カテゴリー: 神経学/脳神経外科学
ベッドサイドの神経の診かた
改訂18版
北里大学 名誉教授 田崎義昭 著
元けいゆう病院 副院長 斎藤佳雄 著
元北里大学 教授 坂井文彦 改訂
北里大学 教授 濱田潤一 改訂協力
北里大学 講師 飯塚高浩 改訂協力
定価
7,920円(本体 7,200円 +税10%)
- B5変型判 470頁
- 2016年2月 発行
- ISBN 978-4-525-24798-0
初版から50年.神経学入門にはこの一冊!
半世紀にわたって読まれ続けてきた神経学入門書.神経学的診察法を正確に理解・実践する能力や,所見をもとに,どこにどのような病変があるのかを推定する診断能力が身につく.18版改訂では,従来の読みやすさはそのままに,一部の図を更にわかりやすく修正した.臨床医を目指す若手医師・医学生,そしてOT・PTを目指す学生に必読の一冊!
- 序文
- 目次
序文
「ベッドサイドの神経の診かた」は,神経学専門の医師だけでなく,医療に携わる多くの人々に神経学を知っていただくための本です.とかく,神経学および神経学的診察法は難解で,神経専門医にしかわからないものと思われていました.しかし,神経学が発展するためには「誰にでもわかる神経学」の本が必須であるとの考えで「ベッドサイドの神経の診かた」が書かれました.多くの読者に新風を吹き込んだ結果,約50 年間にわたり本書は多くの医学生,一般医,メディカルスタッフにとり神経学入門のゴールドスタンダードであり続けてきました.田崎義昭先生の噛んで含んだように具体的で実践的な説明,それが本書の特徴です.
改訂18 版「ベッドサイドの神経の診かた」は初心者にさらに読みやすいように改訂しました.医師,メディカルスタッフが現場で接するのは,患者さんであり,また患者さんの様々な症状です.脳・神経の病気は,症状の診かたを知らずに治療,看護,リハビリテイション,介護が出来ません.バイタルサインのさらに奥の症状を診ることが必要です.神経病の治療に携わる人にとって,神経学はベッドサイドから学び,発見すべきことがいかに多いかがわかります.
本書には,脳・神経の病気によりどんな症状が出るか?その症状をどのように観察し,診察すれば良いか?どのような症状を見つければ,脳・神経系のどこに,どんな病気があるかがわかるのか?といったことを知る極意が凝縮されています.神経学では症状,画像,分子生物学などが結びついて初めて,病気の治療が可能になります.患者さんの症状を共有することが,チーム医療のすべてのスタッフに必須なのです.CT 画像やMR 画像は我々に多くの情報を提供してくれます.しかし,それらの情報を神経学の臨床に生かすには,神経症状の把握と理解が必須です.神経学を学ぶためにはベッドサイドラーニングが最も近道とした田崎先生の考えは,現在も脈々と受け継がれており,特に初学者がしっかりと理解すべきです.
改訂は,私と北里大学神経内科学の飯塚高浩准教授とが分担して行いました.本書の基本的構成を大きく変えない改訂としましたが,内容的には脳神経,眼球運動,頭痛,意識障害などを中心に,正確さを追求した改訂を行いました.田崎先生が神経学入門書として1966 年に初版を上梓して以来版を重ねた「ベッドサイドの神経の診かた」の,今回6 年ぶりに改訂第18 版が世に出ることは大きな喜びです.医師をはじめメディカルスタッフの方々にお読み頂き,臨床の現場で神経学をより身近に感じて頂くことを切に希望します.
なお,共著者の斎藤佳雄先生,また改訂協力者の濱田潤一教授は本改訂中にお亡くなりになりました.お二人とも,本書に多大な貢献をされました.大変残念なことです.ご冥福をお祈りいたします.
2015年12月
坂井文彦
改訂18 版「ベッドサイドの神経の診かた」は初心者にさらに読みやすいように改訂しました.医師,メディカルスタッフが現場で接するのは,患者さんであり,また患者さんの様々な症状です.脳・神経の病気は,症状の診かたを知らずに治療,看護,リハビリテイション,介護が出来ません.バイタルサインのさらに奥の症状を診ることが必要です.神経病の治療に携わる人にとって,神経学はベッドサイドから学び,発見すべきことがいかに多いかがわかります.
本書には,脳・神経の病気によりどんな症状が出るか?その症状をどのように観察し,診察すれば良いか?どのような症状を見つければ,脳・神経系のどこに,どんな病気があるかがわかるのか?といったことを知る極意が凝縮されています.神経学では症状,画像,分子生物学などが結びついて初めて,病気の治療が可能になります.患者さんの症状を共有することが,チーム医療のすべてのスタッフに必須なのです.CT 画像やMR 画像は我々に多くの情報を提供してくれます.しかし,それらの情報を神経学の臨床に生かすには,神経症状の把握と理解が必須です.神経学を学ぶためにはベッドサイドラーニングが最も近道とした田崎先生の考えは,現在も脈々と受け継がれており,特に初学者がしっかりと理解すべきです.
