ブックタイトル自律神経失調症を知ろう
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概要
自律神経失調症を知ろう
第３章 働き盛りの自律神経失調症361．自律神経失調症が過労死を招く場合働き過ぎで疲弊した労働者が疾病を起こし，最悪の場合には死を招くことがあり，これを過労死と呼ぶときがあります．企業から労働者を守らなければならないという意識が強まっている昨今，過労死を明確に規定する必要がありますが，これがなかなか難しい問題です．同じ量だけ働いていても，ある人は平気なのに，ある人は過労死に近い状態まで追い込まれているという場合もあります．個人差があるのは仕方のないことですが，そのようなとき，指標になるのが自律神経失調症の有無なのです．自律神経失調症があれば内臓に疲労が出やすいので，働き過ぎで疲れたと自覚する労働者に自律神経失調症があれば，内臓疾患が出る可能性が高いと用心しなければなりません．「あの自律神経失調症（内臓の疲労）脳の疲労 過労死