ブックタイトル生化学きほんノート
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生化学きほんノート
49*核酸のまとめDNA を① 処理や水素結合切断剤(尿素やホルムアミド)で処理すると,塩基対の② が切れ,二重らせんがほどけて 1 本ずつの鎖になる.これが DNA の③ である.A と T の対の間の④ 結合は⑤ 本だが,G と C の対の間の⑥ 結合は⑦ 本ある.このため,G と C が多い DNA を加熱して変性させるためには,比較的⑧ い温度にする必要が生じる.加熱処理により変性した DNA は,温度を下げると相補性がある部分同士で再び水素結合して⑨ 構造をとる.この現象を⑩ という.これは変性した DNA の 1 本の鎖が複数あるとき,⑪ があるか否かを調べる実験に応用される.問 4 DNA の塩基対と変性P3′ 5′5′ 3′DPD :デオキシリボース P :リン酸TGTと結合する塩基は⑬Gと結合する塩基は⑭⑫ 結合DDPDPDNA は非常に細長い物質で,ヒトの体細胞に含まれる DNA をつなげると長さは約① mにもなる.この長い DNA を,1 mm の 100 ~ 200 分の 1 の大きさの細胞の核内に納めるためのしくみがある.すなわち,DNA は② とよばれる③ タンパク質や,そのほかのタンパク質とともに折りたたまれて④ を形成しているのである.ヒトの体細胞の染色体は⑤ 本あり,生殖細胞の染色体は⑥ 本である.これらのほか,ヒトなどの多細胞動物細胞では⑦ に,多細胞植物細胞では⑧ と⑨ に,それぞれ小さい DNA が含まれている.これらの DNA は染色体の構造をしておらず,端がない⑩ の構造をしている.これは細菌など原核生物の DNA と同じ構造で,細胞の進化における⑪ を支持する状況証拠の一つとなっている.問 5 DNA の細胞内における存在様式