カテゴリー: 総合診療医学/プライマリ・ケア医学 | 腎・泌尿器科学
うろなび
泌尿器疾患診療ナビ
1版
松木泌尿器科医院 院長/香川大学医学部 臨床准教授 松木孝和 著
定価
3,850円(本体 3,500円 +税10%)
- B5判 208頁
- 2013年8月 発行
- ISBN 978-4-525-35541-8
かかりつけ医が日常診療で遭遇する泌尿器疾患の悩みを解決する一冊.
筆者の経験に基づき,実地でどのように診断,治療を施していけばよいのかを,筆者自身が作成したフローチャートをはじめ,多くの図表で示し,一目でわかるような内容となっている.
- 序文
- 目次
序文
わが国では,泌尿器科領域のほぼすべてといってよい範囲でガイドラインが出版されている.どのガイドラインもしっかり吟味されており,現時点での臨床医の指針として有用なものとなっている.また,その疾患特性からプライマリケア向けの内容になっているものも多いのは実地医家にとって大変ありがたい.
ただ,ガイドラインはあくまでガイドラインで,個々の患者に対する最終的な詰めはやはり担当の医師と患者の間でなされているところである.“個々のケースに応じて”ということで,各ガイドラインをひもといても現場での臨機応変で適切な対応が求められている.実際の現場では治療に難色を示す患者も多いし,独居高齢者や仕事でなかなか定期的な受診に来ることもできないなど,思うように治療を施せない人も多い.また,診療行為一つとっても直腸診などの基本的な診察作法でさえも患者に施行するにはハードルは高いし,昨今では窓口で払う自己負担金の金額も気になる.
本書を執筆するにあたって気をつけたことは,“個々のケースに応じて”というガイドラインの外側をどのようにお示しできるか,ということで,そのために自分の日常診療の中から,できるだけ今ある成書と違うことを引っ張り出せないか,ということだった.臨床の指標となる成書はすでにたくさんあるので,それらと同じ内容になってしまってはもったいないと考えた.書き進めていくと,かなり乱暴な表現になって訂正したり,このような表現で誤解はないのか,などと自問することも少なからずあったが,なんとか納得できる本になった.
一般診療所での診療を念頭においているが,筆者の診療所と同じく,尿沈渣検査,腹部超音波検査および単純X 線検査だけは行えるように設定している.
また,基本的にはプライマリケアの先生方を対象に執筆したつもりだが,泌尿器科専門医の先生のお役にたつような部分もあるかと想像している.筆者自身も開業当初にかなり悩んだ問題がたくさんあり,そんなときに頼りになる本があればと願っていた.
本書が,実地医家の先生方のお役に立ってほしいと切に願ってやまない.
2013 年5 月
松木孝和
ただ,ガイドラインはあくまでガイドラインで,個々の患者に対する最終的な詰めはやはり担当の医師と患者の間でなされているところである.“個々のケースに応じて”ということで,各ガイドラインをひもといても現場での臨機応変で適切な対応が求められている.実際の現場では治療に難色を示す患者も多いし,独居高齢者や仕事でなかなか定期的な受診に来ることもできないなど,思うように治療を施せない人も多い.また,診療行為一つとっても直腸診などの基本的な診察作法でさえも患者に施行するにはハードルは高いし,昨今では窓口で払う自己負担金の金額も気になる.
本書を執筆するにあたって気をつけたことは,“個々のケースに応じて”というガイドラインの外側をどのようにお示しできるか,ということで,そのために自分の日常診療の中から,できるだけ今ある成書と違うことを引っ張り出せないか,ということだった.臨床の指標となる成書はすでにたくさんあるので,それらと同じ内容になってしまってはもったいないと考えた.書き進めていくと,かなり乱暴な表現になって訂正したり,このような表現で誤解はないのか,などと自問することも少なからずあったが,なんとか納得できる本になった.
一般診療所での診療を念頭においているが,筆者の診療所と同じく,尿沈渣検査,腹部超音波検査および単純X 線検査だけは行えるように設定している.
また,基本的にはプライマリケアの先生方を対象に執筆したつもりだが,泌尿器科専門医の先生のお役にたつような部分もあるかと想像している.筆者自身も開業当初にかなり悩んだ問題がたくさんあり,そんなときに頼りになる本があればと願っていた.
