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カテゴリー: 病理学

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器官病理学

改訂14版

北海道大学大学院 教授 笠原正典 編集
前 千葉大学大学院 教授 石倉 浩 編集
札幌医科大学 教授 佐藤昇志 編集

定価

22,000(本体 20,000円 +税10%)


  • B5判  1018頁
  • 2013年8月 発行
  • ISBN 978-4-525-15154-6

人体病理学の決定版.疾患の概念や分類,形態学的な特徴などを約1000枚の病理写真をカラーで収載して詳解.総論では病態のメカニズムを,中核をなす各論では器官別に代表的な疾患から希少な疾患まで網羅.また,小児疾患や,糖尿病などの全身性疾患,心不全などの統合病態については横断的に解説している.辞書的にも使える一冊.

  • 序文
  • 目次
序文
 今世紀に入って医学の進歩はますます加速している感がある.病理学の領域においても,疾患遺伝子の同定と発症機序の解明が進み,分子レベルでの疾患の理解が格段に深まりつつある.このような分子病理学の進歩は,疾患の概念や分類に大きな影響を及ぼしているだけでなく,診断に直結する人体病理学の領域においても変革を惹き起こしている.さらに,特定の分子異常と形態学的な特徴を結び付けることが時として可能になり,形態の異常とその背後にある分子レベルの異常を一元的に理解することも今や夢ではなくなりつつある.
 このような学問の進歩に対応するため,長年にわたり医学生に親しまれてきた「新病理学各論」を改訂し,「器官病理学」改訂14版として世に問うことにした.書名を改めたのは,執筆陣が大幅に入れ替わり,人体病理学の成書として内容が一新されたこと,「新病理学各論」の姉妹書であった「新病理学総論」が「病態病理学」と改題されたことの二つの理由によるものである.今回の改訂にあたっては,内容の充実と高度化を図り,医学生にとどまらず,病理医や研修医,一般臨床医にとっても役に立つ書となることを目指した.特に意を払ったのは,以下の点である.

1.執筆陣は各領域の専門家を中心として構成した.
2.「総論」,「各論」の二部構成とした.「総論」の部では病態のメカニズムを簡潔に記載し,本書の中核をなす「各論」の部では器官別に疾患を詳解するとともに,糖尿病や高血圧などの全身性疾患,心不全や腎不全などの統合病態,小児疾患など,器官別には区切れない疾患についても解説した.疾患の記載にあたっては,形態像だけでなく病理発生や病態生理についても詳述した.
3.代表的な疾患から希少な疾患までを網羅し,辞書的役割も担うようにした.
4.全ページをカラー印刷とし,鮮明な肉眼像,組織像を掲載した.

 本書の歴史を顧みると,その源流は北海道帝国大学医学部の初代病理学教授であった今 裕先生によって著された「近世病理解剖学」(南山堂,初版1913年)にまで遡ることができる.同書は1952年に今教授の愛弟子であった武田勝男教授を著者に加え,さらに1961年には名を変えて「新病理学各論」(武田勝男著)となった.武田教授の没後は,相沢 幹,菊地浩吉,吉木 敬の諸教授が編著者となって改訂を重ね,医学生の教科書として好評を博してきた.いま,「近世病理解剖学」の発刊から一世紀を経て,書名も新たに一歩を踏み出すことに一入深い感慨を抱かざるを得ない.本書も,その前身の各書と同様,広く受け入れられることを願うものである.
 かえすがえすも残念なのは,編者の一人であり,われわれの親しい友人であった石倉 浩教授が本書の企画後まもなく急性心不全により世を去ったことである.本書の構想と企画は,同教授の深い学識,卓越した指導力と編集手腕によるところがきわめて大きかった.改めて石倉教授の夭折を悼むとともに,本書の完成を謹んでご霊前に報告したい.
 また,2011年には各論の第9章「内分泌器(膵島)」を執筆された佐野壽昭徳島大学名誉教授が逝去された.心からご冥福をお祈りするとともに本書を謹んで墓前に捧げる次第である.
 最後に,本書の刊行に惜しみないご支援をいただいた南山堂編集部の齋藤代助氏をはじめ,本書の制作に携わった方々に心から感謝の意を表するものである.

