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カテゴリー: 麻酔蘇生学

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TEXTシリーズ

TEXT麻酔・蘇生学

改訂4版

市立室蘭総合病院 病院事業管理者/岐阜大学 名誉教授
土肥修司 編集
済生会長崎病院 院長/長崎大学 名誉教授 澄川耕二 編集

定価

7,480(本体 6,800円 +税10%)


  • 四六倍判  556頁
  • 2014年3月 発行
  • ISBN 978-4-525-30844-5

『平成25年版医師国家資格試験出題基準』に対応・網羅している.
医学部学生が卒業の時点で知っていなければならない麻酔・蘇生の知識と,それを支える基礎的説明を明確に記述.また,随所に「臨床実習メモ」として最新の知見,臨床時に役立つ事項について述べ,親しみやすく,学びやすい教科書・参考書となっている.

  • 序文
  • 目次
序文
 「TEXT麻酔・蘇生学」が最初に上梓されてから20年になるが,常に医学の進歩を反映させるべく版を重ねてきた.この間多くの大学で麻酔・蘇生学の教科書として採用され,医学生に活用されてきたことは大変喜ばしいことである.本改訂4版は,さらに内容の充実を図り,医学生はもとより,初期研修医と後期研修医にとっても有用な教科書として著したものである.
 今日の麻酔・蘇生学は,手術という厳しいストレスから生体を守ることを主な目的としており,その本質は全身管理と侵襲防御という大きな概念でとらえる必要がある.麻酔・蘇生学の臨床活動における五大領域は,麻酔管理,集中治療,救急医療,ペインクリニック,緩和医療である.本書においてはこれらの領域を網羅し,各領域に共通する全身管理とそれぞれの臨床的特徴を生理・薬理学の知識をベースに体系的に著した.
 麻酔における全身管理は,刻々と状態の変わる手術患者の生体機能を統合的に把握し制御することを目的とした,ダイナミックな生理・薬理学の応用医学である.集中治療は麻酔・蘇生学から派生した分野の一つであり,重篤な臓器不全患者の病態生理を解析し,医療技術の粋を集めて治療・管理するものである.救急医療もその根幹をなすものは全身管理である.ペインクリニックも麻酔・蘇生学から派生した分野であり,難治性疼痛疾患を特異的技術を用いて治療するものである.緩和医療はがん患者の生命の質を維持するものであり,ケアの技術をベースとしている.
 臨床実習で学生は,さまざまな急性の呼吸・循環・代謝・神経系の変化や病態を経験する.そこでは問題を明確に把握し解決するために,生理・薬理学的事項を十分に理解しておく必要がある.本書は初版から一貫して,臨床現場において「学び考える」過程を重視しており,本版においてもその目的に沿って簡潔で臨床に密着した記述を心掛けた.
 本版においては,医師国家試験の出題基準を重視し,学生が必須事項をもれなく学習できるように構成した.また研修医が麻酔臨床を実践するに当たっても十分なレベルの内容とした.大いに活用されることを期待している.

2014年1月
土肥修司
澄川耕二
目次
プロローグ 「麻酔・蘇生学」概論   
 A 麻酔・蘇生学の医学・医療における役割と貢献   
  1. 麻酔・蘇生学の範囲   
  2. 医学・医療における貢献   
  3. 麻酔・蘇生学で学ぶ事項   
 B 年表でわかる麻酔・蘇生と痛み克服の歴史   
  1. 麻酔の発見   
  2. 麻酔の発達と痛みの克服に貢献した人々   
  3. わが国における近代麻酔学の発達   
  4. 蘇生器と麻酔器   
  5. 蘇生法の発達の歴史   
  6. 麻酔学・蘇生法に貢献した人々   

