ブックタイトルかかりつけ医・非専門医のためのレビー小体型認知症診療
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かかりつけ医・非専門医のためのレビー小体型認知症診療
102療的介入を開始してもよい(脳形態画像検査だけは施行すべきであるが).本事例では,研究目的にてダットスキャンRを行った.ダットスキャンR 図11 -1 に,本事例のダットスキャンR の結果を示す.左右の尾状核ならびに被殻への集積は良好で,典型的なカンマ型の集積を呈することから健常型と判断した.SBR は5 .78(cut-off 値は4 .5 とされる)であった.線条体へのRI の集積低下はパーキンソン症状の重症度に相関するとされるが,本事例では臨床像と表11 -1 事例11(90歳,女性)のHDS-R(2014年10月22日)課 題正答/配点年 齢0 /1日時の認識1 /4場所の認識2 /23単語の復唱3 /3計 算1 /2数字の逆唱0 /23単語の遅延再生4 /65物品名の記憶5 /5単語の列挙3 /5合 計19 /3080 歳と回答月のみ正答8 個想起可能図11 -1 事例11(90歳,女性)のダットスキャンR