ブックタイトルいまどきの依存とアディクション
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いまどきの依存とアディクション
21.アルコールCase A 内科外来で健康診断で肝機能異常を指摘あなたは,一般内科のクリニックを開いている開業医です.ある日,あなたの外来に,職場の健康診断で異常を指摘された52 歳の男性が受診しました.健診の検査データをみると,MCV 103 fL,ALT 122 IU/L,γ-GTP 1,336 IU/L,中性脂肪 820 mg/dL,尿酸 9.5 mg/dL であり,アルコールの過剰摂取が疑われました.そこで,飲酒行動に関する質問を患者に行っても,「酒は毎日飲みますが,ほんの少しだけです」としか答えません.患者は建設会社に勤務する土木作業員で,2 年前に妻と離婚して独居中とのことです.飲酒を含む生活習慣に関して詳しく聞き出そうとしても,うるさそうに「自分はどこも調子が悪くないので,会社へ提出しなければならない意見書だけを今すぐ書いてほしい」というだけです.プライマリ・ケア医への設問Q1 あなたは,この後の診察をどのように進めていきますか?Q2 一般内科医として,患者の飲酒問題に介入するにはどうしたらよいでしょうか?Q