ブックタイトルイラストを見せながら説明する 子どもの病気とその診かた
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イラストを見せながら説明する 子どもの病気とその診かた
400 第Ⅱ章 疾患 9. 代謝・内分泌疾患原 因 ■ 1 型糖尿病は,遺伝因子とウイルス感染などの関与により自己免疫反応が起こり,これが膵臓のインスリンをつくるβ細胞を破壊することで発症します. ■ 2 型糖尿病は,食習慣の偏りや運動不足などの生活習慣による肥満がインスリン抵抗性を引き起こし発症します.よくみられる症状 ■ 疲れやすい,多飲多尿,夜尿,体重減少が主な症状ですが,進行すると糖尿病性昏睡を起こすことがあります. ■ 長期的には糖尿病合併症(成長障害,白内障・網膜症,神経障害,腎障害)の心配があります.肋骨が見える息が臭い(アセトン臭)やせている 目は落ちくぼんでいる糖尿病性昏睡初期治療と注意すること ■ 急激に発病したときには,高血糖,脱水,低ナトリウム血症,糖尿病性ケトアシドーシスに対する緊急性のある集中治療が必要です. ■ 治療の目的は,血糖値をなるべく正常値に近づけることと,将来の糖尿病合併症を予防することです. ■ 1 型糖尿病の治療の基本は,長期的なインスリン持続投与です.・ インスリン注射……自己血糖測定をして,インスリン注射を毎日行います.・ ペン型注射器による頻回注射法,インスリンポンプによる持続皮下注法があります.血中インスリン濃度朝食昼食夕食ペン型注射器で (時間)皮下注射インスリンポンプ①超速効型超速効型超速効型持効型② ③ ④