改訂は,私と北里大学神経内科学の飯塚高浩准教授とが分担して行いました.本書の基本的構成を大きく変えない改訂としましたが,内容的には脳神経,眼球運動,頭痛,意識障害などを中心に,正確さを追求した改訂を行いました.田崎先生が神経学入門書として1966 年に初版を上梓して以来版を重ねた「ベッドサイドの神経の診かた」の,今回6 年ぶりに改訂第18 版が世に出ることは大きな喜びです.医師をはじめメディカルスタッフの方々にお読み頂き,臨床の現場で神経学をより身近に感じて頂くことを切に希望します.
なお,共著者の斎藤佳雄先生,また改訂協力者の濱田潤一教授は本改訂中にお亡くなりになりました.お二人とも,本書に多大な貢献をされました.大変残念なことです.ご冥福をお祈りいたします.
2015年12月
坂井文彦
目次
1章−病歴のとりかた
1.病歴で診断がつく
2.病歴をとるにあたって
3.問診の順序
4.病歴聴取は診断の第一歩
1 既往歴および社会歴
2 家族歴
5.主要症候(症状と徴候)問診の要点
1 頭 痛
2 めまい
3 疼痛および感覚障害
4 歩行障害
2章−診察の順序,記録のしかた
1.神経学的診察に必要な器具
2.日常行う神経学的診察法
3.診察所見の記録
3章−運動機能の診かた
1.問 診
2.診察の順序
3.姿 勢
4.四肢の観察
5.筋肉の診かた
1 筋萎縮の有無
2 筋肉の自発的収縮の診かた
3 筋肉の触診と打診
6.不随意運動
7.筋緊張の診かた
1 筋緊張亢進
2 筋緊張低下
8.項部筋緊張の診かた
1 項部硬直
2 頭落下試験
9.逆説性収縮の診かた
1 下肢について
2 上肢について
10.筋力の診かた
1 検査法
2 筋力の記録法
11.受動運動による徴候
1 ケルニッヒ徴候
2 ブルジンスキー徴候
3 ラゼーグ徴候
4 パトリック徴候
5 レルミット徴候,レルミット電気徴候
12.歩きかたの観察
13.歩行の異常
1 痙性片麻痺歩行
2 痙性対麻痺歩行
3 運動失調性歩行
4 鶏 歩
5 動揺歩行
6 パーキンソン歩行
7 小刻み歩行
8 跛 行
9 奇怪歩行
10 ヒステリー性歩行
11 間欠性跛行
14.起立時の検査
1 Push Test
2 ロンベルク試験
3 つぎあしロンベルク試験(マン試験)
4 片足立ち
5 しゃがみこみ試験
15.矛盾性運動
4章−反射の診かた
Ⅰ.腱反射と表在反射
1.反射を診るにあたって
2.腱反射についての注意
3.腱反射の実施法
4.腱反射の記録法
5.腱反射異常の意義
6.間代の診かた
1 膝蓋間代
2 足間代
7.表在反射の調べかた
1 粘膜反射
2 皮膚反射
Ⅱ.病的反射
1.吸引反射
2.口尖らし反射
3.クヴォステック徴候
4.手指屈筋反射
1 ホフマン反射
2 トレムナー反射
3 ワルテンベルク反射
5.ワルテンベルク徴候
6.把握反射,強制把握〔反射〕および強制模索
7.トルソー徴候
8.手掌頤(おとがい)反射
9.足底筋反射
1 ロッソリーモ反射
2 メンデル・ベヒテレフ反射
10.バビンスキー反射(徴候)
1 方 法
2 判 定
3 変 法
4 解 釈
11.マイヤー反射およびレリー徴候
1 マイヤー反射
2 レリー徴候
12.下肢屈曲反射の異常
13.反射検査の意義
1 腱反射による局在診断
2 各種神経障害における反射異常
14.反射所見の記録法
5章−感覚の診かた
1.感覚検査のすすめかた
1 表在感覚
2 深部感覚
3 複合感覚
2.感覚検査で注意すべきこと
3.検査法
1 表在感覚
2 深部感覚
3 複合感覚
4.検査所見の記録法
6章−脳神経の診かた
1.嗅(Ⅰ)神経
2.視(Ⅱ)神経
1 視 力
2 視 野
3 検眼鏡検査「法」
3.動眼(Ⅲ),滑車(Ⅳ),外転(Ⅵ)神経
1 眼瞼の観察
2 眼球の観察
3 瞳孔の観察
4 瞳孔に関する反射
5 眼球運動
6 眼 振
7 視運動性眼振
4.三叉(Ⅴ)神経
1 感覚検査
2 角膜反射
3 運動機能の試験
5.顔面(Ⅶ)神経
1 顔つき
2 運動機能の試験
3 味覚試験
4 反 射
5 ベル現象
6.聴(Ⅷ)神経
1 聴力検査
2 リンネ試験
3 ウェーバー試験
4 耳 鳴
5 前庭機能検査
7.舌咽(Ⅸ)および迷走(Ⅹ)神経
1 軟口蓋,咽頭の観察
2 咽頭または催吐反射
3 軟口蓋反射
4 嚥 下
5 その他
8.副(ⅩⅠ)神経
1 上部僧帽筋の試験
2 胸鎖乳突筋の試験
9.舌下(ⅩⅡ)神経
7章−精神状態の診かた
1.精神状態の簡単な診かた
2.意識障害の診かた
