次号予告

「薬局」2021年5月 Vol.72 No.6

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2021年5月 Vol.72 No.6
病院から地域へつなぐロービジョンケア

定価:2,200円(本体2,000円+税10%)

特集の目次

■特集にあたって(室井 延之)

■ロービジョンケアの心構え(山田 千佳子ほか)

■ロービジョンの基礎知識(仲泊 聡)

■ロービジョンの原因となる眼疾患の治療戦略とロービジョンケア
・緑内障および他の神経疾患(横田 聡)
・糖尿病網膜症(安藤 伸朗)
・加齢黄斑変性(平見 恭彦)
・網膜色素変性症(斉之平 真弓)
・変性近視(高橋 綾子ほか)
・再生医療とロービジョンケア(栗本 康夫)

■ロービジョン患者における薬剤管理・患者支援の実践ポイント
・ロービジョン患者から見える薬剤管理(大江 泰)
・緑内障に注意を要する医薬品と代替薬の提案(田中 郁壮)
・点眼剤の基礎知識(宮坂 萌菜)
・ロービジョン患者支援のための点眼剤デバイス開発(柴谷 直樹)
・ロービジョン患者に対する自己注射用製剤の管理と支援(西村 博之)

■ロービジョン患者に対する地域連携
・病院から地域につなぐロービジョンケアと薬剤師の役割(室井 延之)
・緑内障薬剤師外来の開設および取り組み(平野 達也)
・視覚補助具とICT機器の選び方と使い方(山本 翠)

予告

 ロービジョンは,完全に視力を失っておらず,視力や視野だけでなく羞明,複視,色覚異常などにより見えにくい状態であり,米国での基準では,よい方の眼の矯正視力が0.1以上0.5未満とされています.この基準を用いた日本眼科医会による2007年人口を基に行った調査によると,わが国の視覚障害者は約164万人,ロービジョン者は約145万人であり,視覚障害者は2030年には200万人にも達するとされています.中途視覚障害の原因は,緑内障や糖尿病網膜症などの眼疾患が75%を占めており,今後ますます高齢化率の上昇と視覚障害の原因となりうる糖尿病や緑内障患者が増加するわが国においては,視覚障害・ロービジョンへの対応は喫緊の課題の一つと言えます.しかし,具体的にどのように対応すべきかの指針等はなく,医療現場においては個々の判断により対応しているのが現状です.そこで今回,ロービジョンにスポットをあて,ロービジョンの基礎知識や原因疾患の治療戦略から具体的なロービジョン患者への対応について解説いたします.