ブックタイトル医療機関における新型インフルエンザ等対策 ミニマムエッセンシャルズ

ページ
11/12

このページは 医療機関における新型インフルエンザ等対策 ミニマムエッセンシャルズ の電子ブックに掲載されている11ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

医療機関における新型インフルエンザ等対策 ミニマムエッセンシャルズ

3.中規模・大規模医療機関における対応について199【第2 章 新型インフルエンザ等対策の実施体制】2?1 新型インフルエンザ等対策の実施体制(1)未発生における対策立案は,感染制御チームInfection Control Team(ICT)及び院内感染対策委員会③が行うこととするが,必要に応じ,新型インフルエンザ等対策ワーキンググループ④を別途設置する.(2)発生期においては,新型インフルエンザ等対策本部(以下「対策本部」)を設置する.2?2 対策本部⑤1.設置新型インフルエンザ等が発生した際,病院長を本部長とする対策本部を○○課内に設置し,○○県,○○市との連携を図り,新型インフルエンザ等対策を実施する.対策の実施にあたって,ICT は対策本部を補佐するものとする.2.構成本部長は病院長とする.その他,構成員として,図4─3─1 に掲げる副本部長,本部員を置き,本部長を補佐する.3.対策本部の機能(1)対策本部を設置後,本部長は対策本部会議を開催する.新型インフルエンザ等の発生状況に応じ,開催頻度を決定する.③ 「ICT」「院内感染対策委員会」については,医政指発0617 第1 号「医療機関等における院内感染対策について」を参照.④ 新型インフルエンザ等発生時には,通常の院内感染対策を超える対応が必要となるため,各病院の実情に応じ,別途ワーキンググループ等の設置が検討される.⑤ 対策本部が必要となるかどうかは,病院の規模によって異なる.中規模病院においては,院内感染対策委員会等の会議体で意思決定を図ることも考えられるが,意思決定者やその代理者を指名するなど,構成員の役割を明確にする.本部長(病院長)副本部長・副病院長 ・事務部長 ・中央検査部長 ・中央放射線部長 ・ 臨床工学部長・薬剤部長 ・看護部長 ・安全管理部長 ・感染制御部長(ICT 代表)本部員(診療・看護部門)・総合診療科長  ・内科系診療科長・小児科長  ・救急科長・中央手術部長  ・副看護部長(薬剤・検査・放射線部門)・薬剤部副部長  ・中央検査部技師長・中央放射線部技師長  ・臨床工学部技師長(事務・総括部門)・総務課長 ・管理課長 ・医事課長・医療情報部長・安全管理部ゼネラルリスクマネージャー(GRM)・感染制御部看護師長図4─3─1 対策本部の構成(一例)