本書が,実地医家の先生方のお役に立ってほしいと切に願ってやまない.
2013 年5 月
松木孝和
目次
Chapter 1 ナビゲーション開始
1 遠いようで近いテーマ
2 総合病院とは異なる“ 街場での” 泌尿器科学
3 本書の目的
4 “ 街場の泌尿器科” の魅力
Chapter 2 病歴・主要症候から考える
2-A 泌尿器科の問診と診察
1 問診で検査の段取りを決める
2 問診から得られる情報
2-B 尿の性状
1 尿の性状と検査
2 中間尿でないほうがよい疾患もある
2-C 乏尿oliguria と多尿polyuria
1 排尿日誌で1 日尿量を確認
2 実際に乏尿の場合は?
3 多尿は多飲が原因のことが多い
コラム 夜間多尿の問題
2-D 頻尿pollakiuria
1 本人の排尿習慣の変化からみる
2 頻尿の原因
3 排尿日誌が役立つ
4 前立腺疾患
5 過活動膀胱
6 夜間頻尿
コラム 男性の頻尿患者
コラム 夜間排尿で寿命が短く?
コラム 排尿障害治療の心がけ?
2-E 排尿困難dysuria と尿閉urinary retention
1 排尿困難
2 尿閉
コラム dysuria の意味は?
2-F 尿失禁urinary incontinence
2-G 排尿時痛
1 女性の場合
2 男性の場合
2-H 血尿hematuria(肉眼的血尿)
1 血尿をきたす疾患
2 原因がはっきりしない場合
コラム 肉眼的血尿
2-I 血精液症hematospermia
1 慢性前立腺炎がほとんど
2 超音波検査で形態を確認する
2-J 陰嚢内容腫大・陰嚢内容痛
2-K 性器・性交に関する諸症状
1 勃起障害
2 加齢男性性腺機能低下症候群
3 包茎
コラム 勃起障害(ED)と虚血性心疾患,血管の関係
2-L 会陰部痛
コラム よくわからない痛みは慢性前立腺か?
Chapter 3 検査データ異常から考える
3-A 血尿hematuria(顕微鏡的血尿)
1 顕微鏡的血尿では悪性腫瘍を除外する
2 腎炎の存在をみる
3-B 膿尿・細菌尿
1 膿尿の定義
2 無症候性尿路感染症
3 膿尿を伴わない細菌尿とは
4 採尿のタイミング
3-C 超音波検査の諸所見
1 血尿の原因診断や悪性腫瘍と超音波検査(血尿原因の超音波所見)
2 排尿障害と超音波検査
3 陰嚢内容疾患と超音波検査
3-D 悪性腫瘍に関する諸検査
1 PSA
2 尿細胞診
コラム PSA は測定してはいけないのか?
Chapter 4 プライマリケア医が診る泌尿器疾患と外来マネジメントのポイント
4-A 尿路・男性性器感染症genitourinary infections
1 単純性か? 複雑性か?
2 発熱があるか?
3 カテーテル留置尿路感染症
コラム 注射が必要? 膀胱炎?
4-B 性感染症sexual transmitted diseases(STD)
1 尿道炎
2 性器ヘルペス
3 尖圭コンジローマ
4 梅毒
5 性器カンジダ症
6 HIV 感染症
7 ケジラミ症:毛虱
コラム STD
4-C 尿路結石症urinary stone
1 腎臓結石のマネジメント
2 尿管結石
3 再発抑制のポイント
4 膀胱結石
コラム 水分補給で結石を急速排石?
4-D 慢性前立腺炎chronic prostatitis(非感染性のものも含めて)
1 大変多彩な症状を呈する
2 疫学的特徴
3 分類
4 原因
5 診断
6 治療
4-E 前立腺肥大症benign prostatic hyperplasia
1 前立腺の大きさと症状は一致しない
2 PSA 値測定で前立腺癌を除外する
3 前立腺肥大症診断の手順
4 治療
コラム 前立腺肥大症を疑ってα遮断薬を処方したのに効果がない場合
コラム 前立腺肥大症
コラム 通過障害で頻尿のなぜ?
