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カテゴリー: 眼科学

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TEXT眼科学

改訂3版

慶應義塾大学 教授 坪田一男 編集
筑波大学 教授 大鹿哲郎 編集

定価

7,480(本体 6,800円 +税10%)


  • 四六倍判  346頁
  • 2012年12月 発行
  • ISBN 978-4-525-36013-9

医学部学生に最低限必要とされる眼科の知識をフルカラーによる多くの図・写真を駆使しわかりやすく解説してある.医学部学生として必須の学習項目である医師国家試験の出題基準を網羅するとともに,現場感覚を備えた編集者・執筆者陣による臨場感のある理解しやすい記述を目指した.医学部学生のみならず,研修医・視能訓練士にも必須の内容.

  • 序文
  • 目次
序文
 『TEXT眼科学』改訂3版が出版されることになった.本教科書はもともと小口芳久慶應義塾大学名誉教授が編集されて始まったものであるが,長年にわたって好評を得ている.前回よりさらに使いやすく,勉強しやすいものにしたいと思い,今回も筑波大学の大鹿哲郎教授に協力をお願いした.みんなのアイデアと,協力いただいた先生方の力によって,医学生が教科書として愛用するにふさわしいテキストとなったと思う.眼科の基本となる解剖・生理については,カラーの図を駆使してビジュアルとして理解できるように工夫した.また各疾患については,症状はもとより,疾患メカニズムから基本的な治療法まできっちりとカバーしている.重要ポイントが合理的に凝縮され,「こんな教科書があったらいいなあ」と思い描いていたコンパクトな一冊に仕上げることができたと思っている.
 基本に忠実に“眼科学”全体を網羅しながらも,各所に最新の知識をアップデートして医学の進歩をしっかりと取り入れていることも特徴といえる.過去20年の間に眼科学は大きく進歩し,従来では治療不可能であった疾患が今では治療可能となっているものが多数ある.糖尿病網膜症や黄斑円孔などへの硝子体手術の適応はその代表例といえるだろう.白内障手術においては小切開超音波手術が主流となり,また,重症化学外傷に対しては角膜上皮のステムセル移植が行えるようになった点なども特筆すべき項目である.今回の改訂では最新の進歩のうち,医学生レベルでも理解しておくべきこと,またこれからの眼科学の主流になると考えられる事象を積極的に取り入れた.
 最後に,執筆にご協力いただいたすべての先生にこの場を借りて御礼申し上げるとともに,本教科書が末永く愛用されることを祈って序文としたい.

2012年10月
編者代表 坪田一男
目次
第1章 視覚系の構造
 ① 眼 球
 ② 付属器
 ③ 視神経・視中枢
 ④ 眼の神経系
 ⑤ 眼の血管系

第2章 視覚系の機能
 ① 視 力
 ② 視 野
 ③ 光 覚
 ④ 色 覚
 ⑤ 屈 折
 ⑥ 調 節
 ⑦ 両眼視機能
 ⑧ 輻湊・開散
 ⑨ 眼 位
 ⑩ 眼球運動
 ⑪ 瞳 孔
 ⑫ 眼 圧

第3章 視覚検査法
 ① 視器一般検査
 ② 視機能検査
 ③ 画像診断と内視鏡検査

第4章 眼科主要症候とその病態生理
 ① 視力障害
 ② 眼精疲労
 ③ 眼 痛
 ④ 複 視
 ⑤ 視野障害
 ⑥ 色覚異常
 ⑦ 眼瞼下垂
 ⑧ 眼底出血
 ⑨ 飛蚊症,光視症
 ⑩ 充 血
 ⑪ 羞 明
 ⑫ 眼球突出
 ⑬ 眼球陥凹
 ⑭ 夜盲,昼盲
 ⑮ 瞼裂狭小
 ⑯ 異常眼球運動
 ⑰ 瞳孔異常
 ⑱ 流 涙
 ⑲ 眼 脂

第5章 各種眼疾患とその治療
 ① 屈折・調節異常
 ② 眼球運動,斜視,弱視
 ③ 眼瞼・涙器疾患
 ④ 結膜疾患
 ⑤ 角膜疾患
 ⑥ 強膜疾患
 ⑦ ぶどう膜疾患
 ⑧ 網・脈絡膜腫瘍
 ⑨ 網膜疾患
 ⑩ 硝子体疾患
 ⑪ 水晶体疾患
 ⑫ 緑内障
 ⑬ 視神経およびそのほかの神経疾患
 ⑭ 眼窩疾患
 ⑮ 眼窩腫瘍
 ⑯ 外 傷
 ⑰ 生活環境因子・職業性因子による障害
 ⑱ 眼科と他科との関連疾患
 ⑲ 眼科における遺伝病
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