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カテゴリー: 臨床薬学

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Rp.+レシピプラス特別編集

速解! 調剤報酬2024-25

1版

オフィス シリウス 山口路子 著

定価

3,080(本体 2,800円 +税10%)


  • B5判  219頁
  • 2025年3月 発行
  • ISBN 978-4-525-78891-9

10月改定内容,2025年1月までの通知や中間改定の答申に対応!

調剤報酬改定と関連する通知をまとめ,分析した「速解! 調剤報酬」の最新版(令和6年度改定に対応).調剤報酬を読み解くことで,レセプト業務に止まらず,薬剤師に求められている業務をより深く理解することができる.
今回は,マイナ保険証をはじめとした医療DX関連の解説も充実させた.保険薬局に必携の一冊.

  • 序文
  • 目次
序文
 令和6年度は,医療保険制度,介護保険制度,診療福祉サービスの同時改正が行
われ,診療報酬(調剤報酬),介護報酬の同時改定年となりました.このため,通
常では4 月1 日に施行される改定が,6 月と10 月に2 段階で実施されました.今
回の改定では,これまでの「対人業務評価」は継続され,さらにオンラインで行う
業務(DX)が評価されています.保険薬局業務は,いまやICT を駆使した業務が行
われ,実践されている段階に入りました.
 薬剤服用歴は記録であり,分析ツールとして活用する存在です.服薬指導を介し
て集められた個々の記録は「データ」として扱われますが,薬剤服用歴の中に集積
した記録というだけでは,「使える情報」に昇華できません.単なる知識であれば,
患者自らインターネットなどで集めることは可能です.例をあげると,患者から聴
取した血圧データなどの集積記録に基づいて,一定期間の血圧変動の背景を探るに
あたり,薬剤師であれば患者の併用薬や臨時薬の影響,生活習慣の変化から個々の
患者に至適な服薬指導が求められます.
 薬学的な記録を分析・活用する情報リテラシー(十分に使いこなすための知識や
技能)を身につけてこそ,個々の患者の医療に資する服薬指導になると考えます.
これからの保険薬局の薬剤師に求められるのは,薬の知識はもとより患者さんの病
態や生活環境を含めて全体を俯瞰できる力ではないかと思います.それを支える
「情報発信力」と「情報処理・分析能力」こそ,調剤報酬として評価されるものでは
ないでしょうか.

2025年1月
山口 路子
目次
 本書の使い方
 調剤報酬レセプトの略称一覧

第1章 処方箋の取扱い方法
 マイナンバーカードを用いた電子資格確認とマイナ保険証
 リフィル処方箋
 リフィル処方箋と分割調剤
 電子処方箋
 自費処方箋
 労働者災害補償保険
 災害・新興感染症など有事における対応と請求
 保険外併用療養費
 医療機関が実施する治験における薬局の治験使用薬の処方箋対応
 公害医療の算定と請求
 レセプト返戻のオンライン化

第2章 調剤報酬
  調剤報酬点数表の仕組み
  まとめておきたい調剤報酬の基礎
 調剤技術料
  調剤技術料の改定
  地域支援体制加算
  連携強化加算
  後発医薬品調剤体制加算1・2・3
  在宅薬学総合体制加算
  医療DX推進体制整備加算1・2・3
  薬剤調製料
 薬学管理料
  調剤管理料1・2
  重複投薬・相互作用等防止加算/在宅患者重複投薬・相互作用等防止管理料
  調剤管理加算
  医療情報取得加算1・2
  服薬管理指導料
  麻薬管理指導加算
  特定薬剤管理指導加算1
  特定薬剤管理指導加算2
  特定薬剤管理指導加算3
  乳幼児服薬指導加算
  小児特定加算
  吸入薬指導加算
  かかりつけ薬剤師指導料/かかりつけ薬剤師包括管理料
  外来服薬支援料1
  外来服薬支援料2
  施設連携加算
  服用薬剤調整支援料1・2
  調剤後薬剤管理指導料
  在宅患者訪問薬剤管理指導料/在宅患者オンライン薬剤管理指導料
  在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料1・2/在宅患者緊急オンライン薬剤管理指導料
  在宅患者緊急時等共同指導料
  退院時共同指導料
  服薬情報等提供料1・2・3
  経管投薬支援料
  在宅移行初期管理料

第3章 介護報酬
 介護保険制度のおさらい
 居宅療養管理指導費/介護予防居宅療養管理指導費/麻薬管理指導加算/在宅患者医療用麻薬持続注射療法加算/在宅中心静脈栄養法加算
 特別地域加算/中山間地域等小規模事業所加算/中山間地域等居住者サービス提供加算

第4章 薬局の法令遵守
 個人情報保護に関する法律
 薬担規則・監査指導

保険用語集
索引
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