2013年6月

笠原正典 
佐藤昇志  
目次
総 論

第1章 序 論
 1.器官病理学とは
 2.器官病理学と医学および医療
 3.病理学方法論の進歩
 4.分子病理診断学概説

第2章 細胞の増殖・分化と組織修復
A.細胞の増殖と分化
 1.増殖と分化を調節する因子
 2.増殖刺激を伝達する機構
 3.細胞周期とその調節
 4.細胞の死
B.細胞の数的・量的・形態的・機能的適応
 1.肥大と過形成
 2.萎縮と退縮
 3.化 生
 4.上皮間葉転換(上皮間充織転換)
C.組織修復
 1.再 生
 2.創傷治癒
 3.創傷治癒の形態学
 4.創傷治癒の異常

第3章 細胞傷害
 1.細胞傷害とは
 2.細胞傷害の形態学
 3.アポトーシス

第4章 遺伝子異常と疾患
A.ヒトゲノムと遺伝子
 1.ヒトゲノム
 2.ヒト遺伝子
 3.ヒトの遺伝的多様性
B.変異(突然変異)
 1.変異の種類
 2.変異の機能的分類
C.染色体異常を伴わない遺伝性疾患
 1.単一遺伝子疾患
 2.多因子疾患(多因子病)
D.染色体異常による疾患
 1.染色体異常の種類
 2.常染色体の異常による疾患
 3.性染色体の異常による疾患
 4.癌における染色体異常
 5.染色体断裂症候群

第5章 環境と疾患
A.大気汚染
 1.大気汚染の因子
B.化学物質・薬物による傷害
 1.化学物質による傷害
 2.治療薬による副作用
C.物理的傷害
D.栄養障害
 1.栄養失調
 2.ビタミンの欠乏
 3.脂溶性ビタミン過剰症
 4.肥満

第6章 循環障害
 1.循環系のしくみ
 2.充血とうっ血
 3.虚血
 4.出血
 5.血栓症
 6.塞栓症
 7.梗塞
 8.水および電解質代謝異常

第7章 免疫応答機序と免疫異常
A.免疫応答のしくみ
 1.自然免疫応答
 2.獲得免疫応答
B.免疫異常と疾患
 1.自己免疫疾患
 2.免疫不全症

第8章 炎 症
 1.急性炎症
 2.慢性炎症

第9章 感染症
A.感染症とは
 感染症総論
B.感染防御
 感染防御機構
C.感染症と病理学
 代表的な感染症の病理

第10章 腫 瘍
A.腫瘍の概念
 1.脱統御性
 2.脱分化性
B.腫瘍の疫学
 1.癌死亡率
 2.臓器別癌死亡率
C.腫瘍の生物学的特徴
 1.分化と退形成
 2.増殖速度
 3.腫瘍のin vitroでの特徴
 4.癌幹細胞と分化,増殖
 5.腫瘍浸潤
 6.転移
D.腫瘍の進行度—TNM分類
E.癌の分子メカニズム
 1.腫瘍化の基本的メカニズム
 2.細胞周期
 3.増殖シグナルと癌遺伝子
 4.増殖抑制シグナルの不活性化と癌抑制遺伝子
 5.アポトーシスの異常
 6.DNA修復とゲノム不安定性
 7.細胞の不死化とテロメア
 8.血管新生
 9.浸潤と転移
 10.癌関連遺伝子の活性化
 11.エピジェネティックな変化,後天的遺伝子発現の変化
F.多段階発癌と分子機序
G.発癌の要因
 1.化学的要因
 2.物理的要因
 3.生物学的要因
H.腫瘍と免疫
 1.ヒト腫瘍抗原
 2.癌免疫応答と免疫逃避
 3.ヒト癌への応用


