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とびだせ、薬剤師!
臨床現場で活躍する薬剤師の知識やスキルのおさらい&アップデートをサポートする雑誌

月刊:毎月5日発行 B5判 定価:2,200円(本体2,000円+税10%)※増刊号・臨時増刊号を除く ISSN 0044-0035

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※増刊号・臨時増刊号を除く ISSN 0044-0035

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2019年8月 Vol. 70 No.9

静脈・経腸栄養投与ルート徹底解説

定価

2,200(本体 2,000円+税10%)

  • 巻頭言
  • 目次
巻頭言
 医療機能の分化および地域包括ケアシステムの推進により,高度急性期病院,急性期病院,回復期病院,慢性期病院や在宅などにおいて,安心で安全な薬物療法を継続的に実施することが求められており,病院間はもちろん病院と保険薬局,介護施設との連携が極めて重要となる.栄養療法においても,病院の栄養サポートチーム(NST)から薬局薬剤師の外来・在宅支援へと,患者の暮らしにつなぐ薬剤師連携が大きな力を発揮すると考えられる.われわれ薬剤師は安全で効果的な栄養療法を提供するために,各種輸液や経腸栄養剤の製剤的特性を十分に理解した上で,患者の病態を考慮して,薬学的視点から病態に応じた処方設計支援などの栄養療法プランニングに関与する必要がある.そして継続的にモニタリングを行い,栄養学的な問題や改善すべき点を見つけ出すことが大切である.輸液や経腸栄養剤の投与に際しては,三方活栓,フィルター,カテーテルなど,さまざまなディバイスが用いられており,感染予防の観点からも栄養投与ラインの衛生管理が求められる.さらにディバイスや管理方法は日々発展しているが,一方で薬剤師はそれぞれのディバイスについて熟知できているであろうか.
 今回の特集では,栄養療法で使用されるディバイスの特徴や使用方法を理解するとともに,薬剤との配合変化などのトラブルに対応できるための基礎知識をまとめた.本特集が,これから栄養療法へ参加する薬剤師の入門者向けのテキストとして,さらに栄養療法に精通した専門職ならではの適切な栄養管理を実践するためのツールとなることを願い,巻頭の言葉とする.

室井 延之
神戸市立医療センター中央市民病院 薬剤部長代行
目次
(特集)

■特集にあたって(室井 延之)

■輸液・栄養療法で用いるディバイスの基礎知識(室井 延之)

■徹底解説! 静脈栄養・経腸栄養における相互作用とその対処法
・輸液ラインにおける配合変化(名徳 倫明)
・輸液ライン・容器における吸着・収着・溶出(河崎 陽一 ほか)
・輸液フィルター・三方活栓との相互作用(倉本 敬二)
・経腸栄養剤との相互作用(林 勝次)

■静脈・経腸栄養における投与ルート管理の勘所
・PICC・CVポートの管理とフラッシュプロトコル(二村 昭彦)
・輸液の微生物汚染とその防止対策(淺香 圭寛 ほか)
・経腸栄養投与経路の管理方法(谷口 靖樹)
・新国際規格ISO誤接続防止コネクタ(経腸栄養)の国内導入とその問題点(丸山 道生)
・簡易懸濁法に用いるディバイス(倉田 なおみ)

■在宅栄養療法のルート管理:基礎と実践ポイント
・在宅栄養管理に必要なディバイスの知識(樋島 学)
・地域連携における在宅栄養管理の現状と在宅静脈・経腸栄養投与のトラブル対処法(渡辺 侑里子 ほか)

(シリーズ)

■精神科における個別化医療をめざして
抗精神病薬
(赤嶺 由美子)

■BMs-Podによる真の薬物投与設計 ~薬物動態解析の臨床への還元~
BMs-Podの応用的な扱い方:ベイズ推定の活用方法
~タクロリムス:血中濃度が変化したらどう対応する? →経口投薬まで~
(尾田 一貴)

■褥瘡コンサル虎の巻 ~褥瘡の発生要因を考える~
疾患と褥瘡との関係は?-①
疾患によって予測される褥瘡発生とその対応
認知症と褥瘡
(溝神 文博)

■プロフェッショナルEYE 専門薬剤師からみた勘所
抗凝固薬服用患者の出血にどのように対処すればよいか?
(門村 将太)

■医療マンダラ ~思考と感性のセンスを磨く~
事実・感情・思考
~「事実」と「感情」を分けて捉える努力は「感性」を磨き,「事実」と「考え」を分けて捉える努力は「理性」を鍛えるのに役立つ!~
(中野 重行)

■薬剤師にもできる! 将来幸せに働くための投資講座 第5回
NISAとiDeCoを使い倒す! 侮れない投資信託の積立
(桑原 秀徳)

■「治療」「薬局」合同連載 
症例×Q&A 超高齢社会シコウの利尿薬適正使用シコウ
体液過剰状態の高齢うっ血性心不全患者の入院(再入院)が繰り返される現状,なんとかならないのか? 利尿薬は適切に使用されているのか?
(杉本 俊郎)
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