4-F 前立腺癌prostate carcinoma
1 診断
コラム PIN とは
コラム Gleason grade とは
4-G その他の尿路・男性性器悪性腫瘍
1 腎細胞癌の診断について
2 上部尿路癌の診断
3 膀胱癌の診断
4 精巣癌の診断
5 陰茎癌の診断
コラム 血尿が消えた肉眼的血尿
4-H 過活動膀胱overactive bladder・神経因性膀胱neurogenic bladder
1 過活動膀胱
2 神経因性膀胱
コラム パーキンソン病と抗コリン薬
コラム 認知症と抗コリン薬
コラム 神経因性膀胱
4-I 尿失禁urinary incontinence
1 診断:治療
2 切迫性尿失禁
3 腹圧性尿失禁
4 混合性尿失禁
5 溢流性尿失禁
コラム CISC 時の消毒が面倒である
6 機能性尿失禁
7 排尿後尿滴下
4-J 勃起障害erectile dysfunction(ED)
1 定義
2 診断
3 治療
コラム ED 治療薬の内服説明方法
4-K LOH 症候群(男性更年期障害)
1 定義
2 診断
3 治療
コラム やはり自費か? LOH 症候群の医療
4-L 小児泌尿器科
1 夜尿症
2 尿失禁
3 小児昼間遺尿(頻尿)症
4 包茎
5 亀頭包皮炎
6 腎盂尿管移行部(PUJ)狭窄症
7 膀胱尿管逆流症
8 尿道下裂
9 脊髄稽留症候群
10 二分脊椎
11 陰嚢内容痛
12 陰嚢内容腫大
13 停留精巣
14 移動性精巣
4-M 泌尿器科心身症
1 排尿障害
2 勃起障害erectile dysfunction(ED)
4-N そのほかの泌尿器科疾患
1 腎動脈瘤
2 腎臓動静脈瘻
3 形成性陰茎硬化症(ペイロニー病)
4 亀頭包皮炎
5 Lichen sclerosis
6 固定薬疹
Chapter 5 エマージェンシーへの対応
5-A 尿 閉urinary retention
1 原 因
2 尿閉の診断所見と対応
3 尿閉解除後の処置
5-B 血尿hematuria
5-C 急性陰嚢内容痛(急性陰嚢症,精索捻転症視診)
5-D 仙痛発作,尿路結石症urolithiasis
1 診断
2 対応
5-E 尿路・男性性器感染症のエマージェンシー
1 ウロゼプシス(尿性敗血症urosepsis)
2 膿腎症
3 フルニエ壊疽
5-F 嵌頓包茎paraphimosis
5-G 陰茎持続勃起症priapism
5-H 腸腰筋膿瘍
5-I 尿路・男性性器外傷
1 腎外傷
2 膀胱破裂
3 尿道損傷
4 尿道断裂
5 陰茎折症(陰茎折症視診)
6 陰茎切断
7 精巣外傷
Chapter 6 非専門医でもできる処置・検査のコツ
6-A 導尿,尿道カテーテル挿入
6-B 超音波検査による前立腺・膀胱の見方,残尿量の評価方法など
1 膀胱の観察は蓄尿時に行う
2 前立腺の大きさの確認
3 残尿量の確認
6-C 尿路カテーテル管理のコツ
1 留置カテーテル
2 カテーテル留置尿路感染症(CA-UTI)
3 カテーテルトラブル
Chapter 7 その他の泌尿器科診療作法
7-A 泌尿器科の標準診察方法
1 腹部(背部)理学的所見
2 外性器理学的所見
3 鼠径部,陰茎周囲
4 直腸診
7-B 泌尿器科領域悪性腫瘍の終末期ケア
1 血尿
2 排尿障害
3 腎後性腎不全
4 悪性腫瘍に伴う尿路感染症
5 転移による疼痛
7-C 介護施設(在宅介護)における泌尿器科的問題と対応
1 排尿障害
2 尿路感染症
7-D 脊髄損傷患者の排尿ケア
1 脊髄損傷患者の排尿障害
2 排尿ケアの実際
7-E 泌尿器科と漢方薬診療
1 尿路症状
2 男性更年期障害
3 その他
Chapter 8 コンサルテーションの秘訣
略語一覧
索引
1 遠いようで近いテーマ
2 総合病院とは異なる“ 街場での” 泌尿器科学
3 本書の目的
4 “ 街場の泌尿器科” の魅力
Chapter 2 病歴・主要症候から考える
2-A 泌尿器科の問診と診察
1 問診で検査の段取りを決める
2 問診から得られる情報
2-B 尿の性状
1 尿の性状と検査
2 中間尿でないほうがよい疾患もある
2-C 乏尿oliguria と多尿polyuria
1 排尿日誌で1 日尿量を確認
2 実際に乏尿の場合は?