各 論

第1章 循環器
A.心
 1.心の発生
 2.心の奇形,先天性心血管疾患
 3.心の物理的損傷
 4.心の萎縮,肥大,拡張
 5.心の循環障害
 6.心内膜疾患
 7.心筋疾患
 8.不整脈
 9.心不全と心臓性急死
 10.心の腫瘍
 11.心外膜(心嚢)疾患
B.血管,リンパ管
 1.動脈硬化症
 2.動脈瘤
 3.動脈の感染症
 4.動脈の炎症性病変
 5.静脈瘤
 6.静脈血栓症および血栓性静脈炎
 7.血管腫瘍/脈管腫瘍
 8.リンパ管炎およびリンパ管拡張症
 9.腫瘍のリンパ行性進展および癌性リンパ管症
 10.リンパ管腫瘍

第2章 血液・造血器
A.非腫瘍性病変
 1.血球の発生と分化
 2.赤血球系病変
 3.白血球系病変
 4.出血素因
 5.リンパ節
 6.脾
 7.胸腺
B.腫瘍性病変
 1.造血器腫瘍 総論
 2.造血器腫瘍 各論
 3.悪性リンパ腫
 4.胸腺の腫瘍

第3章 頭頚部
A.唾液腺
 1.非腫瘍性疾患
 2.その他の非腫瘍性疾患
 3.唾液腺腫瘍
B.鼻腔・副鼻腔
 1.鼻腔・副鼻腔の発生と構造
 2.炎症性疾患
 3.腫瘍性疾患
C.咽頭・喉頭
 1.非腫瘍性病変
 2.良性腫瘍性疾患
 3.上皮性悪性腫瘍
 4.その他の悪性腫瘍

第4章 口 腔
口腔の疾患
 1.口腔の発生
 2.う蝕に続発する疾患
 3.歯肉炎および辺縁性歯周炎
 4.口腔粘膜の病変
 5.口腔領域の腫瘍および腫瘍様病変
 6.口腔領域の嚢胞

第5章 呼吸器
A.肺
 1.気管支・肺の構造と機能
 2.気管支・肺の発生異常
 3.気管炎および気管支炎
 4.肺の空気含有量の異常
 5.肺の循環障害
 6.肺の炎症(肺炎)
 7.肺の塵埃沈着症
 8.気管支・肺の原発性腫瘍
 9.気管支・肺の続発性腫瘍
B.胸 膜
 1.血胸,水胸と気胸
 2.胸膜炎
 3.胸膜の腫瘍
C.縦 隔
 1.縦隔の構造
 2.縦隔の奇形
 3.縦隔の炎症
 4.縦隔の嚢胞性疾患
 5.縦隔の腫瘍および腫瘤性病変

第6章 消化管
A.食道の病変
 1.食道の構造と機能
 2.食道の発生異常
 3.食道の機能障害
 4.食道の循環障害
 5.食道の炎症
 6.食道潰瘍
 7.食道腫瘍
B.胃の病変
 1.胃の構造と機能
 2.形成異常
 3.胃の炎症(胃炎)
 4.その他の原因による胃炎
 5.アミロイドーシス
 6.移植片対宿主病の胃病変
 7.胃潰瘍
 8.胃の腫瘍様病変
 9.胃の腫瘍性病変
C.腸の疾患(虫垂,肛門を含む)
 1.腸の先天性異常
 2.憩室と憩室症
 3.消化性潰瘍
 4.循環障害性疾患
 5.沈着症
 6.腸閉塞
 7.吸収不良症候群
 8.炎症性疾患
 9.移植片対宿主病
 10.腸の腫瘍様,腫瘍性疾患
D.肛門管と肛門の病変
 1.肛門の発育異常
 2.循環障害性疾患(痔核)
 3.炎症(痔瘻)
 4.肛門管癌
E.腹膜の病変
 1.ヘルニア
 2.腹膜の炎症(腹膜炎)
 3.腹膜の腫瘍様,腫瘍性疾患

