ブックタイトルがん疼痛の処方・さじ加減の極意
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がん疼痛の処方・さじ加減の極意
chapter 1 がん疼痛における処方設計 -さじ加減の実践例-アセリオR静注 1回900mg(15mg/kg) 1日4回 6時間毎ロピオンR静注50mg 0.5A生理食塩液 5mLゆっくり静注 1日4回 6時間毎(血圧<100のときはパス)モルヒネ原液持続皮下注 合計10mL モルヒネ塩酸塩注 10mL(100mg) シリンジポンプ使用 0.2mL/時(モルヒネ48mg/日)べタメタゾン懸濁注 12mg生理食塩液 100mL 点滴(当日,4mg翌日~)ランソプラゾール錠 (プロトンポンプ阻害薬であれば何でもよい)プロの処方? 疼痛時モルヒネポンプ1時間分を早送り意識清明・呼吸数≧10/分ならば15分で反復してよい.1時間分で効果がみられない場合2時間分使用してもよい.? 放射線照射前照射前1時間にアセリオR,ロピオンRの投与時間を合わせてください.疼痛時の早送りを実施してから入室? モルヒネのベース量の調節(図1-1)持続的に痛みがある場合 ? 意識清明・呼吸数≧10回/分を確認して8時間毎に増量可痛みがなく患者の自覚できる眠気がある場合 ? 1 ~ 2段階減量指示内容-0.05mL/時(12mg/日) ? -0.1mL/時(24mg/日) ? -0.15mL/時(36mg/日) ? -0.2mL/時(48mg/日) ?-0.25mL/時(60mg/日) ? -0.3mL/時(72mg/日) ? -0.4mL/時(96mg/日) ? -0.5mL/時(120mg/日)図1-1 モルヒネのベースアップ3