高齢者保健福祉マニュアル
1版
福島県立医科大学 教授 安村誠司 編集
東京大学 名誉教授 甲斐一郎 編集
定価
3,850円(本体 3,500円 +税10%)
- A4判 154頁
- 2013年6月 発行
- ISBN 978-4-525-52211-7
高齢化が進むなか,医療の現場で高齢者と接する機会は増えている.しかし,さまざまな制度をはじめ,健康づくり,介護予防,ケアなど高齢者における多くのシステムを理解するのは難しい.本書では,高齢者に関する保健,医療,福祉,介護について表組み形式にわかりやすくまとめた.高齢者医療にかかわるすべての医療従事者へ必携の一冊!
- 序文
- 目次
序文
南山堂 「マニュアルシリーズ」 には公衆衛生, 母子保健, 学校保健, 成人保健, 疫学など, さまざまな分野のものが刊行されていますが, 今回 「高齢者保健福祉マニュアル」 を新たに刊行することになりました. 高齢者の保健, 医療, 福祉などに携わる専門職や, これから学んでいく学生にとって, 必要と考えられる分野について, 各分野における第一線で活躍されている先生方に執筆をお願いしました.
本書の基本的なコンセプトは, 「高齢者および超高齢社会を理解する」 という点です. 日本では高齢化が現在も進行しており, 高齢者人口が総人口に占める割合は 21%を超え超高齢社会に突入しています. 世界が経験していない急速な高齢化に伴い, 解決しなければならないさまざまな課題が顕在化しています. 古今東西, 長寿は自ら喜び, また, 敬われるべきこととされますが, 今日の日本の高齢者には, 元気に長生きし, 病気にならずにコロリと死にたいというピンピンコロリ志向やポックリ寺巡りなど, 老いに対する不安や社会の負担になりたくないという意識も見え隠れします. これは 「社会保障給付は大幅に増加し, これを支える現役世代の負担も大きくなっている」 (2011 年度厚生労働白書) など, 高齢者に対する風あたりが強くなってきていることも一因です. 高齢者という 「ヒト」 および超高齢社会に対する誤解・偏見は, 誤った知識・理解に基づき醸成されます.
高齢者・超高齢社会に関する最新で, 正しい知識の提供が本書の目的です.
高齢者における医療制度, 特に, 後期高齢者医療制度のあり方ばかりでなく, 高齢者における健康づくり, 介護予防, ターミナルケア, 福祉制度など, 国民の関心は高くなっています. 各種制度は時代とともに変わる部分はありますが, 現状の制度を整理し, わかりやすく提示することは有益であり, 制度を理解し, 課題を把握することはたいへん意義深いことと考えます. また, 高齢者に関する保健, 医療, 福祉・介護の全体としてのシステムを概観できるような記載は本書の柱の一つです. 高齢者を対象にした医学・医療 (老年病学) 分野においては教科書, マニュアルなどが多く出版されていますが, 保健・福祉分野に類書はありません. さらに, 保健事業・介護予防事業を含めた 「事業の評価」 に関しては, マニュアル的なものがないため, 簡便な評価の考え方・実践も含めたことも特徴です.
なお, 本書は 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災の前に企画されましたが, 東日本大震災の発生に伴い明らかになった 「高齢者は災害弱者である」 という視点に立って, 高齢者への適切な対応を考える必要性を強く感じました. そこで 「9 章 災害時の高齢者支援」 を急遽加筆することと致しました. 今後も不幸にして起こるであろう災害において高齢者の犠牲が少しでも少なくなればと念願しています.
高齢者が 「長生きして良かった」 と感じられる成熟した社会になっていくことに, 本書が若干でも貢献できれば, 望外の幸せです.
2013年 4月
安村誠司
甲斐一郎
本書の基本的なコンセプトは, 「高齢者および超高齢社会を理解する」 という点です. 日本では高齢化が現在も進行しており, 高齢者人口が総人口に占める割合は 21%を超え超高齢社会に突入しています. 世界が経験していない急速な高齢化に伴い, 解決しなければならないさまざまな課題が顕在化しています. 古今東西, 長寿は自ら喜び, また, 敬われるべきこととされますが, 今日の日本の高齢者には, 元気に長生きし, 病気にならずにコロリと死にたいというピンピンコロリ志向やポックリ寺巡りなど, 老いに対する不安や社会の負担になりたくないという意識も見え隠れします. これは 「社会保障給付は大幅に増加し, これを支える現役世代の負担も大きくなっている」 (2011 年度厚生労働白書) など, 高齢者に対する風あたりが強くなってきていることも一因です. 高齢者という 「ヒト」 および超高齢社会に対する誤解・偏見は, 誤った知識・理解に基づき醸成されます.
