ブックタイトル乳癌アプリケーションノート

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概要

乳癌アプリケーションノート

1192.薬物療法???HER2 陽性乳癌表Ⅲ- 6 HER2 陽性乳癌のレジメン選択HER2 陽性前治療(術後補助療法)なし/Stage Ⅳ アンスラサイクリンアンスラサイクリン+タキサンDTX + HCN + PER DTX + HCN + PER T─DM1VNR + HCNDTX + HCN + PERT─DM1 T─DM1 HCN + CapeVNR + HCN VNR + HCN Cape + lapatinibタキサン+ HCN タキサン+ HCN Phase 1Cape + HCN Cape + HCNCape + lapatinib Cape + lapatinibアンスラサイクリンeribulineribulin GEMeribulin GEM Phase 1GEM Phase 1Phase 1DTX:docetaxel,HCN:trastuzumab,PER:pertuzumab,VNR:vinorelbine,Cape:capecitabine, GEM:gemcitabine, T─DM1:trastuzumab emtansine注意点:HER2 陽性乳癌で,抗HER2 薬との併用が認められていない抗癌薬(GEM,eribulin など)を用いる場合,抗癌薬の間欠的な投与で休薬している期間については,抗HER2 薬の単剤使用を行うことも可能である.【表の見かた】表の各カラムは上から順に,1 群(■),2 群(■),3 群(■),4 群(■)としている.治療選択にあたっては,初回治療については1 群から選択し,二次治療以降については,治療前の治療歴に応じて2 群から4 群まで順に治療を選択する.同一群間に複数の治療選択肢がある場合には,個々の症例に応じて治療選択を行う.〈レジメン選択の例〉術後薬物療法としてアンスラサイクリンの前治療歴のある再発HER2 陽性乳癌に対する抗癌薬の治療選択の場合.・初回治療:DTX + HCN + PER(1 群)・二次治療:T─DM1(2 群)・三次治療:VNR + HCN(2 群)・四次治療:lapatinib + Cape(3 群)・五次治療:eribulin(4 群)