第7章 肝・胆嚢および胆道・膵
A.肝
 1.肝の発生
 2.肝の代謝障害
 3.肝の循環障害
 4.肝の炎症(肝炎)
 5.肝再生と肝幹細胞
 6.ウイルス性肝炎
 7.アルコール性の肝障害
 8.薬物性の肝傷害
 9.肝硬変症
 10.肝の増殖性病変および腫瘍
 11.寄生虫による肝疾患
B.胆嚢,肝外胆管
 1.胆嚢,肝外胆管の発生とその異常
 2.胆嚢,肝外胆管の構造と機能
 3.胆嚢,肝外胆管の炎症
 4.胆石症
 5.胆嚢および胆道の腫瘍
C.膵
 1.膵の発生と機能
 2.膵の物質代謝障害
 3.膵の循環障害
 4.膵の炎症(膵炎)
 5.膵の嚢胞および腫瘍

第8章 泌尿器
A.腎
 1.腎の構造と機能
 2.腎疾患の臨床症状と病態生理
 3.腎生検
 4.腎の病理組織診断
 5.糸球体腎炎の分類と発症機構
 6.原発性糸球体腎炎
 7.続発性糸球体腎炎
 8.腎の循環障害・血管病変に伴う変化
 9.代謝障害と腎症
 10.尿細管・間質病変
 11.閉塞性病変(水腎症)
 12.同種腎移植
 13.先天性および遺伝性疾患
 14.腎の腫瘍
B.尿 管
 1.尿管の発生
 2.尿管の構造と機能
 3.尿管の炎症
 4.尿管の腫瘍
 5.尿管の閉塞
C.膀 胱
 1.膀胱の発生
 2.膀胱の構造と機能
 3.膀胱の炎症
 4.膀胱の腫瘍
D.尿 道
 1.尿道の発生
 2.尿道の炎症
 3.尿道の腫瘍

第9章 内分泌器
A.下垂体
 1.下垂体の構造と機能
 2.下垂体の病変
B.松果体
 1.松果体の構造と機能
 2.松果体の病変
C.甲状腺
 1.甲状腺の発生異常
 2.甲状腺の炎症
 3.甲状腺の過形成
 4.甲状腺の腫瘍
D.副腎皮質
 1.副腎の構造と機能
 2.副腎の発生異常
 3.先天性副腎皮質過形成
 4.副腎皮質機能低下症
 5.副腎皮質機能亢進症
 6.副腎腫瘍による性徴異常症
 7.非機能性副腎腫瘍
 8.副腎皮質癌
E.副腎髄質・傍神経節
副腎髄質および傍神経節の腫瘍
F.膵 島
 1.糖尿病
 2.膵神経内分泌腫瘍(膵島腫瘍)
 3.膵島細胞症

第10章 乳 腺
A.形成異常と肥大
B.乳腺炎
 1.急性乳腺炎
 2.慢性乳腺炎
 3.脂肪壊死
 4.モンドール病
C.線維嚢胞症(乳腺症)
 1.腺上皮細胞の増生を主体とするもの
 2.腺管の増生を主体とする病変
 3.間質の増生を主体とする病変
 4.アポクリン化生
D.良性上皮性腫瘍
E.乳 癌
 1.非浸潤癌
 2.浸潤癌
F.結合組織性および上皮性混合腫瘍
G.非上皮性腫瘍

第11章 皮 膚
A.皮膚病変の分類
発 疹
B.皮膚の病理診断
 1.表皮の異常
 2.表皮・真皮境界部の異常
 3.真皮の異常
 4.皮下脂肪組織の異常
C.反応性皮膚病変
D.自己免疫性水疱症
E.膠原病
F.肉芽腫性病変
G.代謝異常
H.先天性疾患
 1.遺伝性角化症
 2.結合組織病変
I.皮膚の感染症
 1.ウイルス感染症
 2.細菌感染症
 3.真菌感染症
 4.梅 毒
 5.動物寄生性疾患
J.皮膚の腫瘍
 1.上皮細胞系母斑と良性腫瘍
 2.上皮性組織の悪性腫瘍
 3.色素細胞の母斑と腫瘍
 4.血管系腫瘍
 5.神経系腫瘍
 6.線維組織系腫瘍
 7.脂肪組織の腫瘍
 8.造血系腫瘍
 9.転移性皮膚癌

