これならわかる
要点 解剖学
1版
帝京大学 名誉教授 石橋治雄 監修
日本医科大学 助教授 田沼久美子 著
帝京大学医学部解剖学教室 田沼 裕 著
日本医科大学付属千葉北総病院整形外科 南 和文 著
はり灸指圧吉田 吉田 匠 著
定価
3,080円(本体 2,800円 +税10%)
- A5判 265頁
- 2004年11月 発行
- ISBN 978-4-525-10331-6
解剖学は,医学・医療を学ぶ入り口であり基本である.しかし,難解な用語,複雑な構造など理解するのが難しい.本書は,立体的でわかりやすい図を多用.図と要点解説がページを開いた状態でひと目でわかる構成になっている.判型もハンディで,理学・作業療法士や柔道整復師を目指す方の知識の整理に役立つ一冊.
- 序文
- 目次
序文
医学や医療科学の分野の急速な進歩により,医療分野の職種が多岐に分かれてきた.医師ばかりでなく医療に携わるいろいろな職種の医療関連技術者には,広範囲の医学知識と高度な専門技術が求められるようになってきている.
医学,医療科学を志す学生は,最初に基本となる人体の形態と構造,すなわち解剖学を学ぶ.形態と構造とを正確に理解するためには,いろいろと膨大な量の「事実」を記憶する必要がある.本書は,この「事実」を整理し理解できるように図を主体にし,それに対応した要点解説でまとめた.医療関連職種(医師,歯科医師,薬剤師,看護師,柔道整復師,あん摩マッサージ・鍼灸師,保健師,臨床・衛生検査技師,理学・作業療法士,放射線技師,救命救急士,言語療法士,視機能訓練士,管理栄養士)などを目指す人を対象に,たやすく形態と構造を立体的に把握できるように努めた.
本書作成に当たり,医学用語は医師,歯科医師,看護師,柔整師,東洋医学(あん摩マッサージ・鍼灸師)などの国家試験出題基準で使用されている用語を用い,その他は各学会での用語集を参考にした.
田沼久美子 先生,田沼裕 先生,南和文 先生,吉田匠 先生に執筆をお願いしたところ快く引き受けてくださり,本の大きさやページ数などの制限が多い中で多大のご尽力いただきました.特に,田沼久美子 先生,田沼裕 先生には粉骨砕身いただき,上梓の日を迎えることができたこと,この場を借りて深くお礼申し上げます.
最後に,企画と刊行に当たり,長い間我慢してくださった南山堂をはじめ,制作関係者の方々には非常にご迷惑をかけましたことをお詫び申し上げます.また,南山堂編集部の山崎豊 氏,秋山孝子 氏,齋藤代助 氏からの数々のご助言,ご尽力に対して深く感謝いたします.
本書の一層の向上のために,利用者の各位,医療関連の方々からのご叱正やご意見を頂き,長く活用していただければ幸いです.
2004年10月 石橋治雄
医学,医療科学を志す学生は,最初に基本となる人体の形態と構造,すなわち解剖学を学ぶ.形態と構造とを正確に理解するためには,いろいろと膨大な量の「事実」を記憶する必要がある.本書は,この「事実」を整理し理解できるように図を主体にし,それに対応した要点解説でまとめた.医療関連職種(医師,歯科医師,薬剤師,看護師,柔道整復師,あん摩マッサージ・鍼灸師,保健師,臨床・衛生検査技師,理学・作業療法士,放射線技師,救命救急士,言語療法士,視機能訓練士,管理栄養士)などを目指す人を対象に,たやすく形態と構造を立体的に把握できるように努めた.
本書作成に当たり,医学用語は医師,歯科医師,看護師,柔整師,東洋医学(あん摩マッサージ・鍼灸師)などの国家試験出題基準で使用されている用語を用い,その他は各学会での用語集を参考にした.