1 高度ないし中等度の意識混濁
2 軽度な意識混濁
3 意識変容
4 通過症候群
5 無動性無言と失外套症候群
6 閉じ込め症候群
3.知能の診かた
1 見当識
2 記 憶
3 計 算
4 常 識
4.情動反応の診かた
5.幻覚および錯覚
6.老年認知症の判定法
1 認知症患者の神経学所見
〔付1〕老年認知症の鑑別診断
〔付2〕正常圧水頭症
〔付3〕コルサコフ症候群
8章−小脳機能の診かた
1.診察のすすめかた
1 運動失調「症」とは
2.立位,座位および歩行状態の観察
1 立 位
2 座 位
3 歩 行
3.言 語
4.眼 振
5.四肢の運動失調「症」
1 四肢についての一般試験
2 測定異常
3 反復拮抗運動不能「症」
4 運動分解
5 協働収縮不能,協働収縮異常「症」
6 時間測定障害
6.筋緊張低下「症」
1 Pendulousness の検査
7.Postural Fixation の異常
8.スチュアート・ホームズ反跳現象
9.指示試験
1 バラニー指示試験
2 腕偏倚試験
10.書字障害
11.運動失調「症」の分類
1 脊髄性運動失調「症」
2 迷路性運動失調「症」
3 大脳性運動失調「症」
12.運動失調「症」の診わけかた
9章−運動麻痺の診かた
1.診断のすすめかた
2.運動麻痺の部位とその原因診断
1 単麻痺
2 片麻痺
3 対麻痺
4 四肢麻痺
5 一部の筋の運動麻痺
3.片麻痺の診かた
1 軽い片麻痺のみつけかた
2 片麻痺にみられる協働収縮異常「症」
4.上位運動ニューロン障害における痙性麻痺と弛緩性麻痺の意義
5.いわゆる錐体路徴候
6.ギラン・バレー症候群
7.HAM
8.神経障害,筋萎縮の認められない運動麻痺
1 重症筋無力症
2 筋無力症候群,イートン・ランバート症候群
3 周期性四肢麻痺
9.運動障害を示す疾患の電気診断法
10章−不随意運動の診かた
1.不随意運動とは
2.振 戦
1 生理的振戦
2 本態性および家族性振戦
3 老人性振戦
4 中毒性振戦
5 パーキンソン振戦
6 小脳性振戦
7 固定姿勢保持困難,羽ばたき振戦
8 羽ばたき運動
3.舞踏運動,舞踏様運動
4.バリズム
5.アテトーゼ様運動
6.ジストニー
7.ミオクローヌス
8.軟口蓋ミオクローヌス
9.ランス・アダムズ症候群
10.口部ジスキネジー
11.兎症候群
12.レッシュ・ナイハン症候群
13.有棘赤血球舞踏病
14.チック
15.静座不能
16.攣縮,痙攣
17.錐体外路系疾患の診断
18.パーキンソン症候群の診かた
1 振 戦
2 〔筋〕強剛
3 運動緩慢および無動「症」
4 その他
19.パーキンソン症候群を伴う関連疾患
1 線条体黒質変性症
2 オリーブ橋小脳萎縮「症」
3 シャイ・ドレーガー症候群
4 進行性核上性麻痺
5 パーキンソン型認知症複合
6 ウィルソン病
7 クロイツフェルト・ヤコブ病
8 正常圧水頭症
9 大脳皮質基底核変性症
20.パーキンソン病の重症度分類
21.L-Dopa 長期使用による問題点
1 上がり下がり現象,すり減り現象
2 オンオフ現象
3 不随意運動
4 精神症候
11章−感覚障害の診かた
1.表在感覚障害の診かた
1 末梢神経性の感覚障害
2 脊髄分節および後根損傷による感覚障害
3 大脳および脳幹性の感覚障害
2.感覚解離
3.原因的診断のすすめかた
1 単一末梢神経障害
2 多発性神経障害
3 脊髄後根の障害
4 脊髄障害
5 脳幹部障害
6 視床障害
7 大脳障害
8 ヒステリー
12章−脳神経障害の診かた
1.嗅(Ⅰ)神経
2.視(Ⅱ)神経
3.動眼(Ⅲ),滑車(Ⅳ),外転(Ⅵ)神経
1 眼瞼下垂
2 眼球の異常所見
3 瞳孔の異常
4 瞳孔反射の異常
5 瞳孔異常を呈する症候群
6 眼筋麻痺
7 共同性眼球運動の麻痺
8 眼振の診断的意義について
9 異常眼球運動と病巣部位
4.三叉(Ⅴ)神経
1 障害部位の診かた
2 三叉神経痛
3 三叉神経第1 枝にあるぶどう酒様血管腫
5.顔面(Ⅶ)神経
1 中枢性障害と末梢性障害との鑑別
2 末梢性障害の診かた
3 橋障害による顔筋麻痺
4 ラムゼイハント症候群
5 メルカーソン・ローゼンタール症候群
6 マーカスガン現象
7 顔筋攣縮
8 メージュ症候群
9 両側性眼瞼攣縮と開眼失行
6.聴(Ⅷ)神経
1 神経性難聴
2 めまい
7.舌咽(Ⅸ)および迷走(Ⅹ)神経
1 舌咽神経痛
2 反回神経麻痺
3 球麻痺
8.副(ⅩⅠ)神経
9.舌下(ⅩⅡ)神経
10.脳神経障害と局在診断上の意義
