機器と薬剤師に求められるトラブル時の対応(狭間 研至)
■「頭が真っ白!」にならないためのトラブル回避・対処法
・心電図モニター(笠巻 祐二)
・呼吸補助機器とパルスオキシメーター(小田 未来 ほか)
・輸液・薬剤投与機器(和田 忠志)
・人工透析装置(土屋 陽平 ほか)
■医療機器が関連する医原性有害事象の見極めと対応
・人工呼吸器関連肺炎(徳田 安春)
・カテーテル関連感染症(濱野 公俊 ほか)
・医療関連機器圧迫創傷(塚田 邦夫)
■ピットフォール! 輸液・薬剤投与に影響を及ぼす要因
・投与ルート内の薬物-薬物間相互作用と薬物-医療材料間相互作用(名徳 倫明)
・輸液の投与速度と影響因子(室井 延之)
・輸液ポンプ・チューブや輸液セットの装着手技(梅村 雅之 ほか)

TOPICS

・バンコマイシンのローディングドーズ
・ホルモン治療後に進行再発した乳癌患者の希望となり得る開発中の新薬Palbociclib
・SSRIとNSAIDsの併用は頭蓋内出血リスクを増加させる!
・オキシブチニン塩酸塩は経皮吸収型製剤にすることで消化器障害を減らせるか?

シリーズ

■子どもの皮膚トラブル -薬局・薬店でのアドバイスのコツ-
(山本 一哉)
■「治療」「薬局」合同企画 データで読むクスリ
DPP-4阻害薬 vs SGLT2阻害薬 発売1年後の処方シェアの動向は?!
(浜田 康次)
■薬剤師よ,心電図を読もう!
発作性上室頻拍って何?
(大八木 秀和)
■目指せ感染症マスター! 副作用・相互作用マネジメントの超実践アプローチ
手術部位感染治療中のクレアチンキナーゼ上昇
(渡辺 浩彰/山田 和範/岸田 直樹)
■がん治療への薬学的介入と症例サマリ
肝細胞がん化学療法に対する薬学的介入
(松波 奈緒美/児玉 芳尚)
■Pharm.D.を取り巻く医療環境レポート
・非常に重篤な肥満児における一般的な処方に対する投与量の推奨の変化
・退院時の治療移行への薬剤師の関わりの影響
(木村 利美 ほか)
■医療従事者のギモンや困ったに答える! トラブルに巻き込まれない著作権のキホン
(服部 誠)
■医療マンダラ ~思考と感性のセンスを磨く~
治験について広く一般市民の方々に,よりよく理解していただくために
~アニメによる「治験普及啓発ビデオ」が誕生した経緯と意義~
(中野 重行)

特集にあたって

 高齢化と少子化が同時に進行するわが国では,新しい医療提供体制のあり方が求められている.特に薬学教育が6年制へと移行した薬剤師を取り巻く環境は激変ともいえる状況をみせつつある.バイタルサインやフィジカルアセスメントを活用した在宅療養支援への主体的参画はその代表的なものであるが,一昔前には現実味がそれほど高くなかった事柄が,いよいよ具現化されようとしはじめている.端的にいえば,薬剤師の仕事は対物業務から対人業務へとその重心をシフトしつつあるということである.これらの変化に伴い,薬剤師の活動の場所は,調剤室の中だけではなく,居宅における患者のベッドサイドにも拡大しつつあるが,同時に,従来あまり想定してこなかった問題にも直面する機会が増えてきた.
 その一つが,今回のテーマであるベッドサイドでの医療機器である.もし,薬剤師が薬の専門家であれば,調剤して居宅にお届けすればよかったが,患者の状態に責任を持つためには,機械化が進む医療現場における種々の医療機器について知識を深めていく必要があろう.今回は,ベッドサイドで日常的に用いられる代表的な医療機器について,その基本的な機能とともに,トラブル回避や対応のためのポイントについて,第一線で活躍する各専門家にコンパクトにまとめていただいた.医療現場で真っ白になり,呆然と立ち尽くさないためにも,本特集を活用していただければ幸いである.

狭間 研至
ファルメディコ株式会社 代表取締役社長