田沼久美子 先生,田沼裕 先生,南和文 先生,吉田匠 先生に執筆をお願いしたところ快く引き受けてくださり,本の大きさやページ数などの制限が多い中で多大のご尽力いただきました.特に,田沼久美子 先生,田沼裕 先生には粉骨砕身いただき,上梓の日を迎えることができたこと,この場を借りて深くお礼申し上げます.
最後に,企画と刊行に当たり,長い間我慢してくださった南山堂をはじめ,制作関係者の方々には非常にご迷惑をかけましたことをお詫び申し上げます.また,南山堂編集部の山崎豊 氏,秋山孝子 氏,齋藤代助 氏からの数々のご助言,ご尽力に対して深く感謝いたします.
本書の一層の向上のために,利用者の各位,医療関連の方々からのご叱正やご意見を頂き,長く活用していただければ幸いです.
2004年10月 石橋治雄
目次
CHAPTER 1 総 論
解剖学とは
人体の各部名称と区分
運動の方向
体表の方向線と面
細胞の構造
細胞分裂
上皮組織
結合・支持組織
軟骨組織
筋組織・神経組織
血 液
CHAPTER 2 骨
骨の形状と発生
関 節
脊柱の全景
頸 椎
椎骨・胸椎・腰椎・仙骨・尾骨
胸郭・上肢帯
胸鎖関節・肩鎖関節・肩関節
自由上肢骨
肘関節・手の関節
骨盤・下肢帯
仙腸関節・股関節
自由下肢骨
膝関節
脛骨と腓骨の結合・足の関節
頭蓋骨
頭蓋冠・泉門
頭蓋底
蝶形骨・側頭骨
コラム 脊椎分離症
CHAPTER 3 筋
筋
頭部の筋
頸部の筋
斜角筋群・椎前筋群
胸部の筋
腹部の筋
背部の筋(浅背筋・深背筋・後頭下筋群)
背部の筋(脊柱起立筋)
上肢の筋
前腕の筋(伸筋)
前腕の筋(屈筋)
手の筋
下肢の筋(内寛骨筋・外寛骨筋)
下肢の筋(大腿の伸筋群・内転筋群)
下肢の筋(外施筋群・大坐骨孔・小坐骨孔・閉鎖孔)
下肢の筋(伸筋群・腓骨筋群)
下肢の筋(大腿屈筋群)
下肢の筋(屈筋群)
足の筋
コラム 筋肉皮下断裂
CHAPTER 4 内 臓
内 臓
口 腔
舌・歯
咽頭・食道
胃
小腸・膵臓
大腸・肛門
肝臓・胆嚢
肝臓の内部構造と胆路
鼻・副鼻腔
咽・喉頭
気管・気管支
肺
縦隔・胸膜
尿管・膀胱・尿道
腎 臓
精巣・精巣上体
精管・精嚢・前立腺・陰茎・陰嚢
卵巣・卵管
子宮・腟・会陰
甲状腺・上皮小体・副腎
下垂体・松果体
CHAPTER 5 脈 管
脈管系
心臓の位置・大きさ・外形
心臓の血管・内景
刺激伝導系
大動脈と頭頸部の動脈
上肢の動脈
下肢の動脈
下行大動脈・骨盤の動脈
静脈(深在性の主要静脈)
体循環の静脈
硬膜静脈洞・内椎骨静脈叢
門脈系
胎児の血液循環
リンパ系
コラム 深部静脈血栓症
CHAPTER 6 感覚器
皮 膚
視覚器・眼球
涙器・眼筋
網 膜
平衡聴覚器
平衡覚器
嗅覚・味覚器
コラム 副鼻腔炎
CHAPTER 7 神 経
神経系の構成・用語
神経系の構成単位・発生
神経管と中枢神経の基本構築
脊 髄
橋・延髄
中脳・脳神経核
小 脳
間 脳
終 脳