13章−小脳障害の診かた
1.小脳障害と小脳症候
2.小脳障害の部位診断
1 小脳虫部の症候群
2 小脳半球の症候群
3.小脳障害の原因と症候
4.小脳の血管障害に注意
5.小脳腫瘍診断上の要点
1 腫瘍は小脳の内か外か
2 腫瘍の種類
3 腰椎穿刺は禁忌
6.小脳変性疾患の分類
14章−失語「症」,失行「症」,失認「症」の診かた
1.言語障害の種類
2.構音障害における診断のすすめかた
1 脳血管障害
2 パーキンソン病
3 小脳疾患
4 球麻痺
5 重症筋無力症
3.失語「症」検査の注意事項
1 検査前の注意
2 検査時の注意
4.失語「症」の検査法
1 自発言語
2 復 唱
3 言語了解
4 読 字
5 書 字
6 失行「症」,失認「症」の有無
7 知能,感情の検査
8 神経学的診察
5.失語「症」における診断のすすめかた
1 失語図式について
2 失語「症」の分類
3 失語「症」の病型と障害部位
4 失語「症」の経過
6.失行「症」
7.失認「症」
1 視覚性失認
2 視空間失認
3 聴覚性失認
4 触覚性失認
5 ゲルストマン症候群
6 身体失認
8.失語・失行・失認と障害側との関係
15章−ベッドサイドにおける補助的検査
1.補助的検査法の意義
2.頭・頸部聴診の意義
3.血管雑音の聴取法
1 頸 部
2 頭 部
3 判定法
4.眼底検査の要領
5.髄液検査での注意
6.自律神経機能検査について
1 理学的検査法
2 薬物学的検査法
16章−意識障害患者の診かた
1.診察の前に注意すること
2.問診の要領
3.意識障害程度の記載
1 昏 睡
2 半昏睡
3 昏 迷
4 傾 眠
4.まず一般状態の観察から
1 呼 吸
2 脈拍と血圧
3 体 温
4 皮膚,粘膜
5.神経学的診察はどうするか
6.項部硬直の診かた
7.姿勢についての注意
8.除皮質硬直とは
9.除脳硬直とは
10.眼症候に気をつけること
1 眼球共同偏倚
2 斜偏倚
3 瞳孔異常
4 対光反射
5 毛様体脊髄反射
6 角膜反射
7 眼球運動
8 眼底検査
11.顔面で気をつけること
12.口腔,咽頭の診かた
13.四肢の麻痺側の判定
14.感覚検査はどうするか
15.反射で注意すること
16.鑑別診断のすすめかた
17.生命の予後について
1 大脳鎌下ヘルニア
2 テントヘルニア
3 大〔後頭〕孔ヘルニア
18.脳ヘルニアによる二次的脳幹障害の診かた
1 Central Syndrome の間脳障害
2 Uncal Syndrome の初期
3 中脳から橋上部への障害
4 橋下部より延髄上部の障害
5 延髄障害
17章−総合診断の要領
1.診断のすすめかた
1 局在診断
2 機能的診断
3 原因診断
2.総合診断に際しての注意事項
18章−局在診断のすすめかた
1.局在診断の要領
2.病巣の大体の局在をつかむこと
3.脳圧亢進の診かた
4.脳圧亢進で注意すべき脳ヘルニア徴候
5.脳病巣の局在診断
1 大脳皮質
2 内 包
3 基底核
4 間 脳
5 脳 幹
6 小 脳
7 頭蓋内の特定部位
6.脊髄障害の局在診断
1 横断診断
2 高位診断
3 脊髄障害の原因
19章−脳卒中の診かた
1.脳卒中かどうか
2.診断のすすめかた
3.問診でどこまでわかるか
1 stroke かどうか
2 Temporal Profile による鑑別
4.脳卒中の診かた
1 意識障害の程度
2 一般状態の観察
3 神経学的診察
4 画像検査
5 一般検査
5.脳血管疾患の分類と診断基準
1 NIH 分類
2 「脳卒中の診断基準に関する研究」班による診断基準
3 NIH Ⅲの分類
4 「脳の動脈硬化性疾患の定義および診断基準に関する研究」班による診断基準
6.脳梗塞とは
7.脳出血と脳梗塞との鑑別
8.心臓所見に注意
9.障害部位と局在徴候
1 内包障害
2 脳幹障害
3 視床障害
4 延髄障害
10.重症度の判定
1 意識障害
2 Vital Signs の変化
3 病巣の部位と大きさ
4 脳ヘルニアによる二次的脳幹障害
20章−脳卒中における診断のすすめかた
1.脳出血の部位診断
1 被殼出血
2 視床出血
3 橋出血
4 小脳出血
5 皮質下出血
2.脳出血の原因診断
3.くも膜下出血の診断
1 発症時の症候
2 臨床症候
3 重症度分類
4 経過と予後
5 重症度と手術適応
6 脳動脈瘤破裂の警告徴候
4.脳梗塞の診断
1 成因について
2 症候と経過
3 部位診断のすすめかた
5.脳幹症候と障害部位との関係
6.小窩巣性(ラクナ)脳卒中とは
1 純粋運動性片麻痺
