ブックタイトルベッドサイドの小児神経・発達の診かた 改訂4版

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概要

ベッドサイドの小児神経・発達の診かた 改訂4版

3診察の基本3 発症時期と発症様式発症時期と同時に,発症様式(急性,亜急性,潜行性)で鑑別診断群が異なるので,以下を詳細に聴く.基本項目は以下である.【いつから】発症パターンは,鑑別診断群を想定する上で最も重要な情報となる.【何が】主たる症状以外に多くの症状の発現消失があるので,詳細にそれぞれの症状について,発症のしかた,経過などを聴く.o.急性発症発症の日,だけではなく,時間で言える程度に突然の発症なのか,午前中に軽度に異常を感じつつ,午後に明確になったのか,などを聴く.前者なら血管性病態や,発作性病態,後者なら炎症性病態,代謝性病態などを想定する.u.亜急性発症発症日は「何日頃」で不明瞭だが,数日から週の単位で病像が完成する場合は亜急性発症で,炎症性・免疫性疾患,代謝性疾患などが考えられる.Leigh 症候群などの先天代謝異常症でエピソード的な増悪が反復される病像は急性発症し,病像全体は,亜急性か潜行性発症となる.遺伝性変性疾患でも,若年性筋萎縮性側索硬化症(ALS)のように若年発症型だと亜急性発症,急速進行となる例もある.u.潜行性発症発症が日の単位では特定できず,u 月の中頃,あるいは,u 月頃のように記憶されている.変性疾患,代謝性疾患,遺伝性疾患がありうる.発達上の問題は,親がなんとなく問題を感じており,発症はしているが,気が付かれるのはさまざまという形をとる.1234567891011121314151617181920212223図o-o.発症様式急性発症・急性経過亜急性発症潜行性発症・慢性進行性経過病状