第Ⅰ部 全身管理の基礎   
 全身管理の概念   

第1章 呼吸管理   
 A 呼吸器系の構造と機能   
  1. 呼吸器系の構造   
  2. 呼吸器系の機能:ガス交換   
  3. 呼吸の調節   
 B 呼吸器系のモニタリング   
  1. パルスオキシメトリ   
  2. カプノグラフィ   
  3. 経皮的PO2とPCO2   
  4. 換気力学のモニタリング   
 C 呼吸機能の異常   
  1. 換気の異常   
  2. 低酸素血症   
  3. 呼吸リズムの異常   
 D 酸素療法   
  1. 適応   
  2. PaO2の目標値   
  3. 装置の種類と使用法   
  4. 副作用   
 E 気道確保法   
  1. 気道確保   
 F 人工呼吸管理法   
  1. 機械的陽圧換気   
  2. 換気方式の分類   
  3. 各種換気用式(モード)   
  4. 人工呼吸管理の実際   
 G 体外式膜型人工肺   
  1. 定 義   
  2. 適 応   
  3. 管 理   
  4. 合併症   
  5. 治療の継続   
 H 高気圧酸素療法   
  1. 定義と治療目的   
  2. 原 理   
  3. 装 置   
  4. 適 応   
  5. 副作用,合併症,注意事項   
 

第2章 循環管理   
 A 循環器系の構造と機能   
  1. 心臓と血管の構造   
  2. 心臓の興奮と伝導   
  3. 心筋および血管の収縮・弛緩の細胞生理   
  4. 心ポンプ機能   
  5. 循環器系の生理的調節機構   
 B 循環器系のモニタリング   
  1. 心電図モニタリング   
  2. 動脈圧モニタリング   
  3. 中心動脈圧モニタリング   
  4. 肺動脈カテーテルモニタリング   
  5. 心拍出量モニタリング   
  6. 経食道心エコー法   
 C 循環機能異常の病態と治療   
  1. 循環管理の目標   
  2. 血圧と心拍出量を決める因子   
  3. 低血圧の病態と治療   
  4. 高血圧の病態と治療   
  5. 徐脈の病態と治療   
  6. 頻脈の病態と治療   
  7. 不整脈の病態と治療   
  8. 心筋虚血病態と治療   
  9. 冠スパスムの病態と治療   
  10.ショックの病態と治療   
 D 機械的循環補助法   
  1. 大動脈内バルーンパンピング   
  2. 経皮的心肺補助   
  3. 補助人工心臓システム   
 E 緊急ペーシング   
  1. 緊急ペーシングの適応   
  2. 緊急ペーシングの種類
  3. ペーシングモードの種類   
  4. 各ペーシング    

第3章 体液・代謝管理   
 A 体液量と組成   
  1. 体液分画   
  2. 水・電解質出納   
  3. 体液浸透圧   
  4. 体液変動の評価   
 B 輸 液   
  1. 輸液療法の種類と適応   
  2. 輸液剤の種類   
  3. 輸液療法の実際   
 C 輸 血   
  1. 輸血の適応と一般的注意   
  2. 血液型と交差試験   
  3. 出血に対する輸血の基本   
  4. 成分輸血の実際   
  5. 輸血に伴う副作用と対策   
  6. 自己血輸血   
  7. 交換輸血   
  8. 直ちに輸血する可能性の少ない場合の血液準備   
 D 酸塩基平衡の管理   
  1. 酸塩基平衡の生理   
  2. 酸塩基平衡障害   
 E 止血凝固機能の管理   
  1. 止血凝固機能の生理   
  2. 止血凝固機能の評価法  
  3. 止血凝固機能の異常と管理   
 F エネルギー・栄養管理   
  1. エネルギー基質   
  2. 投与熱量   
  3. ビタミンと微量元素   
  4. 栄養管理法   
 G 肝機能の管理   
  1. 肝の構造と血流   
  2. 肝の機能   
  3. 肝機能検査   
  4. 肝障害の病態   
  5. 肝障害の管理   
 H 腎機能の管理   
  1. 腎の構造・機能・病態   
  2. 腎の検査とモニター  
  3. 腎不全の管理   
 I 体温管理   
  1. 体温の生理  
  2. 体温の異常  
  3. 体温モニター  
  4. 周術期の体温変動  
  5. 低体温法  
 J 急性血液浄化法   
  1. 定 義  
  2. 目 的  
  3. 原 理   
  4. 種 類   
  5. 運用の実際   