2 純粋感覚性脳卒中
3 運動失調不全片麻痺
4 構音障害・手不器用症候群
7.一過性脳虚血発作の診断
1 診断基準について
2 診断のすすめかた
8.一過性全健忘とは
9.頸部,胸郭内の血管病変にも注意
10.鎖骨下動脈盗血症候群の診断
11.頸動脈海綿静脈洞瘻の診断
12.高血圧性脳症の診断は慎重に
13.ウィリス動脈輪閉塞症
14.片麻痺の予後のきめかた
21章−頭痛,頸肩腕痛,腰痛を訴える患者の診かた
1.頭痛患者を診るときの注意
2.頭痛の分類
1 新国際頭痛分類
3.痛みの基礎知識
1 成因,発生機序
2 病態生理
4.頭痛の問診のすすめかた
1 問 診
2 片頭痛と緊張型頭痛の鑑別
5.頭痛患者の診かた
6.頭痛をきたす主要疾患のプロフィール
1 慢性頭痛の頻度
2 片頭痛
3 緊張型頭痛
4 群発頭痛
5 三叉神経痛
6 脳腫瘍
7 調査表による慢性頭痛の診断
〔付〕トロサ・ハント症候群
7.頸肩腕痛を訴える患者の診かた
1 問 診
2 診察の要点
8.手根管症候群の診かた
9.腰痛,坐骨神経痛を訴える患者の診かた
1 問 診
2 診察の要点
22章−痙攣患者の診かた
1.問診のときの注意
2.問診の要領
1 痙攣を訴えるとき
2 痙攣のないてんかん
3 点頭てんかん
3.鑑別診断のすすめかた
1 発症年齢
2 家族歴
3 発作の起こる時期
4 既往歴
4.診察時の注意
5.頭部外傷とてんかん
6.てんかん発作型の分類
23章−頭部外傷の診かた
1.救急診断の心掛け
2.意識障害の有無
3.いわゆる意識清明期に注意
4.神経学的診察を怠るな
5.生命徴候の変化を監視せよ
6.受傷局所の検査
7.腰椎穿刺は禁忌
24章−髄膜脳炎の診かた
1.髄膜脳炎の問診で注意すること
2.症候よりみた髄膜脳炎の鑑別
1 発 熱
2 髄膜刺激症候,脳圧亢進症候
3 意識,精神障害
4 脳の局在徴候
5 その他の症候
3.髄膜炎の髄液所見
25章−筋萎縮の診かた
1.診断のすすめかた
2.障害部位による筋萎縮の神経症候
3.障害パターンによる鑑別診断の考え方
1 限局する筋萎縮を呈している場合
2 手(または足)の萎縮から徐々に近位部に広がっていくタイプで感覚障害がない
3 手(または足)の萎縮から徐々に近位部に広がっていくタイプで感覚障害を伴う
4 体幹に近い筋萎縮から始まり感覚障害を伴わない
4.筋原性筋萎縮をきたす疾患
1 筋ジストロフィー
2 筋強直性ジストロフィー
3 多発筋炎,皮膚筋炎
4 薬剤による筋障害
5.神経原性筋萎縮をきたす疾患
1 運動ニューロン病
2 遺伝性運動感覚性ニューロパチー
付録OSCE 連動索引
日本語索引
外国語索引
1.病歴で診断がつく
2.病歴をとるにあたって
3.問診の順序
4.病歴聴取は診断の第一歩
1 既往歴および社会歴
2 家族歴
5.主要症候(症状と徴候)問診の要点
1 頭 痛
2 めまい
3 疼痛および感覚障害
4 歩行障害
2章−診察の順序,記録のしかた
1.神経学的診察に必要な器具
2.日常行う神経学的診察法
3.診察所見の記録
3章−運動機能の診かた
1.問 診
2.診察の順序
3.姿 勢
4.四肢の観察
5.筋肉の診かた
1 筋萎縮の有無
2 筋肉の自発的収縮の診かた
3 筋肉の触診と打診
6.不随意運動
7.筋緊張の診かた
1 筋緊張亢進
2 筋緊張低下
8.項部筋緊張の診かた
1 項部硬直
2 頭落下試験
9.逆説性収縮の診かた
1 下肢について
2 上肢について
10.筋力の診かた
1 検査法
2 筋力の記録法
11.受動運動による徴候
1 ケルニッヒ徴候
2 ブルジンスキー徴候
3 ラゼーグ徴候
4 パトリック徴候
5 レルミット徴候,レルミット電気徴候
12.歩きかたの観察
13.歩行の異常
1 痙性片麻痺歩行
2 痙性対麻痺歩行
3 運動失調性歩行
4 鶏 歩
5 動揺歩行
6 パーキンソン歩行
7 小刻み歩行
8 跛 行
9 奇怪歩行
10 ヒステリー性歩行
11 間欠性跛行
14.起立時の検査
1 Push Test
2 ロンベルク試験
3 つぎあしロンベルク試験(マン試験)
4 片足立ち
5 しゃがみこみ試験
15.矛盾性運動
4章−反射の診かた
Ⅰ.腱反射と表在反射
1.反射を診るにあたって
2.腱反射についての注意
3.腱反射の実施法
4.腱反射の記録法
5.腱反射異常の意義
6.間代の診かた
1 膝蓋間代
2 足間代
7.表在反射の調べかた
1 粘膜反射
2 皮膚反射
Ⅱ.病的反射
1.吸引反射
2.口尖らし反射
