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カテゴリー: 呼吸器学  |  感染症学

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免疫力を見極める 非結核性抗酸菌症(MAC症)診療

1版

JCHO東京山手メディカルセンター呼吸器内科 徳田 均 著

定価

8,800(本体 8,000円 +税10%)


  • B5判  240頁
  • 2025年2月 発行
  • ISBN 978-4-525-26601-1

非結核性抗酸菌症(MAC症)は免疫力で制御できる!

近年,非結核性抗酸菌症(MAC症)は呼吸器科医の悩みの種となっている.ガイドラインに従って治療をしてもなかなか菌が根絶できず,ようやく長い治療を終えてもすぐに再発して戻ってくる.かと思えば,特段の治療をせずとも,10年以上も健康に過ごす患者さんもいる.空洞と見間違えやすい気管支拡張症,見落としやすい肺癌の陰影,関節リウマチとの合併症例……などなど.
悩んでいるのは医師だけではない.患者は終わりの見えない長期服薬治療に不安を抱え,味覚障害などの副作用によって著しくQOLが損なわれている.
そのような悩みに真摯に向き合い,医師・患者の両方から高い評価を得ている著者が,どのようにすればMAC症をコントロールできるのか理論化を試みる!
1人1人の患者に丁寧に接することで見えてきたものとは? 免疫力,運動療法,結核病との比較……ガイドラインに書いていないけれども,本書を一読したあなたは思わず「その経験が自分にもある!」「それが知りたかった!」と膝を叩くことだろう.
著者20年の経験とわが国の結核病学の蓄積に基づく,まさに集大成とも言うべき一冊.

  • 目次
目次
0章 NTM症の疫学,自然史,治療後の経過
1章 MAC症の多彩な病像―免疫の視点からの解析
2章 治療開始時期―治療はただちに始めるべきか,当面経過観察でよいのか?
3章 MAC症の治療;レジメン,治療期間
4章 空洞の考え方
5章 治療困難例にどう対処するか?
6章 再発にどう対処するか?
7章 運動と栄養の重要性
8章 MAC症の治療目標
9章 自然経過で治癒するMAC症
10章 MAC症と気管支拡張症
11章 MAC症と肺癌
12章 RAに合併するMAC症
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