ブックタイトル神経診察の極意
- ページ
- 7/12
このページは 神経診察の極意 の電子ブックに掲載されている7ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 神経診察の極意 の電子ブックに掲載されている7ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
神経診察の極意
31123456脳神経系のみかた介して嗅球一次ニューロンである僧帽細胞へと伝搬される.その後嗅索,嗅三角を経て嗅覚中枢である嗅皮質側頭葉扁桃に到達してはじめて,においとして感じられる(図2-3).B 検査法鼻孔は2つあり,また嗅覚受容器もそれぞれ左右嗅神経支配であることから,左右を別々に,一側ずつ検査する必要がある(図2-4).においとしては,小瓶に入れたコーヒー,樟脳,化粧水,化粧石鹸などを使用する.アンモニアなどの刺激臭は鼻粘膜の三叉神経刺激となることから使用すべきでない.この際,鼻腔が閉塞するような鼻疾患(鼻炎,ポリープなど)がないことを確認するために,鼻孔を一側閉鎖して鼻呼吸してもらい,呼気をみる.嗅神経嗅球嗅球糸球体篩板嗅受容器嗅粘膜化学分子嗅索僧帽細胞におい物質嗅三角嗅皮質へ図2-3 嗅神経の解剖