3.クヴォステック徴候
4.手指屈筋反射
1 ホフマン反射
2 トレムナー反射
3 ワルテンベルク反射
5.ワルテンベルク徴候
6.把握反射,強制把握〔反射〕および強制模索
7.トルソー徴候
8.手掌頤(おとがい)反射
9.足底筋反射
1 ロッソリーモ反射
2 メンデル・ベヒテレフ反射
10.バビンスキー反射(徴候)
1 方 法
2 判 定
3 変 法
4 解 釈
11.マイヤー反射およびレリー徴候
1 マイヤー反射
2 レリー徴候
12.下肢屈曲反射の異常
13.反射検査の意義
1 腱反射による局在診断
2 各種神経障害における反射異常
14.反射所見の記録法
5章−感覚の診かた
1.感覚検査のすすめかた
1 表在感覚
2 深部感覚
3 複合感覚
2.感覚検査で注意すべきこと
3.検査法
1 表在感覚
2 深部感覚
3 複合感覚
4.検査所見の記録法
6章−脳神経の診かた
1.嗅(Ⅰ)神経
2.視(Ⅱ)神経
1 視 力
2 視 野
3 検眼鏡検査「法」
3.動眼(Ⅲ),滑車(Ⅳ),外転(Ⅵ)神経
1 眼瞼の観察
2 眼球の観察
3 瞳孔の観察
4 瞳孔に関する反射
5 眼球運動
6 眼 振
7 視運動性眼振
4.三叉(Ⅴ)神経
1 感覚検査
2 角膜反射
3 運動機能の試験
5.顔面(Ⅶ)神経
1 顔つき
2 運動機能の試験
3 味覚試験
4 反 射
5 ベル現象
6.聴(Ⅷ)神経
1 聴力検査
2 リンネ試験
3 ウェーバー試験
4 耳 鳴
5 前庭機能検査
7.舌咽(Ⅸ)および迷走(Ⅹ)神経
1 軟口蓋,咽頭の観察
2 咽頭または催吐反射
3 軟口蓋反射
4 嚥 下
5 その他
8.副(ⅩⅠ)神経
1 上部僧帽筋の試験
2 胸鎖乳突筋の試験
9.舌下(ⅩⅡ)神経
7章−精神状態の診かた
1.精神状態の簡単な診かた
2.意識障害の診かた
1 高度ないし中等度の意識混濁
2 軽度な意識混濁
3 意識変容
4 通過症候群
5 無動性無言と失外套症候群
6 閉じ込め症候群
3.知能の診かた
1 見当識
2 記 憶
3 計 算
4 常 識
4.情動反応の診かた
5.幻覚および錯覚
6.老年認知症の判定法
1 認知症患者の神経学所見
〔付1〕老年認知症の鑑別診断
〔付2〕正常圧水頭症
〔付3〕コルサコフ症候群
8章−小脳機能の診かた
1.診察のすすめかた
1 運動失調「症」とは
2.立位,座位および歩行状態の観察
1 立 位
2 座 位
3 歩 行
3.言 語
4.眼 振
5.四肢の運動失調「症」
1 四肢についての一般試験
2 測定異常
3 反復拮抗運動不能「症」
4 運動分解
5 協働収縮不能,協働収縮異常「症」
6 時間測定障害
6.筋緊張低下「症」
1 Pendulousness の検査
7.Postural Fixation の異常
8.スチュアート・ホームズ反跳現象
9.指示試験
1 バラニー指示試験
2 腕偏倚試験
10.書字障害
11.運動失調「症」の分類
1 脊髄性運動失調「症」
2 迷路性運動失調「症」
3 大脳性運動失調「症」
12.運動失調「症」の診わけかた
9章−運動麻痺の診かた
1.診断のすすめかた
2.運動麻痺の部位とその原因診断
1 単麻痺
2 片麻痺
3 対麻痺
4 四肢麻痺
5 一部の筋の運動麻痺
3.片麻痺の診かた
1 軽い片麻痺のみつけかた
2 片麻痺にみられる協働収縮異常「症」
4.上位運動ニューロン障害における痙性麻痺と弛緩性麻痺の意義
5.いわゆる錐体路徴候
6.ギラン・バレー症候群
7.HAM
8.神経障害,筋萎縮の認められない運動麻痺
1 重症筋無力症
2 筋無力症候群,イートン・ランバート症候群
3 周期性四肢麻痺
9.運動障害を示す疾患の電気診断法
10章−不随意運動の診かた
1.不随意運動とは
2.振 戦
1 生理的振戦
2 本態性および家族性振戦
3 老人性振戦
4 中毒性振戦
5 パーキンソン振戦
6 小脳性振戦
7 固定姿勢保持困難,羽ばたき振戦
8 羽ばたき運動
3.舞踏運動,舞踏様運動
4.バリズム
5.アテトーゼ様運動
6.ジストニー
7.ミオクローヌス
8.軟口蓋ミオクローヌス
9.ランス・アダムズ症候群
10.口部ジスキネジー
11.兎症候群
12.レッシュ・ナイハン症候群
13.有棘赤血球舞踏病
14.チック
15.静座不能
16.攣縮,痙攣
17.錐体外路系疾患の診断
18.パーキンソン症候群の診かた
1 振 戦
2 〔筋〕強剛
3 運動緩慢および無動「症」
4 その他
19.パーキンソン症候群を伴う関連疾患
1 線条体黒質変性症
