ブックタイトル骨・関節疾患の在宅医療
- ページ
- 6/10
このページは 骨・関節疾患の在宅医療 の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 骨・関節疾患の在宅医療 の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
骨・関節疾患の在宅医療
8911.足関節の外傷固定を除去し,通常の生活を行わせたほうが予後がよいことが多い.急性期の処置(RICE)が徹底していれば,ほぼ4 週で日常生活には問題ないレベルに回復する.B.足関節・足部の骨折足関節の骨折の代表的な分類には,Lauge-Hansen の分類2)(図11-5)がある.この図に示されるタイプの骨折は,靭帯損傷を合併していることも多く,整形外科医の診察が勧められる.在宅医療の現場でも,それが捻挫なのか骨折しているのか.診断に迷うことが多々あると思われる.このような場面で中嶋ら3)が推奨しているのが,Stiell らによって作成されたOttawa Ankle andFoot Rules(図11-6)である.足関節や足部の外傷において,X 線検査の前に理学所見のみで骨折の予測が立つ,簡潔で有用性の高い診断ガイドラインであると述べている.足関節・足部の骨折のなかで,在宅医療においても高頻度に遭遇すると思われる例について説明する.図11-4.アンクルバンドによる固定テーピングとサポーター効果をあわせ持ち,安定した固定力が得られる.