大脳核
脳室・脳脊髄液
神経路
上行性伝導路
非意識型深部感覚
錐体路・錐体外路
末梢神経系
脳神経
脳神経(三叉神経・迷走神経・副神経)
脊髄神経・皮節
頸神経・頸神経叢
腕神経叢
橈骨神経・正中神経・尺骨神経
胸神経
腰神経・腰神経叢
仙骨神経叢
脛骨神経・総腓骨神経
自律神経系
交感神経系・内臓求心性線維
交感神経・副交感神経
膀胱の神経
コラム 手根管症候群
解剖学とは
人体の各部名称と区分
運動の方向
体表の方向線と面
細胞の構造
細胞分裂
上皮組織
結合・支持組織
軟骨組織
筋組織・神経組織
血 液
CHAPTER 2 骨
骨の形状と発生
関 節
脊柱の全景
頸 椎
椎骨・胸椎・腰椎・仙骨・尾骨
胸郭・上肢帯
胸鎖関節・肩鎖関節・肩関節
自由上肢骨
肘関節・手の関節
骨盤・下肢帯
仙腸関節・股関節
自由下肢骨
膝関節
脛骨と腓骨の結合・足の関節
頭蓋骨
頭蓋冠・泉門
頭蓋底
蝶形骨・側頭骨
コラム 脊椎分離症
CHAPTER 3 筋
筋
頭部の筋
頸部の筋
斜角筋群・椎前筋群
胸部の筋
腹部の筋
背部の筋(浅背筋・深背筋・後頭下筋群)
背部の筋(脊柱起立筋)
上肢の筋
前腕の筋(伸筋)
前腕の筋(屈筋)
手の筋
下肢の筋(内寛骨筋・外寛骨筋)
下肢の筋(大腿の伸筋群・内転筋群)
下肢の筋(外施筋群・大坐骨孔・小坐骨孔・閉鎖孔)
下肢の筋(伸筋群・腓骨筋群)
下肢の筋(大腿屈筋群)
下肢の筋(屈筋群)
足の筋
コラム 筋肉皮下断裂
CHAPTER 4 内 臓
内 臓
口 腔
舌・歯
咽頭・食道
胃
小腸・膵臓
大腸・肛門
肝臓・胆嚢
肝臓の内部構造と胆路
鼻・副鼻腔
咽・喉頭
気管・気管支
肺
縦隔・胸膜
尿管・膀胱・尿道
腎 臓
精巣・精巣上体
精管・精嚢・前立腺・陰茎・陰嚢
卵巣・卵管
子宮・腟・会陰
甲状腺・上皮小体・副腎
下垂体・松果体
CHAPTER 5 脈 管
脈管系
心臓の位置・大きさ・外形
心臓の血管・内景
刺激伝導系
大動脈と頭頸部の動脈
上肢の動脈
下肢の動脈
下行大動脈・骨盤の動脈
静脈(深在性の主要静脈)
体循環の静脈
硬膜静脈洞・内椎骨静脈叢
門脈系
胎児の血液循環
リンパ系
コラム 深部静脈血栓症
CHAPTER 6 感覚器
皮 膚
視覚器・眼球
涙器・眼筋
網 膜
平衡聴覚器
平衡覚器
嗅覚・味覚器
コラム 副鼻腔炎
CHAPTER 7 神 経
神経系の構成・用語
神経系の構成単位・発生
神経管と中枢神経の基本構築
脊 髄
橋・延髄
中脳・脳神経核
小 脳
間 脳
終 脳
大脳核
脳室・脳脊髄液
神経路
上行性伝導路
非意識型深部感覚
錐体路・錐体外路
末梢神経系
脳神経
脳神経(三叉神経・迷走神経・副神経)
脊髄神経・皮節
頸神経・頸神経叢
腕神経叢
橈骨神経・正中神経・尺骨神経
胸神経
腰神経・腰神経叢
仙骨神経叢
脛骨神経・総腓骨神経
自律神経系
交感神経系・内臓求心性線維
交感神経・副交感神経
膀胱の神経
コラム 手根管症候群