ブックタイトル生化学きほんノート
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生化学きほんノート
48第5章 核 酸*核酸のまとめ核酸は,死んだ白血球(好中球など)が多く含まれている膿うみから① の物質が抽出されたことから命名された.核酸には② (DNA)と③ (RNA)がある.DNA は④ の化学的本体で,⑤ は遺伝子の情報に基づいてタンパク質をつくる過程,すなわち遺伝子⑥ の補助的な役割をもつ分子である.DNA も RNA も⑦ とよばれる「リン酸-⑧ -⑨ 」で出来た単位が多数重合したポリヌクレオチドの鎖より成っている点が共通している.問 1 核酸とはDNA も RNA もポリヌクレオチドの鎖より成っているが,DNA は① 本の鎖が右にねじれた② 構造をしているのに対し,RNA は例外を除けば③ 本の鎖より成っている.また,DNA の糖は④ ,RNA の糖は⑤ で,いずれも⑥ だが,デオキシが「酸素のとれた」の意味であることからもわかるように,リボースから⑦ 原子が一つとれた構造をした分子がデオキシリボースである.リボースに比べるとデオキシリボースは化学的に⑧ で,この性質はそのまま DNA と RNA に反映されている.すなわち DNA は RNA より分解され⑨ ,この点は両者の役割を考えると理に適っている.問 2 DNA と RNA の違い核酸を構成する塩基には,① (A),② (G),③ (C),④ (U),および⑤ (T)がある.いずれも⑥ 原子を含む複素環化合物で,A とG は⑦ とよばれる構造をもつので⑧ 塩基,C,U と T は⑨ とよばれる構造をもつので⑩ 塩基とよばれる.DNA は A,G,C および⑪ を含むのに対し,RNA は A,G,C のほかに T ではなく⑫ を含む点が異なる.DNA には Aと T,G と C が,それぞれ同数含まれているのが特徴である.これは A と T,G と C が分子内で⑬ を成していることによる.こうした構造上の特徴から,DNA の 2 本の鎖は,一方の塩基配列が決まると他方も決まる性質がある.この性質を⑭ という.問 3 DNA や RNA を構成する塩基⑮ 塩基 ⑯ 塩基NNNN NHN