高齢者・超高齢社会に関する最新で, 正しい知識の提供が本書の目的です.
高齢者における医療制度, 特に, 後期高齢者医療制度のあり方ばかりでなく, 高齢者における健康づくり, 介護予防, ターミナルケア, 福祉制度など, 国民の関心は高くなっています. 各種制度は時代とともに変わる部分はありますが, 現状の制度を整理し, わかりやすく提示することは有益であり, 制度を理解し, 課題を把握することはたいへん意義深いことと考えます. また, 高齢者に関する保健, 医療, 福祉・介護の全体としてのシステムを概観できるような記載は本書の柱の一つです. 高齢者を対象にした医学・医療 (老年病学) 分野においては教科書, マニュアルなどが多く出版されていますが, 保健・福祉分野に類書はありません. さらに, 保健事業・介護予防事業を含めた 「事業の評価」 に関しては, マニュアル的なものがないため, 簡便な評価の考え方・実践も含めたことも特徴です.
なお, 本書は 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災の前に企画されましたが, 東日本大震災の発生に伴い明らかになった 「高齢者は災害弱者である」 という視点に立って, 高齢者への適切な対応を考える必要性を強く感じました. そこで 「9 章 災害時の高齢者支援」 を急遽加筆することと致しました. 今後も不幸にして起こるであろう災害において高齢者の犠牲が少しでも少なくなればと念願しています.
高齢者が 「長生きして良かった」 と感じられる成熟した社会になっていくことに, 本書が若干でも貢献できれば, 望外の幸せです.
2013年 4月
安村誠司
甲斐一郎
目次
1 ヒトにおける老化
1-1 老 化
1-2 老化と加齢
1-3 身体的な老化
1-4 心理・精神的な老化
1-5 社会的な老化
2 高齢者における健康と寿命
2-1 高齢者における健康の定義
2-2 高齢者における客観的・身体的健康指標
2-2-1 客観的・身体的健康の要点
2-2-2 活動能力
2-3 高齢者における主観的・精神的健康指標
2-4 死亡統計と寿命
2-4-1 死亡率
2-4-2 死 因
2-5 平均寿命と健康寿命
2-5-1 平均寿命
2-5-2 健康寿命
2-6 寿命に影響する要因
3 健康づくり・社会参加
3-1 健康づくりの考え方
3-1-1 基本と枠組み
3-1-2 科学的根拠に基づく健康づくり
3-2 健康増進事業
3-2-1 健康日本 21
3-2-2 健康増進法
3-2-3 国民健康・栄養調査
3-3 健康学習の意義とその展開
3-3-1 健康学習の枠組み
3-3-2 健康学習の展開
3-4 社会参加の意義
3-4-1 高齢者と社会
3-4-2 実態と施策
3-5 社会参加活動実例
3-6 高齢者の自己実現
3-6-1 国連原則
3-6-2 自己実現の概念
3-6-3 自己実現の支援
4 老年症候群・老年病と疾病予防
4-1 高齢者総合機能評価 (CGA)
4-2 老年症候群
4-3 老年病の概論
4-4 老年病における身体疾患
4-5 老年病における精神疾患
4-5-1 睡眠障害
4-5-2 うつ病
4-5-3 せん妄
4-5-4 認知症
4-6 老年歯科
4-6-1 歯の喪失と 8020 運動
4-6-2 介護予防としての口腔機能向上プログラム
4-6-3 高齢者の口腔ケア
4-7 老化・疾病予防のエビデンス
4-7-1 筋骨格系の老化・疾病予防
4-7-2 心血管系の老化・疾病予防
4-7-3 精神神経系の老化・疾病予防
4-7-4 その他の予防
5 高齢者看護・リハビリテーション
5-1 高齢者看護の理念と特徴
5-2 在宅高齢者への看護
5-3 入院入所者への看護
5-4 国際生活機能分類 (ICF) の考え方と概要
5-4-1 ICF とは
5-4-2 ICF 導入の背景
5-4-3 ICF の登場と意義