第12章 女性生殖器
A.外 陰
 1.外陰の発生異常
 2.外陰の炎症
 3.非腫瘍性上皮性疾患(外陰皮膚症)
 4.外陰の腫瘍
B.腟
 1.腟の発生異常
 2.腟の炎症
 3.腟の腫瘍様病変および腫瘍関連病変
 4.腟の腫瘍
C.子 宮
 1.子宮の発生異常
 2.子宮の後天的位置異常
 3.子宮の炎症
 4.子宮内膜周期と機能性子宮内膜疾患
 5.子宮頚部の腫瘍とその関連疾患
 6.子宮内膜の腫瘍とその関連疾患
 7.子宮体部筋層の腫瘍とその関連疾患
D.卵 管
 1.卵管の発生
 2.卵管の構造と機能
 3.卵管の炎症
 4.卵管の炎症以外の非腫瘍性病変
 5.卵管の腫瘍類似病変
 6.卵管の腫瘍
E.卵 巣
 1.卵巣の発生とその異常
 2.卵巣の循環障害と卵巣妊娠
 3.卵巣の炎症
 4.類腫瘍病変
 5.卵巣の腫瘍
F.胎 盤
 1.胎盤の構造と機能
 2.不妊症と補助生殖医療
 3.流産の分類,組織所見
 4.習慣性流・早産と胎盤病理所見
 5.双胎の胎盤病理所見
 6.胎盤・臍帯の発生異常
 7.胎盤の炎症
 8.子宮内胎児死亡・発育遅延と胎盤病理所見
 9.胞状奇胎,絨毛上皮腫
G.性分化異常
 1.性の決定と分化
 2.主な性分化異常

第13章 男性生殖器
A.精巣・精巣上体
 1.男性生殖器の発生
 2.精巣の構造と機能
 3.精巣,精巣上体の循環障害と退行変性
 4.男性不妊症
 5.精巣および精巣上体の炎症
B.精巣・精巣付属器の腫瘍
 1.精巣の腫瘍
 2.栄養膜細胞腫瘍
 3.性索性腺間質腫瘍
 4.その他の精巣腫瘍
 5.精巣付属器腫瘍
C.前立腺
 1.前立腺の発生とその異常
 2.前立腺の構造と機能
 3.非腫瘍性病変,炎症
 4.過形成性病変,腫瘍
D.陰茎・陰嚢
 1.陰茎・陰嚢の先天異常
 2.陰茎・陰嚢の炎症
 3.陰茎・陰嚢の腫瘍

第14章 神 経
A.神経系
 1.ニューロンとその病的変化
 2.グリア細胞とその病的変化
B.循環障害
 1.脳血管障害
 2.頭部外傷
C.感染症
 1.感染症による中枢神経障害と病原体の侵入経路
 2.ウイルス感染症
 3.細菌感染症
 4.真菌感染症
 5.原虫感染症
 6.プリオン病
D.脱髄疾患
E.変性疾患
 1.βアミロイド病
 2.タウオパチー
 3.シヌクレイノパチー
 4.トリプレットリピート病
 5.TDP-43蛋白症
F.中毒・栄養障害・放射線などによる神経障害
 1.エタノール中毒
 2.その他の金属による中毒
 3.その他の薬物などによる中毒
G.先天性代謝異常に伴う神経疾患
 1.白質ジストロフィー
 2.神経蓄積病
 3.ミトコンドリア異常症
H.金属代謝異常
I.脳形成異常
 1.神経管閉鎖障害
 2.脳胞形成障害
 3.神経細胞移動障害
J.末梢神経の疾患
K.頭蓋腔内腫瘍
 1.膠腫
 2.神経細胞由来の腫瘍
 3.未分化細胞由来の腫瘍
 4.髄膜の腫瘍
 5.末梢神経の腫瘍
 6.松果体部腫瘍
 7.原発性リンパ腫
 8.その他の腫瘍
 9.転移性腫瘍

