ブックタイトル乳癌アプリケーションノート

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概要

乳癌アプリケーションノート

501. 術後薬物療法の適応?ホルモン受容体陽性HER2 陰性乳癌● pN0 およびpN1・内分泌療法単独 1, 2)  または,・AC(60 / 600)療法*)3, 4)→内分泌療法  または,・AC(60 / 600)療法 followed by weekly paclitaxel *→内分泌療法● pN2 以上・AC(60 / 600)療法 *→内分泌療法  または,・AC(60 / 600)療法 followed by weekly paclitaxel *→内分泌療法・Oncotype DX R:high RS(pN0 かつER 陽性例が対象)・70─gene high risk・組織Grade 3(国立がん研究センター中央病院においては核Grade を優先)・リンパ節転移が4 個以上(1 個以上のリンパ節でも化学療法の追加を考慮)※ 35 歳未満についても化学療法追加を考慮する.※ luminal タイプにおける化学療法追加の閾値は地域差が大きいとする報告があり,当該差違を考慮する必要がある.*: ホルモン受容体陽性HER2 陰性症例において,化学療法追加を考慮する因子は下記のとおり(1 つ以上該当する場合に,化学療法を推奨する)(表Ⅱ- 1,2 参照).最終的には合併症や年齢,患者希望などを考慮し決定する.1) Early Breast Cancer Trialists’ CollaborativeGroup:Lancet, 378(9793): 771─784, 2011.2) Dowsett M, et al:J Clin Oncol, 28(3): 509─518, 2010.3) Early Breast Cancer Trialists’ CollaborativeGroup:Lancet,365(9472): 1687─1717, 2005.4) Early Breast Cancer Trialists’ CollaborativeGroup:Lancet,379(9814): 432─444, 2012.第Ⅱ章 Primary Breast Cancer3.術後薬物療法1 浸潤癌の術後薬物療法