5-4-4 ICF に基づく評価と支援 (単純化した例示)
5-5 リハビリテーションの概要
5-5-1 リハビリテーションの定義
5-5-2 リハビリテーションの領域
5-5-3 リハビリテーションの展開
5-5-4 ICF との関連
5-6 医学的リハビリテーション
5-6-1 医学的リハビリテーションの要点
5-6-2 医学的リハビリテーションの適応
5-6-3 医学的リハビリテーションの評価
5-6-4 生活機能へのアプローチ
5-6-5 科学的な根拠
5-7 地域リハビリテーション
5-7-1 地域リハビリテーションの定義と関連概念
5-7-2 地域リハビリテーションの活動
5-7-3 地域リハビリテーションの事例
5-7-4 今後の展望
6 高齢者医療の制度
6-1 医療保障の枠組みと医療費
6-1-1 社会保障の概念
6-1-2 わが国の医療保障
6-1-3 わが国の医療保険
6-1-4 公費医療と国民医療費
6-2 高齢者医療確保法
6-2-1 経緯と構成
6-2-2 特定健康診査・特定保健指導の概要
6-2-3 前期高齢者にかかわる保険者間の費用負担の調整
6-3 後期高齢者医療制度 (長寿医療制度)
6-3-1 後期高齢者医療制度の概要
6-3-2 後期高齢者医療制度の問題と展望
6-4 保健事業
6-5 特定健康診査・特定保健指導の詳細
6-5-1 制度のあらまし
6-5-2 メタボリックシンドロームに着目する理由
6-5-3 特徴と課題
6-5-4 特定健康診査
6-5-5 特定保健指導
6-5-6 特定保健指導の非対象者への保健指導, 対策
6-5-7 後期高齢者 (75 歳以上) に対する健康診査・保健指導
6-6 医療施設の概要
6-6-1 医療施設の種類と仕組み
6-6-2 高齢者に対する医療提供体制の将来展望
7 福祉サービスと介護保険・介護予防
7-1 高齢者福祉対策の概要
7-2 福祉施設など
7-2-1 老人ホームとユニットケア
7-2-2 特定施設とその他
7-2-3 通所・利用施設など
7-3 介護保険制度の概要
7-3-1 介護保険法とその制定のねらい
7-3-2 介護保険制度の仕組み
7-3-3 介護保険財政の概要
7-3-4 介護保険サービスの利用
7-4 介護保険サービス
7-4-1 サービスの概要
7-4-2 訪問サービス
7-4-3 通所サービス
7-4-4 短期入所サービス
7-4-5 その他の居宅サービス
7-4-6 地域サービス
7-4-7 さまざまな対応型介護
7-4-8 施設サービス
7-5 在宅福祉サービス
7-6 権利擁護のための事業・制度
7-7 施設福祉サービス
7-8 介護予防
7-8-1 介護予防に関連する法律と制度
7-8-2 介護予防事業の要点
7-8-3 介護予防サービス
8 終末期における対応
8-1 終末期の実態
8-1-1 終末期に関連する諸統計
8-1-2 終末期における高齢者と家族
8-1-3 人々の意識
8-2 終末期における課題
8-2-1 発達課題にみる高齢者の死の捉え方
8-2-2 終末期とは
8-2-3 高齢者の意思を尊重する事前指示による取り組み
8-2-4 終末期医療の意思決定プロセス
8-3 ターミナルケア
8-3-1 ターミナルケアの概念
8-3-2 ターミナルケアの実際
8-3-3 終末期に出現しやすい症状
8-3-4 高齢者施設でのターミナルケアの現状
8-3-5 介護老人保健施設およびグループホーム
8-4 尊厳死・安楽死
8-4-1 尊厳死・安楽死の捉え方
8-4-2 各国の尊厳死・安楽死
8-5 終末期における在宅での支援
8-5-1 在宅での看取りを支えるケアネットワーク
8-5-2 在宅ターミナルケアの実際
8-5-3 看取り後のケア
8-6 デス・エデュケーション
8-6-1 デス・エデュケーションの概要
8-6-2 高齢者を対象としたデス・エデュケーションの実際