第4章 脳・神経系の管理   
 A 脳・神経系の構造と機能   
  1. 脳の構造と機能   
  2. 脊髄の構造と機能   
  3. 脳・脊髄の血流量と代謝   
  4. 血液脳関門   
  5. 脳・脊髄の微細構造   
  6. 自律神経系   
 B 脳・神経系のモニター   
  1. 意識レベルの評価   
  2. 麻酔深度のモニター   
  3. 脳虚血のモニター   
  4. 脳血流のモニター   
  5. 頭蓋内圧モニター   
  6. 自律神経機能のモニター   
 C 脳・神経機能異常の病態と治療   
  1. 意識障害   
  2. 痙攣と失神発作   
  3. 脳血流量と頭蓋内圧亢進   
  4. 自律神経機能異常    

第5章 全身管理に用いる薬  
  1. 心血管作動薬   
  2. 気管支拡張薬   
  3. 利尿薬   
  4. 電解質製剤   
  5. 血液凝固能の管理に用いる薬   
  6. 抗菌薬   

第Ⅱ部 麻酔管理   

第6章 外科的侵襲に対する生体反応   
  1. 侵襲の概念   
  2. 周術期ストレッサーと外科手術後病期分類   
  3. 神経系,内分泌系,免疫系の反応とクロストーク    

第7章 麻酔の種類と麻酔のメカニズム   
  1. 麻酔の種類   
  2. 麻酔のメカニズム   
  3. 中枢神経系における麻酔薬の作用   

第8章 患者の手術前の評価と麻酔計画・準備   
  1. 患者評価と麻酔計画の流れ   
  2. 臓器別手術前評価   
  3. 麻酔に関連した診察  
  4. 長期服薬している薬の中止あるいは継続  
  5. イーラス:術後回復促進プログラム   

第9章 全身麻酔法  
 A 全身麻酔薬と麻酔関連薬   
  1. 静脈麻酔薬   
  2. 麻酔性鎮痛薬(オピオイド系鎮痛薬)   
  3. 吸入麻酔薬   
  4. 筋弛緩薬   
 B 麻酔器の構造と始業点検   
  1. 麻酔器の構造   
  2. 始業点検   
 C モニタリングの種類   
  1. モニターの意義  
  2. 呼吸のモニター  
  3. 循環のモニター 
  4. 代謝のモニター 
  5. 麻酔深度のモニター  
 D 手術室入室から麻酔導入まで   
  1. 全身麻酔前の準備   
  2. 全身麻酔の導入  
  3. 全身麻酔導入時の合併症とその防止・治療   
 E 麻酔維持と全身管理   
  1. 全身麻酔の基本と麻酔維持   
  2. 全身麻酔中の全身管理   
  3. 麻酔深度の把握   
 F 麻酔覚醒と回復室での管理  
  1. 麻酔覚醒   
  2. 気管チューブの抜去(抜管)  
  3. 麻酔覚醒後の酸素投与   
  4. 術後鎮痛   
  5. 麻酔覚醒時と回復室での合併症  
  6. 回復室からの退室   

第10章 区域(局所)麻酔法   
 A 局所麻酔薬の特性と薬理   
  1. 神経生理と局所麻酔薬の作用   
 B 局所麻酔薬の臨床使用   
  1. 局所麻酔薬の臨床効果   
  2. 局所麻酔薬中毒と異常反応   
 C 各々の区域麻酔法   
  1. 局所麻酔   
  2. 区域麻酔   

