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  • 2019年増刊 Vol.70 No.4
「薬局」2019年増刊号 Vol.70 No.4

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2019年増刊 Vol.70 No.4
薬トレ
薬剤師の臨床センスを磨くトレーニングブック

定価:6,480円(本体6,000円+税8%)

特集の目次

1 高血圧・心疾患・脳血管障害(編集:町田 聖治)
2 糖尿病(編集:井上 岳)
3 免疫・アレルギー疾患(編集:見野 靖晃)
4 精神・神経系疾患(編集:橋本 保彦)
5 感染(編集:望月 敬浩)
6 がん(編集:川上 和宜)
7 褥瘡(編集:溝神 文博)
8 緩和領域(編集:神林 祐子)
9 肝機能障害(編集:佐村 優)
10 腎機能障害(編集:三星 知)
11 小児(編集:冨家 俊弥)
12 妊婦・授乳婦(編集:小林 映子)
13 高齢者(編集:溝神 文博)

推薦の序

 薬剤師の使命は,本来薬の専門職として薬物療法の有効性と安全性を確保することです.今では,薬剤師がチーム医療の一員として認められ,他の医療職からも大きな期待を寄せられています.しかし,それに応えるには,専門職としての基盤として,医薬品の特性を知り,適正使用ができることは必要最低限のことです.チーム医療の中で存在感を示していくためには,定型的な医薬品の知識だけでなく,それをどのように治療の中で活かしていくかが,薬の専門職として求められているところだと思います.すなわち,患者さんの状態を薬物療法の視点・観点から的確に見極める判断力と応用力こそが薬剤師の力量であり,他の医療職からの信頼性の源となるのではないでしょうか.そのためには,病棟における経験の積み重ねが最も重要ですが,一人の薬剤師が体験できる症例には限界もあり,多くの薬剤師が実際に現場で体験したことから学ぶことも,実践能力を高める上で大切なことです.
 本書は,実践例を症例の形で示し,患者さんの背景,主訴,関連する検査値などから,薬剤選択や治療上の問題点などを設問形式で問い,さらに,より実践的な内容を段階的に問う関連設問が用意されています.さらに,薬物の特性から,なぜその薬剤が最適なのかまで説明でき,薬剤選択から処方提案・処方設計ができるところまで学べるように工夫されています.
 本書では,改訂薬学教育モデル・コアカリキュラムで挙げられている代表的8疾患に,小児などの限定要因,高齢化を踏まえた緩和や褥瘡などを加えた13の疾患・領域を取り上げています.現場の薬剤師の自己研鑽・スキルアップに役立つだけでなく,薬学教育においても臨床における実践的な適応力を育成するための教科書としても役立つものです.
 本書の企画主旨は,「臨床センスを磨き,実践力の向上に役立つ一冊を目指す」ことであり,臨床の現場でも教育の場でも大いに活用し薬剤師としての臨床センスを磨くために活かしていただけると確信しています.

2019年3月
一般社団法人日本病院薬剤師会 会長
木平 健治

  • 2019年増刊 Vol.70 No.4