南山堂

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RP+

臨床現場で注目されている薬剤や疾患を取り上げ、新人薬剤師には「やさしく」、先輩薬剤師には「くわしく・強くなる」をコンセプトに解説します。薬剤業務の悩みを解消、臨床力も磨けます。

年4回刊:1/4/7/10月の1日発行 B5判オールカラー 定価:1,320円(本体1,200円+税10%)

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臨床現場で注目されている薬剤や疾患を取り上げ、新人薬剤師には「やさしく」、先輩薬剤師には「くわしく・強くなる」をコンセプトに解説します。薬剤業務の悩みを解消、臨床力も磨けます。

年4回刊:1/4/7/10月の1日発行 B5判オールカラー 定価:1,320円(本体1,200円+税10%)

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2025年冬号 Vol. 24 No.1

もう,こわくない! 子どもとくすり

剤形選択・服薬指導のポイント

ISBN 978-4-525-92251-1

定価

1,320(本体 1,200円+税10%)

原島知恵/村上 理/浜田康次/百 賢二/井上裕美子/江畠 麗/小川泰葉/本田麻里/野呂彩美/楠裕美子/小嶋 純/髙田恵理子/田中 茜/島﨑 学/藤田友紀/上荷裕広/坂﨑弘美/桒原宏貴/松本康弘/赤瀬朋秀

  • 序文
  • 目次
序文
 子どもとは,と問われた場合,18歳までまたは20歳までの者であると年齢で区切り定義することが多いと思います.しかしながら,子どもとは〈生まれてからおとなになるまで心身の発達過程にある存在である〉と捉えると,子どもを単に年齢で判断するのではなく,一人ひとりの発達や生活状況に目を向けて対応することの大切さに気づかされます.令和5年にこども家庭庁が創設されるなど,子どもにしっかりと目を向ける取り組みが進む一方で,子どもの権利が守られない環境が世界中でじわじわと拡がっている現実を目の当たりにすると,あらためて,「命を守られ成長できること」,「子どもにとって最もよいことを享受できること」,「意見を表明し参加できること」,「差別のないこと」,という子どもの権利を私たちがしっかり考えて行動することが求められている,これが日常診療においてもとても大切なことなのだと痛感するに至ります.
 今回の「Rp. +レシピプラス」では,子どもは受け身の存在ではなく,積極的つまり自分からも発信する存在である,という観点にもとづいて,まず生理学・薬物動態的変化や心身の発達について理解したうえで,〈子どもを置き去りにしない薬物治療〉につなげていただけるように,調剤や服薬指導のポイントを押さえたわかりやすい解説をするように心がけました.子どもの調剤に関しては,さまざまな剤形に対して計量調剤を行う,体重に見合った処方かどうかを確認する必要があるなど,子どもの薬特有の手順や管理の煩雑さから苦手意識がある薬剤師の方も多いかもしれません.本号が,子どもの服薬指導に興味のある方から実際に携わっている方に対して,実践的な剤形選択および服薬指導に結びつく内容,また日ごろの疑問解決の参考になる内容になっていれば幸いです.

御所南はらしまクリニック 副院長
原島知恵
目次
子どもとくすり
 1.子どもの身体的成長と生理学・薬物動態学的な変化
 2.子どもの発達段階と薬物治療
 3.小児薬用量のピットフォール
 4.使いやすい外用剤の剤形選択
 5.くすりの保存・管理と誤飲対策

成長・発達段階に合わせた服薬指導
成長・発達段階をふまえた服薬指導のポイント
 ●味覚の発達と服薬の関係
 ●子どもと保護者との基本的な接し方
 ●服薬タイミングの注意
 ●子どもの発達と各時期の服薬指導

剤形別! 子どものくすり,使いかた&工夫ガイド
 1.経口剤
 2.注射剤(自己注射)
 3.皮膚外用剤
 4.点眼剤・点鼻剤・点耳剤
 5.吸入剤
 6.含嗽剤
 7.坐剤・浣腸剤

文 献

Topics
添付文書に小児薬用量の記載がないとき

コラム
 発達特性や嚥下機能障害のあるお子さんへの服薬サポート
 くすりの味を改善する食品(服薬補助食品)
 楽しく飲んで,みんなHappy! 漢方薬を子どもに飲んでもらう工夫
 同一成分の薬なら,使い心地はすべて同じ?

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