第11章 各科手術の麻酔   
 A 心臓血管外科手術の麻酔   
  1. 心臓血管外科麻酔の特殊性   
  2. 麻酔前の問題点   
  3. モニタリング  
  4. 後天性心疾患の麻酔  
  5. 先天性心疾患の麻酔  
  6. 麻酔薬の選択  
  7. 人工心肺に伴う問題点  
 B 呼吸器外科手術の麻酔   
  1. 一側肺換気の生理学・酸素化・換気  
  2. 一側肺換気の方法  
  3. 一側肺換気の人工呼吸法  
  4. 麻酔管理  
 C 消化器外科手術の麻酔   
  1. 消化器外科手術麻酔の特殊性   
  2. 麻酔前評価と準備   
  3. 麻酔前投薬   
  4. 麻酔薬・麻酔法の選択と麻酔管理   
  5. 腹腔鏡下手術の麻酔   
 D 脳神経外科手術の麻酔   
  1. 頭蓋内手術麻酔の特殊性   
  2. 麻酔前評価と麻酔前投薬   
  3. 麻酔薬と麻酔法の選択   
 E 整形外科手術の麻酔   
  1. 脊椎の手術   
  2. 四肢の手術   
  3. 駆血帯(ターニケット)   
 F 泌尿器科手術の麻酔   
  1. 内視鏡下手術   
  2. 開腹術   
 G 産科・婦人科手術の麻酔   
  1. 産科手術の麻酔   
  2. 婦人科手術の麻酔   
 H 皮膚科・形成外科手術の麻酔   
  1. 口唇口蓋裂手術の麻酔   
  2. 熱傷患者の麻酔   
 I 眼科・耳鼻咽喉科・歯科口腔外科手術の麻酔   
  1. 眼科手術の麻酔   
  2. 耳鼻咽喉科手術の麻酔  
  3. 歯科口腔外科手術の麻酔   
 J 小児麻酔   
  1. 小児の解剖学的・生理学的特徴   
  2. 手術前管理   
  3. 手術中管理   
  4. 手術後管理   
 K 高齢者の麻酔   
  1. 加齢による生理学的変化   
  2. 加齢の薬理学   
  3. 手術前の評価   
  4. 前投薬   
  5. 手術中の管理   
  6. 手術後の管理   
 L 臓器移植の麻酔   
  1. 社会背景   
  2. 脳死臓器移植のドナーの麻酔   
  3. 生体ドナーの麻酔   
  4. レシピエントの麻酔   
  5. 免疫抑制薬   
 M 日帰り麻酔   
  1. 対象手術と患者  
  2. 手術前の評価  
  3. 手術前の経口摂取と前投薬  
  4. 麻酔法  
  5. 退院の基準  
 N 検査の麻酔   
  1. 対 象   
  2. 検査室での麻酔の問題点  
 O 緊急手術の麻酔   
  1. 手術前のチェック項目   
  2. 麻酔管理法   

第12章 合併症を有する患者の麻酔   
 A 心血管疾患   
  1. 高血圧   
  2. 虚血性心疾患  
  3. 弁膜症  
  4. 心筋症  
  5. 不整脈疾患  
  6. 成人先天性心疾患  
  7. 大動脈疾患  
  8. 肺動脈塞栓症・深部静脈血栓症  
 B 呼吸器疾患   
  1. 手術前評価   
  2. 手術前の準備    
  3. 代表的呼吸器疾患の麻酔管理  
 C 内分泌・代謝疾患   
  1. 甲状腺機能亢進症   
  2. 甲状腺機能低下症   
  3. 副腎皮質機能不全   1
  4. 副腎皮質機能亢進症 ① 原発性アルドステロン症(Conn症候群)   
  5. 副腎皮質機能亢進症 ② クッシング症候群   
  6. 褐色細胞腫   
  7. インスリノーマ   
  8. カルチノイド症候群  
  9. 副甲状腺(上皮小体)機能亢進症  
  10.下垂体疾患   
  11.糖尿病   
  12.高尿酸血症・痛風  
 D 肝疾患   
  1. 麻酔が肝臓に及ぼす影響  
  2. 肝機能障害が麻酔薬の薬物代謝に及ぼす影響  
  3. 手術前の評価と管理  
  4. 麻酔上の留意点   
  5. 手術後肝機能障害   
 E 腎疾患   
  1. 腎機能障害の病態と治療  
  2. 腎機能と麻酔薬  
  3. 手術前の評価と管理  
  4. 腎疾患患者の麻酔上の留意点   
 F 血液疾患   
  1. 貧 血  
  2. 白血球減少症  
  3. 白血病   
  4. 血小板減少症  
  5. von Willebrand病  
  6. 血友病A   
  7. 血友病B   
  8. その他の原因による凝固因子低下   
  9. 抗凝固療法中の患者   
 G 神経・筋疾患   
  1. 手術前評価  
  2. 麻酔管理の注意点   
  3. 神経疾患   
  4. 筋疾患   
 H 先天性代謝異常   
  1. ポルフィリン症   
  2. アミノ酸代謝異常   
  3. 糖原病   
  4. ムコ多糖症   
  5. Wilson病   
 I 肥 満   
  1. 手術前評価   
  2. 手術前管理   
  3. 麻酔管理の注意点   
  4. 手術後管理    