2 オリーブ橋小脳萎縮「症」
3 シャイ・ドレーガー症候群
4 進行性核上性麻痺
5 パーキンソン型認知症複合
6 ウィルソン病
7 クロイツフェルト・ヤコブ病
8 正常圧水頭症
9 大脳皮質基底核変性症
20.パーキンソン病の重症度分類
21.L-Dopa 長期使用による問題点
1 上がり下がり現象,すり減り現象
2 オンオフ現象
3 不随意運動
4 精神症候
11章−感覚障害の診かた
1.表在感覚障害の診かた
1 末梢神経性の感覚障害
2 脊髄分節および後根損傷による感覚障害
3 大脳および脳幹性の感覚障害
2.感覚解離
3.原因的診断のすすめかた
1 単一末梢神経障害
2 多発性神経障害
3 脊髄後根の障害
4 脊髄障害
5 脳幹部障害
6 視床障害
7 大脳障害
8 ヒステリー
12章−脳神経障害の診かた
1.嗅(Ⅰ)神経
2.視(Ⅱ)神経
3.動眼(Ⅲ),滑車(Ⅳ),外転(Ⅵ)神経
1 眼瞼下垂
2 眼球の異常所見
3 瞳孔の異常
4 瞳孔反射の異常
5 瞳孔異常を呈する症候群
6 眼筋麻痺
7 共同性眼球運動の麻痺
8 眼振の診断的意義について
9 異常眼球運動と病巣部位
4.三叉(Ⅴ)神経
1 障害部位の診かた
2 三叉神経痛
3 三叉神経第1 枝にあるぶどう酒様血管腫
5.顔面(Ⅶ)神経
1 中枢性障害と末梢性障害との鑑別
2 末梢性障害の診かた
3 橋障害による顔筋麻痺
4 ラムゼイハント症候群
5 メルカーソン・ローゼンタール症候群
6 マーカスガン現象
7 顔筋攣縮
8 メージュ症候群
9 両側性眼瞼攣縮と開眼失行
6.聴(Ⅷ)神経
1 神経性難聴
2 めまい
7.舌咽(Ⅸ)および迷走(Ⅹ)神経
1 舌咽神経痛
2 反回神経麻痺
3 球麻痺
8.副(ⅩⅠ)神経
9.舌下(ⅩⅡ)神経
10.脳神経障害と局在診断上の意義
13章−小脳障害の診かた
1.小脳障害と小脳症候
2.小脳障害の部位診断
1 小脳虫部の症候群
2 小脳半球の症候群
3.小脳障害の原因と症候
4.小脳の血管障害に注意
5.小脳腫瘍診断上の要点
1 腫瘍は小脳の内か外か
2 腫瘍の種類
3 腰椎穿刺は禁忌
6.小脳変性疾患の分類
14章−失語「症」,失行「症」,失認「症」の診かた
1.言語障害の種類
2.構音障害における診断のすすめかた
1 脳血管障害
2 パーキンソン病
3 小脳疾患
4 球麻痺
5 重症筋無力症
3.失語「症」検査の注意事項
1 検査前の注意
2 検査時の注意
4.失語「症」の検査法
1 自発言語
2 復 唱
3 言語了解
4 読 字
5 書 字
6 失行「症」,失認「症」の有無
7 知能,感情の検査
8 神経学的診察
5.失語「症」における診断のすすめかた
1 失語図式について
2 失語「症」の分類
3 失語「症」の病型と障害部位
4 失語「症」の経過
6.失行「症」
7.失認「症」
1 視覚性失認
2 視空間失認
3 聴覚性失認
4 触覚性失認
5 ゲルストマン症候群
6 身体失認
8.失語・失行・失認と障害側との関係
15章−ベッドサイドにおける補助的検査
1.補助的検査法の意義
2.頭・頸部聴診の意義
3.血管雑音の聴取法
1 頸 部
2 頭 部
3 判定法
4.眼底検査の要領
5.髄液検査での注意
6.自律神経機能検査について
1 理学的検査法
2 薬物学的検査法
16章−意識障害患者の診かた
1.診察の前に注意すること
2.問診の要領
3.意識障害程度の記載
1 昏 睡
2 半昏睡
3 昏 迷
4 傾 眠
4.まず一般状態の観察から
1 呼 吸
2 脈拍と血圧
3 体 温
4 皮膚,粘膜
5.神経学的診察はどうするか
6.項部硬直の診かた
7.姿勢についての注意
8.除皮質硬直とは
9.除脳硬直とは
10.眼症候に気をつけること
1 眼球共同偏倚
2 斜偏倚
3 瞳孔異常
4 対光反射
5 毛様体脊髄反射
6 角膜反射
7 眼球運動
8 眼底検査
11.顔面で気をつけること
12.口腔,咽頭の診かた
13.四肢の麻痺側の判定
14.感覚検査はどうするか
15.反射で注意すること
16.鑑別診断のすすめかた
17.生命の予後について
1 大脳鎌下ヘルニア
2 テントヘルニア
3 大〔後頭〕孔ヘルニア
18.脳ヘルニアによる二次的脳幹障害の診かた
1 Central Syndrome の間脳障害
2 Uncal Syndrome の初期
3 中脳から橋上部への障害
4 橋下部より延髄上部の障害
5 延髄障害
17章−総合診断の要領
1.診断のすすめかた
1 局在診断
2 機能的診断
3 原因診断