9 災害時での高齢者支援
9-1 災害時における高齢者の位置づけ
9-2 震災における高齢者の実態
9-3 避難生活における課題と支援
9-3-1 避難所生活を過ごされる方々の健康管理に関するガイドライン
9-3-2 さまざまな避難所における生活
9-3-3 災害による健康対応
9-4 病院・高齢者施設における対策
9-5 地域における支援
10 政策立案と事業評価
10-1 事業評価の考え方
10-2 評価対象となる事業の構成要素と評価指標
10-3 具体的な評価方法
10-4 保健分野における評価事例
10-5 医療分野における評価事例
10-5-1 医療分野における政策評価
10-5-2 老人保健制度
10-5-3 後期高齢者診療料
10-6 福祉・介護分野における評価事例
10-6-1 ゴールドプラン
10-6-2 福祉・介護分野における評価事例
1-1 老 化
1-2 老化と加齢
1-3 身体的な老化
1-4 心理・精神的な老化
1-5 社会的な老化
2 高齢者における健康と寿命
2-1 高齢者における健康の定義
2-2 高齢者における客観的・身体的健康指標
2-2-1 客観的・身体的健康の要点
2-2-2 活動能力
2-3 高齢者における主観的・精神的健康指標
2-4 死亡統計と寿命
2-4-1 死亡率
2-4-2 死 因
2-5 平均寿命と健康寿命
2-5-1 平均寿命
2-5-2 健康寿命
2-6 寿命に影響する要因
3 健康づくり・社会参加
3-1 健康づくりの考え方
3-1-1 基本と枠組み
3-1-2 科学的根拠に基づく健康づくり
3-2 健康増進事業
3-2-1 健康日本 21
3-2-2 健康増進法
3-2-3 国民健康・栄養調査
3-3 健康学習の意義とその展開
3-3-1 健康学習の枠組み
3-3-2 健康学習の展開
3-4 社会参加の意義
3-4-1 高齢者と社会
3-4-2 実態と施策
3-5 社会参加活動実例
3-6 高齢者の自己実現
3-6-1 国連原則
3-6-2 自己実現の概念
3-6-3 自己実現の支援
4 老年症候群・老年病と疾病予防
4-1 高齢者総合機能評価 (CGA)
4-2 老年症候群
4-3 老年病の概論
4-4 老年病における身体疾患
4-5 老年病における精神疾患
4-5-1 睡眠障害
4-5-2 うつ病
4-5-3 せん妄
4-5-4 認知症
4-6 老年歯科
4-6-1 歯の喪失と 8020 運動
4-6-2 介護予防としての口腔機能向上プログラム
4-6-3 高齢者の口腔ケア
4-7 老化・疾病予防のエビデンス
4-7-1 筋骨格系の老化・疾病予防
4-7-2 心血管系の老化・疾病予防
4-7-3 精神神経系の老化・疾病予防
4-7-4 その他の予防
5 高齢者看護・リハビリテーション
5-1 高齢者看護の理念と特徴
5-2 在宅高齢者への看護
5-3 入院入所者への看護
5-4 国際生活機能分類 (ICF) の考え方と概要
5-4-1 ICF とは
5-4-2 ICF 導入の背景
5-4-3 ICF の登場と意義
5-4-4 ICF に基づく評価と支援 (単純化した例示)
5-5 リハビリテーションの概要
5-5-1 リハビリテーションの定義
5-5-2 リハビリテーションの領域
5-5-3 リハビリテーションの展開
5-5-4 ICF との関連
5-6 医学的リハビリテーション
5-6-1 医学的リハビリテーションの要点
5-6-2 医学的リハビリテーションの適応
5-6-3 医学的リハビリテーションの評価
5-6-4 生活機能へのアプローチ
5-6-5 科学的な根拠
5-7 地域リハビリテーション
5-7-1 地域リハビリテーションの定義と関連概念
5-7-2 地域リハビリテーションの活動
5-7-3 地域リハビリテーションの事例
5-7-4 今後の展望
6 高齢者医療の制度
6-1 医療保障の枠組みと医療費
6-1-1 社会保障の概念