第13章 麻酔・手術の体位   
  1. 適正な体位と問題点   
  2. 各体位の特徴と問題点    

第14章 手術室の設備と滅菌消毒法   
  1. 手術室の設備   
  2. 滅菌・消毒と院内感染   
  3. 滅菌・消毒法    

第Ⅲ部 救急医療   

第15章 救急医療の概念と救急システム   
  1. 救急医療の概念   
  2. 災害医療    

第16章 心肺蘇生法   
  1. 一次救命処置   
  2. 二次救命処置   

第17章 救急診察法   
  1. トリアージ   
  2. 初 療   
  3. 救急外来での検査   

第18章 救急に必要な処置   
  1. 胃洗浄   
  2. 創傷の処置・治療   
  3. 脊髄くも膜下穿刺(腰椎穿刺)  
  4. 胸腔穿刺・ドレナージ  
  5. 心嚢(心膜腔)穿刺  
  6. 腹腔穿刺  
  7. 静脈路確保  
  8. 酸素療法   
  9. 致死的不整脈(心室細動)の治療  
  10.機械的循環補助  
  11.緊急ペーシング  
  12.血液浄化法  

第19章 病態に応じた診断と治療  
 A ショック   
  1. 循環血液量減少性ショック   
  2. 心原性ショック   
  3. 血液分布異常性ショック  
  4. 心外閉塞・拘束性ショック  
 B 呼吸困難をきたす疾患   
  1. 急性咽頭蓋炎   
  2. 気管支喘息発作   
  3. 緊張性気胸  
  4. 肺血栓塞栓症  
 C 胸痛をきたす疾患   
  1. 急性冠症候群   
  2. 大動脈解離   
  3. 肺血栓塞栓症   
  4. 気 胸   
 D 内分泌・代謝疾患   
  1. 糖尿病性昏睡   
  2. 低血糖症   
  3. 肝性昏睡   
  4. 尿毒症   
  5. 甲状腺クリーゼ   
  6. 急性副腎不全   
  7. 副甲状腺クリーゼ   
 E 意識障害をきたす疾患   
  1. 診療の手順   
  2. 意識障害の評価   
  3. 病歴聴取   
  4. 意識障害をきたす病態   
 F 外 傷   
  1. 外傷初期診療の手順   
  2. 外傷の治療と処置   
  3. 頭部外傷   
  4. 顔面・頚部外傷   
  5. 胸部外傷   
  6. 腹部外傷   
  7. 骨盤外傷   
  8. 四肢外傷   
  9. 脊椎・脊髄外傷   
  10.泌尿器・生殖器外傷   
  11.挫滅(圧挫)症候群   
  12.デグロービング損傷(手袋状剥皮損傷)   
  13.高エネルギー外傷   
  14.多発外傷・爆傷   
 G 中毒の診断と治療   
  1. 急性中毒の初期治療   
  2. 代表的な中毒とその解毒法   
 H 熱 傷   
  1. 熱傷の深度   
  2. 熱傷の重症度判定   
  3. 熱傷の治療   
  4. 気道熱傷  
  5. 特殊熱傷   
 I 環境異常   
  1. 熱中症  
  2. 偶発性低体温症   
  3. 凍 傷   
  4. 減圧症   
  5. 酸欠症   
  6. 高山病   
  7. 急性放射線障害   
  8. CBRNEテロ  
 J 異物・溺水・刺咬傷   
  1. 気道異物(窒息)   
  2. 溺 水  
  3. 刺咬傷  
 K 急性感染症   
  1. 破傷風   
  2. ガス壊疽  