第15章 運動器
A.骨・関節
 1.骨系統疾患
 2.代謝性骨疾患
 3.骨・関節の外傷
 4.骨・関節の感染症
 5.骨・関節の変性疾患
 6.炎症性骨・関節疾患
 7.虚血性骨・関節疾患
 8.人工物に対する反応
 9.骨腫瘍
 10.関節の病変
B.骨格筋
 1.骨格筋の構造と機能
 2.筋の病変
 3.筋の形成異常
 4.筋ジストロフィー
 5.先天性ミオパチー
 6.代謝性筋疾患
 7.内分泌性筋疾患
 8.炎症性ミオパチー
 9.感染性ミオパチー
 10.イオンチャネル病
 11.横紋筋融解症
 12.神経原性筋疾患
 13.神経筋接合部の異常による疾患
 14.筋の腫瘍

第16章 軟部組織
A.軟部組織の遺伝性疾患
B.軟部組織の炎症
 1.感染症
 2.免疫異常に関連する疾患
C.軟部腫瘍
 1.軟部腫瘍 総論
 2.線維性腫瘍,腫瘍様病変
 3.線維組織球性腫瘍,腫瘍様病変
 4.脂肪組織の腫瘍
 5.平滑筋の腫瘍
 6.横紋筋の腫瘍
 7.血管・リンパ管性腫瘍および腫瘍様病変
 8.末梢神経性腫瘍,腫瘍様病変
 9.軟骨・骨形成性腫瘍
 10.その他の腫瘍

第17章 小児疾患
A.非腫瘍性疾患
 1.先天異常
 2.呼吸器疾患
 3.消化器疾患
 4.血液疾患
 5.先天性代謝異常症
 6.感染症
B.腫瘍性疾患
 1.小児腫瘍 総論
 2.小児腫瘍 各論

第18章 主要な全身性疾患
A.混合性結合組織病
 1.定義
 2.疫学
 3.病理形態
 4.病因と発生機序
 5.症状
 6.検査所見
 7.治療
B.全身性エリテマトーデス
 1.定義
 2.疫学
 3.病理形態
 4.病因と発生機序
 5.症状
 6.合併症
 7.検査所見
 8.治療
C.関節リウマチ
 1.定義
 2.疫学
 3.病理形態
 4.病因と発生機序
 5.症状
 6.合併症
 7.検査所見
 8.治療
D.糖尿病
1型糖尿病
 1.定義
 2.病因
 3.発生機序と病理形態
2型糖尿病
 1.定義
 2.病因
 3.発生機序と病理形態
特定の原因または疾患による糖尿病
 1.定義
 2.病因
 3.発生機序
妊娠糖尿病
 1.定義
 2.病因
 3.発生機序
糖尿病の症状
 1.糖尿病合併症
 2.糖尿病の検査所見
 3.治療と予後
E.アミロイドーシス
 1.アミロイドの構造
 2.分類
 3.成因と形成機序
 4.臨床症状
 5.診断
 6.治療と予後
F.サルコイドーシス
 1.定義
 2.病因
 3.病態生理と病理形態
 4.症状
 5.合併症
 6.検査所見
 7.治療と予後
G.AIDS
 1.定義
 2.HIVとAIDSの発生機序
 3.合併症および病理形態
 4.治療と予後
H.ウイルス関連血球貪食症候群
(VAHS)
 1.定義
 2.病因ウイルス
 3.発生機序と病態
 4.臨床症状
 5.検査所見
 6.組織学的所見
 7.診断
 8.鑑別診断
 9.治療と予後
I.多発性内分泌腫瘍症

第19章 主な統合病態
A.動脈硬化
 1.定義
 2.発生機序
 3.形態
 4.臨床的事項
B.高血圧症
 1.定義
 2.発生機序
 3.形態
 4.臨床的事項
C.心不全
 1.定義
 2.発生機序
 3.形態
 4.臨床的事項
D.腎不全
 1.定義
 2.腎不全における腎の変化
 3.後天性嚢胞腎
E.呼吸不全
 1.定義
 2.原因疾患
 3.発生機序・病態生理
 4.臨床像
 5.症状
 6.続発症
 7.病理組織像と呼吸不全
F.黄 疸
 1.定義
 2.病因
 3.発生機序
 4.黄疸の分類
G.肝不全
 1.定義
 2.病因
 3.発生機序と病態
H.多臓器機能不全症候群
 1.定義
 2.病因
 3.発生機序
 4.壊死物質の影響
 5.病理形態

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