6-1-2 わが国の医療保障
6-1-3 わが国の医療保険
6-1-4 公費医療と国民医療費
6-2 高齢者医療確保法
6-2-1 経緯と構成
6-2-2 特定健康診査・特定保健指導の概要
6-2-3 前期高齢者にかかわる保険者間の費用負担の調整
6-3 後期高齢者医療制度 (長寿医療制度)
6-3-1 後期高齢者医療制度の概要
6-3-2 後期高齢者医療制度の問題と展望
6-4 保健事業
6-5 特定健康診査・特定保健指導の詳細
6-5-1 制度のあらまし
6-5-2 メタボリックシンドロームに着目する理由
6-5-3 特徴と課題
6-5-4 特定健康診査
6-5-5 特定保健指導
6-5-6 特定保健指導の非対象者への保健指導, 対策
6-5-7 後期高齢者 (75 歳以上) に対する健康診査・保健指導
6-6 医療施設の概要
6-6-1 医療施設の種類と仕組み
6-6-2 高齢者に対する医療提供体制の将来展望
7 福祉サービスと介護保険・介護予防
7-1 高齢者福祉対策の概要
7-2 福祉施設など
7-2-1 老人ホームとユニットケア
7-2-2 特定施設とその他
7-2-3 通所・利用施設など
7-3 介護保険制度の概要
7-3-1 介護保険法とその制定のねらい
7-3-2 介護保険制度の仕組み
7-3-3 介護保険財政の概要
7-3-4 介護保険サービスの利用
7-4 介護保険サービス
7-4-1 サービスの概要
7-4-2 訪問サービス
7-4-3 通所サービス
7-4-4 短期入所サービス
7-4-5 その他の居宅サービス
7-4-6 地域サービス
7-4-7 さまざまな対応型介護
7-4-8 施設サービス
7-5 在宅福祉サービス
7-6 権利擁護のための事業・制度
7-7 施設福祉サービス
7-8 介護予防
7-8-1 介護予防に関連する法律と制度
7-8-2 介護予防事業の要点
7-8-3 介護予防サービス
8 終末期における対応
8-1 終末期の実態
8-1-1 終末期に関連する諸統計
8-1-2 終末期における高齢者と家族
8-1-3 人々の意識
8-2 終末期における課題
8-2-1 発達課題にみる高齢者の死の捉え方
8-2-2 終末期とは
8-2-3 高齢者の意思を尊重する事前指示による取り組み
8-2-4 終末期医療の意思決定プロセス
8-3 ターミナルケア
8-3-1 ターミナルケアの概念
8-3-2 ターミナルケアの実際
8-3-3 終末期に出現しやすい症状
8-3-4 高齢者施設でのターミナルケアの現状
8-3-5 介護老人保健施設およびグループホーム
8-4 尊厳死・安楽死
8-4-1 尊厳死・安楽死の捉え方
8-4-2 各国の尊厳死・安楽死
8-5 終末期における在宅での支援
8-5-1 在宅での看取りを支えるケアネットワーク
8-5-2 在宅ターミナルケアの実際
8-5-3 看取り後のケア
8-6 デス・エデュケーション
8-6-1 デス・エデュケーションの概要
8-6-2 高齢者を対象としたデス・エデュケーションの実際
9 災害時での高齢者支援
9-1 災害時における高齢者の位置づけ
9-2 震災における高齢者の実態
9-3 避難生活における課題と支援
9-3-1 避難所生活を過ごされる方々の健康管理に関するガイドライン
9-3-2 さまざまな避難所における生活
9-3-3 災害による健康対応
9-4 病院・高齢者施設における対策
9-5 地域における支援
10 政策立案と事業評価
10-1 事業評価の考え方
10-2 評価対象となる事業の構成要素と評価指標
10-3 具体的な評価方法
10-4 保健分野における評価事例
10-5 医療分野における評価事例
10-5-1 医療分野における政策評価
10-5-2 老人保健制度
10-5-3 後期高齢者診療料
10-6 福祉・介護分野における評価事例
10-6-1 ゴールドプラン
10-6-2 福祉・介護分野における評価事例