3 多尿は多飲が原因のことが多い
コラム 夜間多尿の問題
2-D 頻尿pollakiuria
1 本人の排尿習慣の変化からみる
2 頻尿の原因
3 排尿日誌が役立つ
4 前立腺疾患
5 過活動膀胱
6 夜間頻尿
コラム 男性の頻尿患者
コラム 夜間排尿で寿命が短く?
コラム 排尿障害治療の心がけ?
2-E 排尿困難dysuria と尿閉urinary retention
1 排尿困難
2 尿閉
コラム dysuria の意味は?
2-F 尿失禁urinary incontinence
2-G 排尿時痛
1 女性の場合
2 男性の場合
2-H 血尿hematuria(肉眼的血尿)
1 血尿をきたす疾患
2 原因がはっきりしない場合
コラム 肉眼的血尿
2-I 血精液症hematospermia
1 慢性前立腺炎がほとんど
2 超音波検査で形態を確認する
2-J 陰嚢内容腫大・陰嚢内容痛
2-K 性器・性交に関する諸症状
1 勃起障害
2 加齢男性性腺機能低下症候群
3 包茎
コラム 勃起障害(ED)と虚血性心疾患,血管の関係
2-L 会陰部痛
コラム よくわからない痛みは慢性前立腺か?
Chapter 3 検査データ異常から考える
3-A 血尿hematuria(顕微鏡的血尿)
1 顕微鏡的血尿では悪性腫瘍を除外する
2 腎炎の存在をみる
3-B 膿尿・細菌尿
1 膿尿の定義
2 無症候性尿路感染症
3 膿尿を伴わない細菌尿とは
4 採尿のタイミング
3-C 超音波検査の諸所見
1 血尿の原因診断や悪性腫瘍と超音波検査(血尿原因の超音波所見)
2 排尿障害と超音波検査
3 陰嚢内容疾患と超音波検査
3-D 悪性腫瘍に関する諸検査
1 PSA
2 尿細胞診
コラム PSA は測定してはいけないのか?
Chapter 4 プライマリケア医が診る泌尿器疾患と外来マネジメントのポイント
4-A 尿路・男性性器感染症genitourinary infections
1 単純性か? 複雑性か?
2 発熱があるか?
3 カテーテル留置尿路感染症
コラム 注射が必要? 膀胱炎?
4-B 性感染症sexual transmitted diseases(STD)
1 尿道炎
2 性器ヘルペス
3 尖圭コンジローマ
4 梅毒
5 性器カンジダ症
6 HIV 感染症
7 ケジラミ症:毛虱
コラム STD
4-C 尿路結石症urinary stone
1 腎臓結石のマネジメント
2 尿管結石
3 再発抑制のポイント
4 膀胱結石
コラム 水分補給で結石を急速排石?
4-D 慢性前立腺炎chronic prostatitis(非感染性のものも含めて)
1 大変多彩な症状を呈する
2 疫学的特徴
3 分類
4 原因
5 診断
6 治療
4-E 前立腺肥大症benign prostatic hyperplasia
1 前立腺の大きさと症状は一致しない
2 PSA 値測定で前立腺癌を除外する
3 前立腺肥大症診断の手順
4 治療
コラム 前立腺肥大症を疑ってα遮断薬を処方したのに効果がない場合
コラム 前立腺肥大症
コラム 通過障害で頻尿のなぜ?