2.総合診断に際しての注意事項
18章−局在診断のすすめかた
1.局在診断の要領
2.病巣の大体の局在をつかむこと
3.脳圧亢進の診かた
4.脳圧亢進で注意すべき脳ヘルニア徴候
5.脳病巣の局在診断
1 大脳皮質
2 内 包
3 基底核
4 間 脳
5 脳 幹
6 小 脳
7 頭蓋内の特定部位
6.脊髄障害の局在診断
1 横断診断
2 高位診断
3 脊髄障害の原因
19章−脳卒中の診かた
1.脳卒中かどうか
2.診断のすすめかた
3.問診でどこまでわかるか
1 stroke かどうか
2 Temporal Profile による鑑別
4.脳卒中の診かた
1 意識障害の程度
2 一般状態の観察
3 神経学的診察
4 画像検査
5 一般検査
5.脳血管疾患の分類と診断基準
1 NIH 分類
2 「脳卒中の診断基準に関する研究」班による診断基準
3 NIH Ⅲの分類
4 「脳の動脈硬化性疾患の定義および診断基準に関する研究」班による診断基準
6.脳梗塞とは
7.脳出血と脳梗塞との鑑別
8.心臓所見に注意
9.障害部位と局在徴候
1 内包障害
2 脳幹障害
3 視床障害
4 延髄障害
10.重症度の判定
1 意識障害
2 Vital Signs の変化
3 病巣の部位と大きさ
4 脳ヘルニアによる二次的脳幹障害
20章−脳卒中における診断のすすめかた
1.脳出血の部位診断
1 被殼出血
2 視床出血
3 橋出血
4 小脳出血
5 皮質下出血
2.脳出血の原因診断
3.くも膜下出血の診断
1 発症時の症候
2 臨床症候
3 重症度分類
4 経過と予後
5 重症度と手術適応
6 脳動脈瘤破裂の警告徴候
4.脳梗塞の診断
1 成因について
2 症候と経過
3 部位診断のすすめかた
5.脳幹症候と障害部位との関係
6.小窩巣性(ラクナ)脳卒中とは
1 純粋運動性片麻痺
2 純粋感覚性脳卒中
3 運動失調不全片麻痺
4 構音障害・手不器用症候群
7.一過性脳虚血発作の診断
1 診断基準について
2 診断のすすめかた
8.一過性全健忘とは
9.頸部,胸郭内の血管病変にも注意
10.鎖骨下動脈盗血症候群の診断
11.頸動脈海綿静脈洞瘻の診断
12.高血圧性脳症の診断は慎重に
13.ウィリス動脈輪閉塞症
14.片麻痺の予後のきめかた
21章−頭痛,頸肩腕痛,腰痛を訴える患者の診かた
1.頭痛患者を診るときの注意
2.頭痛の分類
1 新国際頭痛分類
3.痛みの基礎知識
1 成因,発生機序
2 病態生理
4.頭痛の問診のすすめかた
1 問 診
2 片頭痛と緊張型頭痛の鑑別
5.頭痛患者の診かた
6.頭痛をきたす主要疾患のプロフィール
1 慢性頭痛の頻度
2 片頭痛
3 緊張型頭痛
4 群発頭痛
5 三叉神経痛
6 脳腫瘍
7 調査表による慢性頭痛の診断
〔付〕トロサ・ハント症候群
7.頸肩腕痛を訴える患者の診かた
1 問 診
2 診察の要点
8.手根管症候群の診かた
9.腰痛,坐骨神経痛を訴える患者の診かた
1 問 診
2 診察の要点
22章−痙攣患者の診かた
1.問診のときの注意
2.問診の要領
1 痙攣を訴えるとき
2 痙攣のないてんかん
3 点頭てんかん
3.鑑別診断のすすめかた
1 発症年齢
2 家族歴
3 発作の起こる時期
4 既往歴
4.診察時の注意
5.頭部外傷とてんかん
6.てんかん発作型の分類
23章−頭部外傷の診かた
1.救急診断の心掛け
2.意識障害の有無
3.いわゆる意識清明期に注意
4.神経学的診察を怠るな
5.生命徴候の変化を監視せよ
6.受傷局所の検査
7.腰椎穿刺は禁忌
24章−髄膜脳炎の診かた
1.髄膜脳炎の問診で注意すること
2.症候よりみた髄膜脳炎の鑑別
1 発 熱
2 髄膜刺激症候,脳圧亢進症候
3 意識,精神障害
4 脳の局在徴候
5 その他の症候
3.髄膜炎の髄液所見
25章−筋萎縮の診かた
1.診断のすすめかた
2.障害部位による筋萎縮の神経症候
3.障害パターンによる鑑別診断の考え方
1 限局する筋萎縮を呈している場合
2 手(または足)の萎縮から徐々に近位部に広がっていくタイプで感覚障害がない
3 手(または足)の萎縮から徐々に近位部に広がっていくタイプで感覚障害を伴う
4 体幹に近い筋萎縮から始まり感覚障害を伴わない
4.筋原性筋萎縮をきたす疾患
1 筋ジストロフィー
2 筋強直性ジストロフィー
3 多発筋炎,皮膚筋炎
4 薬剤による筋障害
5.神経原性筋萎縮をきたす疾患
1 運動ニューロン病
2 遺伝性運動感覚性ニューロパチー
付録OSCE 連動索引
日本語索引
外国語索引