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カテゴリー: 放射線医学/核医学

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診療放射線技術選書

放射線計測学

改訂4版

前 九州医療短期大学部 教授 長 哲二 著

定価

3,080(本体 2,800円 +税10%)


  • A5判  161頁
  • 2002年3月 発行
  • ISBN 978-4-525-27874-8

今回の改訂では全体を見直しスリム化しましたが,逆に線量測定の項目は最も重要であるという認識から充実させ一新しました.

  • 目次
目次
1.放射線検出器
 A.放射線検出器の原理
 B.気体イオン化検出器
1.電極電圧と収集電荷量の関係
2.電離箱
 a.電流型電離箱
 b.パルス型電離箱
3.比例計数管
 a.ガス増幅
 b.比例計数管の出力波形
 c.比例計数管による測定
4.ガイガーミュラー計数管
 a.放電の制御
 b.GM計数管の出力波形
 c.GM計数管の電圧特性
 C.半導体検出器
1.半導体検出器の特性
 a.検出器の素材
 b.エネルギー分解能
 c.エネルギー損失と出力波高値の比例性
 d.電子・正孔の移動速度
 e.検出器の放射線損傷
2.半導体検出器の種類
 a.表面障壁型検出器
 b.Liドリフト型検出器
 c.高純度ゲルマニウム検出器
 d.CdTe検出器
 e.その他の半導体検出器
 D.シンチレーションカウンタ
1.シンチレーションカウンタの測定系
2.シンチレータの特性
 a.シンチレーション効率
 b.密度
 c.蛍光の減哀時
 d.蛍光の波長分布
 e.エネルギー損失と蛍光量の比例性
3.シンチレータの種類
 a.無機シンチレータ
 b.有機シンチレータ
4.光電子増倍管の構造
5.光電子増倍管の特性
 a.増倍率
 b.分光感度特性
 c.暗電流
 d.空間電荷による陽極電流の飽和
 e.磁場の影響
 f.光電陰極面の感度の均一性
 E.チェレンコフカウンタ
1.チェレンコフ放射
2.チェレンコフカウンタの応用
 F.写真乳剤による測定 (写真作用を利用した検出器)
1.写真乳剤
2.写真乳剤による測定
 a.荷電粒子の飛跡測
 b.オートラジオグラフィ
 G.中性子測定法
1.誘導放射能による中性子測定
 a.放射化法の利点
 b.放射化法の欠点
 c.誘導放射能と中性子束との関係
2.原子核反応による二次荷電粒子を測定する方法
 a.↑10↑B(n, α)反応による検出器
 b.核分裂生成物を利用する方法
3.反跳陽子による検出器
 a.シンチレーションカウンタによる速中性子の測定
 b.カウンタテレスコープによる測定
 H.放射線測定のための電子回路モジュール
1.前置増幅器
2.主増幅器
3.高圧電源
4.同時計数回路
5.計数率計
6.計数器
7.パルス発生器
8.波高分析器
 a.シグナルチャンネル波高分析器
 b.マルチチャンネル波高分析器
9.筺体および電源

2.計数値の統計処理
 A.確率変数
 B.放射線計数値の統計誤差
1.計数値の標準偏差
2.計数値の標準誤差
3.計数率の誤差
4.測定データの棄却基準
5.計数率計の相対誤差

3.放射線のエネルギー測定
 A.スペクトロメータ
1.スペクトロメータの構成
2.エネルギーの校正
3.エネルギー分解能
 B.重イオンのエネルギー測定
 C.β線,電子のエネルギー測定
 D.X線,γ線のエネルギー測定
1.シンチレーションカウンタによる測定
2.半導体検出器による測定
3.X線の実効エネルギーの測定

4.放射能測定
 A.ガイガーミュラー計数管による放射能測定
1.GM計数管による測定の検出効率
 a.幾何学的条件に関する係数
 b.線源の後方散乱係数
 c.線源の自己吸収係数
 d.検出器の窓および空気の吸収に関する係数
 e.計数管の不感時間による数え落としに関する係数
2.同時計数法による放射能測定
3.GM計数管による放射能の比較測定法
 B.シンチレーションカウンタによる放射能測定
1.シンチレーションカウンタの検出器効率
2.γ線の計数
3.井戸型シンチレーションカウンタによる試料測定
 a.試料の体積による検出効率の変化
 b.軌道電子捕獲核の測定
4.液体シンチレーションカウンタによる試料測定
 a.計数装置
 b.検出器効率
5.井戸型電離箱による放射能測定
 C.バックグランド計数
 a.宇宙線に起因するもの
 b.放射性核種からの放射線
 c.電気的な雑音

5.線量測定
 A.放射線に関係した量と単位
1.照射線量
2.吸収線量
3.カーマ
4.空気カーマ率定数
 B.照射線量測定
1.粒子フルエンス率と照射線量率
2.自由空気電離箱による測定
3.空洞電離箱による測定
 C.吸収線量の測定
1.照射線量から計算によって求める方法
2.空洞電離箱によるX線・γ線の吸収線量の測定原理
3.空洞電離箱による,電子線の吸収線量の測定原理
4.化学線量計
 a.化学線量計の種類
 b.フリッケ線量計
  1)線量計溶液
  2)照射容器
  3)吸収線量の計算
5.蛍光ガラス線量計
6.熱蛍光線量計
 a.熱蛍光線量計の原理
 b.検出素子の諸特性
  1)感度のエネルギー特性
  2)線量依存性
  3)フェーディング
  4)トリボルミネッセンス
  5)被曝歴とアニーリング
 c.蛍光量測定装置
7.フィルムによる測定
8.熱量計
9.線量計の校正
 D.高エネルギーX線・電子線の吸収線量標準測定法
1.高エネルギーX線の吸収線量測定
2.高エネルギー電子線の吸収線量測定
 E.重い荷電粒子の吸収線量測定
1.粒子束の測定
2.電離箱による吸収線量測定
 F.中性子の吸収線量測定
1.空洞電離箱による測定
2.エネルギー付与の計算

付表
1.エネルギー換算表
2.γ線の標準線源として使用される核種とエネルギー
3.元素とK吸収端とKα↓1↓ X線のエネルギー
4.空気密度の温度,気圧による変化
5-1.低エネルギー光子の質量減弱係数と質量エネルギー吸収係数
5-2.それぞれの物質の元素組成
6.単位の10の整数乗倍の接頭語
7.放射線の量と単位
8.照射線量率定数
9.ギリシャ文字一覧表

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