4-F 前立腺癌prostate carcinoma
1 診断
コラム PIN とは
コラム Gleason grade とは
4-G その他の尿路・男性性器悪性腫瘍
1 腎細胞癌の診断について
2 上部尿路癌の診断
3 膀胱癌の診断
4 精巣癌の診断
5 陰茎癌の診断
コラム 血尿が消えた肉眼的血尿
4-H 過活動膀胱overactive bladder・神経因性膀胱neurogenic bladder
1 過活動膀胱
2 神経因性膀胱
コラム パーキンソン病と抗コリン薬
コラム 認知症と抗コリン薬
コラム 神経因性膀胱
4-I 尿失禁urinary incontinence
1 診断:治療
2 切迫性尿失禁
3 腹圧性尿失禁
4 混合性尿失禁
5 溢流性尿失禁
コラム CISC 時の消毒が面倒である
6 機能性尿失禁
7 排尿後尿滴下
4-J 勃起障害erectile dysfunction(ED)
1 定義
2 診断
3 治療
コラム ED 治療薬の内服説明方法
4-K LOH 症候群(男性更年期障害)
1 定義
2 診断
3 治療
コラム やはり自費か? LOH 症候群の医療
4-L 小児泌尿器科
1 夜尿症
2 尿失禁
3 小児昼間遺尿(頻尿)症
4 包茎
5 亀頭包皮炎
6 腎盂尿管移行部(PUJ)狭窄症
7 膀胱尿管逆流症
8 尿道下裂
9 脊髄稽留症候群
10 二分脊椎
11 陰嚢内容痛
12 陰嚢内容腫大
13 停留精巣
14 移動性精巣
4-M 泌尿器科心身症
1 排尿障害
2 勃起障害erectile dysfunction(ED)
4-N そのほかの泌尿器科疾患
1 腎動脈瘤
2 腎臓動静脈瘻
3 形成性陰茎硬化症(ペイロニー病)
4 亀頭包皮炎
5 Lichen sclerosis
6 固定薬疹
Chapter 5 エマージェンシーへの対応
5-A 尿 閉urinary retention
1 原 因
2 尿閉の診断所見と対応
3 尿閉解除後の処置
5-B 血尿hematuria
5-C 急性陰嚢内容痛(急性陰嚢症,精索捻転症視診)
5-D 仙痛発作,尿路結石症urolithiasis
1 診断
2 対応
5-E 尿路・男性性器感染症のエマージェンシー
1 ウロゼプシス(尿性敗血症urosepsis)
2 膿腎症
3 フルニエ壊疽
5-F 嵌頓包茎paraphimosis
5-G 陰茎持続勃起症priapism
5-H 腸腰筋膿瘍
5-I 尿路・男性性器外傷
1 腎外傷
2 膀胱破裂
3 尿道損傷
4 尿道断裂
5 陰茎折症(陰茎折症視診)
6 陰茎切断
7 精巣外傷
Chapter 6 非専門医でもできる処置・検査のコツ
6-A 導尿,尿道カテーテル挿入
6-B 超音波検査による前立腺・膀胱の見方,残尿量の評価方法など
1 膀胱の観察は蓄尿時に行う
2 前立腺の大きさの確認
3 残尿量の確認
6-C 尿路カテーテル管理のコツ
1 留置カテーテル
2 カテーテル留置尿路感染症(CA-UTI)
3 カテーテルトラブル
Chapter 7 その他の泌尿器科診療作法
7-A 泌尿器科の標準診察方法
1 腹部(背部)理学的所見
2 外性器理学的所見
3 鼠径部,陰茎周囲
4 直腸診
7-B 泌尿器科領域悪性腫瘍の終末期ケア
1 血尿
2 排尿障害
3 腎後性腎不全
4 悪性腫瘍に伴う尿路感染症
5 転移による疼痛
7-C 介護施設(在宅介護)における泌尿器科的問題と対応
1 排尿障害
2 尿路感染症
7-D 脊髄損傷患者の排尿ケア
1 脊髄損傷患者の排尿障害
2 排尿ケアの実際
7-E 泌尿器科と漢方薬診療
1 尿路症状
2 男性更年期障害
3 その他
Chapter 8 コンサルテーションの秘訣
略語一覧
索引