第Ⅳ部 集中治療   

第20章 集中治療の概念   
  1. 集中治療室の施設と運営   
  2. 重症度評価   

第21章 重症救急病態   
  1. 急性呼吸不全   
  2. 急性心不全   
  3. 急性腎不全   
  4. 急性肝不全   
  5. 播種性血管内凝固症候群   
  6. 敗血症と全身性炎症反応症候群   
  7. 多臓器不全と多臓器機能障害   

第Ⅴ部 ペインクリニック   

第22章 痛みの基礎   
  1. 痛みの定義   
  2. 痛みの分類   
  3. 痛みの伝達   
  4. 痛みの過敏化(感作)と可塑性  
  5. 痛みの抑制   

第23章 痛みの診断・評価法   
  1. 痛みの診断(ペインクリニックの診断)   
  2. 痛みの評価法   

第24章 痛みの治療   
  1. 薬物療法   
  2. 薬物療法のガイドライン   
  3. 神経ブロック療法   
  4. ペインクリニックでよく行われるインターベンション療法   
  5. その他の治療   

第25章 ペインクリニックの対象疾患   
  1. 頭 痛   
  2. 三叉神経痛   
  3. 舌咽神経痛(“特発性”)   
  4. 顎関節症   
  5. 非定型顔面痛   
  6. 帯状疱疹通   
  7. 腰痛(腰下肢痛)   
  8. 関節痛   
  9. 頚肩腕部痛   
  10.幻肢痛   
  11.CRPS(複合性局所疼痛症候群)   
  12.糖尿病性神経障害   
  13.線維筋痛症   
  14.中枢性疼痛   
  15.ペインクリニックにおいて治療が行われる痛みを伴わない疾患   

第Ⅵ部 緩和医療と終末期ケア   

第26章 緩和医療   
 A 緩和医療の概念と制度   
  1. 緩和医療の歴史   
  2. ホスピスケアの基準  
  3. 緩和ケア病棟  
  4. 緩和ケアチーム  
  5. 在宅緩和ケア  
 B 全人的苦痛の緩和   
  1. 全人的苦痛の要素  
  2. 精神的苦痛の緩和  
  3. 傾聴とチームアプローチ   
  4. 癒し環境の整備  
 C 身体的苦痛の緩和   
  1. がん性疼痛の病態   
  2. 疼痛のアセスメント   
  3. 疼痛緩和の薬物療法   
  4. がん疼痛治療法   
  5. 悪液質の概念   
  6. 全身倦怠感・食欲不振・呼吸困難のケア  
  7. 胸水・腹水・全身浮腫のケア   
  8. 緩和的外科治療   
  9. 緩和的放射線治療  
  10.インターベンショナルラジオロジー 
  11.鎮静(セデーション)の適応と実施法 
 D オピオイド(医療用麻薬)の使用方法   
  1. オピオイドの種類と効果  
  2. タイトレーション  
  3. レスキュー・ドーズ   
  4. オピオイドローテーション(オピオイドスイッチング)  
  5. 鎮痛補助薬  
  6. オピオイドの副作用と対策  

第27章 終末期ケア  
  1. 終末期患者とのコミュニケーション   
  2. 家族のケア   
  3. 対症療法:水分・栄養管理  
  4. 植物状態の病態とケア  
  5. 尊厳死とリビングウィル  
  6. DNR   
  7. 安楽死   
  8. 延命治療の中止の決定   


略 語   
呼吸・循環の基準値と計算方法   
日本語索引   
外国語索引   
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